2004年に開湯した新しい温泉郷。嵐山温泉の魅力とホテル・旅館での働き方を紹介。

嵐山温泉とは

Tomoya Mino- stock.adobe.com

嵐山温泉は京都府京都市にある温泉地。開湯からの歴史は非常に浅いものの、嵐山は古くから京都市に馴染みのある土地として様々な伝承や記録に登場しています。

また、嵐山温泉のある京都は794年から「都」としてスタートしました。風水になぞらえた街づくりや日本の仏教の歴史にも関係するなど、非常に興味深い歴史があるといえます。そうした背景をふまえたうえで、嵐山温泉の概要やアクセス、歴史などについて焦点をあてていきます。

嵐山温泉の概要とアクセス

嵐山温泉は、京都市の中でも非常にアクセスのいい場所にある温泉地。泉質が多く、比較的新しい建物が多いことが温泉地としての特徴といえます。毎年、多くの観光客が訪れる京都市の新しい観光地の1つとなりつつあるといえるでしょう。

嵐山温泉へのアクセスは、近くの駅からは最短で20分程度。大阪や神戸などからも約1時間半ほどの時間があれば着きます。

嵐山温泉の歴史と現状

嵐山温泉の歴史は、地域活性化の一環で2004年に温泉を掘り起こしたことからその歴史をスタートさせています。また、嵐山の地名の由来は、日本書記の記録によると480年代に月の神であるツクヨミノミコトからのご神託により、「ウスラアラスダ」の地を祀ったことから。桜や紅葉の名所でもあります。

現在は、日本のさくら・紅葉の名所100選として選ばれており、温泉も含め多くの人々を迎え入れる観光地としての立場を確立しています。

嵐山温泉の泉質と温泉街・観光資源について

Umarin- stock.adobe.com

ここでは、嵐山温泉の泉質や周辺の観光地についてみていきましょう。

嵐山温泉の湯量と泉質について

湯量は非常に豊富。温泉の温度は施設によって異なるものの35℃前後のものが多い状況です。泉質は非常に多く、単純温泉・硫黄泉・炭酸水素塩泉など選択する施設によって異なります。効能は、切り傷・痛風・疲労回復など。

参照:京都大原の民宿　大原の里公式サイト

嵐山温泉の温泉街や周辺観光地について

嵐山温泉は、元々観光地だった嵐山で開湯された温泉地。そのため、非常に多くの観光地が近くにあります。例えば、亀山上皇が言葉を残された木造の橋、生い茂る竹林の真ん中をあるく道、日本三大名月鑑賞地、特別名勝指定のお寺など、数えたらキリがないほどです。

加えて、京都には稲荷大社、西国三十三ヶ所めぐりの16番にあたる舞台が有名なお寺、護国寺、三十三間の間に1000体の千手観音像などの観光名所があります。嵐山温泉を中心に京都市内を散策するのも格別な時間になるでしょう。

嵐山温泉にあるホテルや旅館での働き方と暮らし

mahalon05- stock.adobe.com

ここでは、嵐山温泉のホテルや旅館での働き方や暮らしについて見ていきます。

嵐山温泉の旅館で働く

嵐山温泉の施設は、ホテルと旅館どちらも存在しています。そのため、客室準備、接客担当、事務・経理、ホールスタッフなど自分にあった業種を選択することが可能です。

お客様と接する機会の多い業種には接客担当やホール担当などがあげられます。接客担当は、お客様に対して受付やお部屋の案内、配膳などの業務を含みます。

チェックインやチェックアウトなども業務内容に含まれるため、人と接することが好きな場合にはやりがいのある仕事だといえるでしょう。

加えて、嵐山温泉には非常に多くの求人があるため、未経験からでも自分のキャリアプランに合わせて挑戦することが可能です。

嵐山温泉の暮らし

嵐山温泉は京都市にあります。京都市の人口は約148万人、古都として多くの神社・仏閣などの観光地を擁しており、温泉・観光どちらも幅広く楽しむことができるでしょう。

京都市の暮らしやすさに目を向けてみると、医療・介護施設も多く、飲食店や総合商業施設など生活に苦労することは比較的少ない街といえます。しかし、場所によっては週末になると移動するのが億劫になるほど人が溢れる場所もあるため、出掛けるタイミングなどは場合によっては調整が必要です。

京都市は「京都市基本構想」を定め、その計画に沿った街づくりを進めている状態です。

要件を満たす必要があるものの、条例に基づいた地域にある空き家に入居する場合、１戸あたり180万円の補助などの支援策があります。また、お試しで住居を借りる方法も選択することが可能です。

また、子育てに関しては、3歳以上の通院・医療費の引き下げ(中学生まで)、入園寮の補助など移住者が使用しやすい制度も整えられてます。そのため、京都市に移住する場合も苦労することないでしょう。

嵐山温泉まとめ

oliver0723- stock.adobe.com

嵐山温泉は2004年に開湯した新しい温泉地です。また、嵐山の地名は、平安時代よりも前の時代から使用されてきた歴史のある地名です。

嵐山温泉は、観光地が非常に多いため、住む場所によっては車を使用するタイミングを考慮する必要があります。また、多くの人が訪れる場所であるため、求人内容も充実しており、自分の理想の働き方を叶えてみるのもいい選択だといえるでしょう。

京都府の旅館・ホテルのお仕事探しはこちらから