蓬平温泉とは
蓬平温泉は、古くから「縁起の湯」「美人の湯」と呼ばれていました。近くには太田川が流れており、山々に囲まれた自然豊かで神秘的な温泉地です。ここでは、蓬平温泉のアクセス、歴史などについて焦点をあてていきます。
蓬平温泉のアクセス
蓬平温泉は新潟県長岡市の山手に位置しています。長岡市からはJR長岡駅東口からバスで高龍神社(蓬平)線を利用すれば着くことができます。また、自家用車では関越自動車道の「長岡」インター、もしくは「長岡南越路」スマートインターチェンジを利用し国道・県道を経由します。
冬に行く場合は、雪が多く降る地域のため自家用車にはスタットレスタイヤやチェーンを忘れずつけておきましょう。
蓬平温泉・町の歴史と現状
蓬平温泉の開湯伝説はわかっていません。ですが、古くからこの地で湧いていたといわれています。
蓬平温泉地のある蓬平町には、「高龍神社」という神社があります。「高龍神社」の歴史は大正中期頃と比較的に新しい神社です。ですが、信仰の歴史は古く600年前からあるといわれています。このころ、南朝の武将・高野木(こうのぎ)民部永張が戦いに敗れ都が落ちてしまいます。敵から逃れるため、生き残った者たちが会津に向かう途中、龍神の住む蓬平に居着いたという言い伝えがあります。
高龍神社では龍を祀っていて、奥の院と神社の中間点にある院には龍の使いと呼ばれている白蛇がいるといわれてます。この神社では、118段の石段がありそれを上がると小規模な境内があり、「商売繁盛」「家内安全」の神様が住んでいます。県内だけでなく全国各地から参拝客が絶えない神社としても有名な神社です。
そのおひざ元にできた蓬平温泉は、参拝者の長旅を癒す湯としても有名になりました。また、女性客からは「入ると肌がつやつやになる。」ということから「美人の湯」ともいわれるようになりました。
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蓬平温泉の泉質と温泉街・観光資源について
ここでは、蓬平温泉の泉質や周辺の観光地について紹介していきます。
蓬平温泉の泉質・効能について
太田川の川上にできた蓬平温泉。その泉質は、硫黄泉・アルカリ性単純温泉・ナトリウム塩化物炭酸水素塩泉の3種類があります。効能は、アトピー性皮膚炎・表皮化膿症・筋肉や関節の慢性的な痛み・冷え性・糖尿病などに効果があります。
禁忌しなければならないのは、皮膚や粘膜が過敏な人、高齢者の皮膚乾燥症などがあり事前に確認することをおすすめします。
参照:日本温泉協会
蓬平温泉の温泉街や周辺観光地について
観光地は「高龍神社」のほか、「竹之高地不動神社」という神社もあります。蓬平町から少し離れていますが、歴史的にも古くある神社です。「家内安全」「交通安全」などの御利益があります。
また、昔名高い刀鍛冶が火花で片目をやられてしまい、その日の夜の夢で「山深いところの滝で祈願すれば治る」というお告げがありました。その滝を探しに行くと、竹之高地に夢とぴったりの滝に出会いお告げの通り祈ると目が治ったという言い伝えがあります。このことから「目の病」に良いといわれています。
その滝は今でのあり「不動の滝」と呼ばれ、7月には「滝開き」が開催され滝行が行なわれ全国から人が集まります。
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蓬平温泉にあるホテルや旅館での働き方と暮らし
ここでは、蓬平温泉のホテルや旅館での働き方や暮らしについて触れていきます。
蓬平温泉で働く
蓬平温泉は長野県長野市の中心地から少し離れた温泉地です。松代温泉郷には旅館が3件あります。
アルバイトの求人で、配膳やウェイター・客室清掃などの業種が出されています。公共交通機関では限りもあるため、寮がある場所もあります。また、正社員の募集もしており、未経験者でも研修があるため安心して働くことができます。
蓬平温泉の暮らし
蓬平温泉は高龍神社のおひざ元に栄えた昔からある町です。新潟県長岡市の奥座敷としても知られており、町の入口には「高龍神社鳥居」が建てられ、日常とかけ離れた神秘的な町としても知られています。
長岡駅からバスが出ているため、市の中心部に住んでいても通うことができます。新潟県は冬になると雪が降り積もる地域です。山間のため積雪量は多く、自家用車を持っていると便利です。
神々が住む自然あふれる蓬平温泉
蓬平温泉は町の入口から「高龍神社」の始まりとして大きな鳥居をくぐって入る町です。山深いこの町にきた参拝者たちが、冷えて疲れた体を自然を眺めながら入る温泉は、心安らぐ癒しの場所です。冬になればまた一味違う、神秘的な景色を眺めることができます。縁起の良いこの町で、疲れを忘れにゆったりとした時間を過ごすのはいかがですか。