天ケ瀬温泉とは
天ケ瀬温泉は日田の奥座敷といわれている温泉郷。
大分県は全国一位の源泉数を誇り、「おんせん県」といわれています。その中でも「豊後三大温泉」といわれているのが、別府市の「別府温泉」、由布市の「由布院温泉」、そして日田市の「天ケ瀬温泉」です。
開湯時期は不明とされていますが、奈良時代より前からあるといわれています。そんな天ケ瀬温泉の概要やアクセス、歴史などについて焦点をあてていきます。
天ケ瀬温泉の概要とアクセス
天ケ瀬温泉は、すぐそばにある玖珠川の河原に湧く5箇所の露天風呂が有名な温泉地。河原の露天風呂は宿泊施設が管理しているものではなく、温泉街の各自治体が管理しています。
天ケ瀬温泉へのアクセスは、天ケ瀬駅降りてすぐの場所にあります。
天ケ瀬温泉の歴史と現状
天ケ瀬温泉の開湯時期はわかっていません。ですが、奈良時代に書かれた「豊後国風土記」にその名が書かれていることから、奈良時代以前にはあったといわれています。17世紀後半、筑豊(ちくほう)地区と呼ばれる現在の福岡県中部で、石炭を掘る仕事が盛んにされていました。その職人たちが仕事の疲れを癒すために、天ケ瀬まで足を運び温泉に入っていたといわれています。
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天ケ瀬温泉の泉質と温泉街・観光資源について
ここでは、天ケ瀬温泉の泉質や周辺の観光地について紹介していきます。
天ケ瀬温泉の泉質について
天ケ瀬温泉は単純温泉で、源泉の温度は42℃以上の高温泉です。
自律神経不安症や不眠症、うつ症状を緩和する作用や、筋肉や関節の痛みをやわらげ、冷え性や病後の回復にも効果があります。効能が強い温泉のため、腎臓病や心臓や肺の病気を患っている方は禁忌されています。
JR天ヶ瀬駅徒歩1分にある「駅前温泉」をはじめ、「薬師湯」、「神田湯」、「益次郎温泉」、「鶴舞の湯」の5か所があります。いずれも料金箱に100円を入れ入浴ができます。共同露天風呂のため、水着着用やバスタオルを巻いて入ることが義務付けられている場所もあります。また、自然の中にある温泉のため、使われる石鹸などには原則があります。全身をつける露天風呂だけでなく、源泉をひいた無料で楽しめる足湯などもあります。
天ケ瀬温泉の温泉街や周辺観光地について
天ケ瀬町は、毎年10月下旬に百数十年の歴史を持つ伝統芸能「くにち楽」が、五馬(いつま)地区の金凝神社(かなこおりじんじゃ)・老松神社・玉来神社で行なわれます。これは五穀豊穣を願う秋のお祭りです。
5月には、玖珠川の上にこいのぼりを飾る風習があります。色とりどりの鯉が川を登っている姿を見ることができます。また、天ケ瀬町には「天瀬六瀑(ろくばく)」といわれる6つの滝がります。どれも玖珠川流域にある滝で、久大線の電車内からも見ることができます。
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天ケ瀬温泉にあるホテルや旅館での働き方と暮らし
ここでは、天ケ瀬温泉のホテルや旅館での働き方や暮らしについて触れていきます。
天ケ瀬温泉の旅館で働く
天ケ瀬温泉の施設には、ホテルも旅館も多くあります。客室清掃など仕事が多く募集されています。未経験者からでもでき、年齢、学歴は関係ありません。マイカー通勤も可能で、交通費は支給されます。
また、副業ありと書いてあるところや、週3~5で土日祝日のみでも可能な求人が多く出されています。また、長期での雇用が多く、1日の仕事時間は短い求人もあります。
天ケ瀬温泉の暮らし
天ケ瀬温泉は大分県の日田市天ケ瀬町にあります。自然豊かな町には奈良時代以前から湧き出る温泉の名地といわれています。大きい町に出ようと思えば、最寄り駅の天ケ瀬駅から一時間で久留米市にですことができるため、アクセスはとてもいいです。また、久留米市に出るための電車に乗ると日田駅を通ります。日田駅近くには「日田温泉」という温泉地もあります。日田温泉も玖珠川の近くに栄える温泉郷です。
日田市の家賃相場は1K/1DK4.7万円といわれています。天ケ瀬駅周辺にはアパートやマンションは少なく電車で通勤する、または車で通うことになります。
日田市には移住奨励金制度があり、Uターンや若者の移住を応援する制度もあります。また、新婚夫婦には新婚新生活応援事業として最大30万の補助金がもらえます。詳しい内容などは日田市役所のホームページをご覧ください。
日常を忘れて心安らぐ大人な街並み天ケ瀬温泉
天ケ瀬温泉は自然豊かな美しい温泉地です。すぐそばに流れる玖珠川を眺めながら入る露天風呂は、心落ち着く癒しのスポットです。また、大自然を感じられる滝などもあり、まだまだ知られていない場所もあります。ぜひ、自分だけのパワースポットを探しに天ケ瀬に行ってみてください。