愛知県への移住で活用したいお試し移住・暮らしの体験
日本三大都市のひとつに数えられる名古屋市を県庁所在地に持ち、自動車産業で発展を遂げた愛知県。都会的・工業地域というイメージが強いのではないでしょうか。その一方、緑に囲まれた田舎エリアもあります。大都市に近い利便性から、移住先としてちょうど良いかもしれません。
この記事では、移住を決める前に愛知県の暮らしが体験できる、お試し移住などの取り組みについて解説します。
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愛知県内でお試し移住・暮らしの体験ができる地域
愛知県は鉄道・空港・フェリーターミナルの3拍子がそろった地域。日本のほぼ中心に位置し、全国各地への移動も便利です。
旅好きの人におすすめの県ですが、愛知県内でお試し移住や暮らしの体験ができる自治体はどこなのでしょうか。取り組みの内容と併せて解説します。
なお、お試し移住に関する情報はすべて2023年8月時点のものです。
また、愛知県には今回紹介するエリアの他にも、移住支援を実施している自治体があります。愛知県の移住ポータルサイトなどで確認してくださいね。
愛知県の移住ポータルサイトはこちら
豊根村のお試し移住
豊根村は愛知県の北東部に位置する北設楽郡の村で、2023年7月31日時点での人口は約1000人です。
森と川に囲まれた村で、四駆のクロスカントリーを体験できるオフロードトレイルや、四季を通してレジャーを楽しめる高原など、自然をいかしたスポットが点在。アウトドア好きにはたまらない移住先ではないでしょうか。
豊根村では、1カ月以上2年以下で利用できるお試し住宅が整備されています。世帯向け・単身向けの住宅があり世帯向けは月額20000円、単身向けは月額15000円。
また、2年目以降も書類審査や必要に応じて面談を受け、更新できれば住み続けることができます。その場合の料金は世帯向けが月額25000円、単身向けが月額18000円ということです。
そのほか、水道光熱費や自治会費、共益費なども掛かるので詳細は村のホームページでご確認ください。
参考:
豊田市の里山暮らし体験施設
豊田市は、言わずと知れた自動車産業の街で、2023年7月1日時点の人口は約41万7000人です。
中京工業地帯の中核都市として知られているため、自然が少ないのでは?と思う人もいるのではないでしょうか。確かに自動車工場や関連企業のビルが立ち並ぶ一帯は自然がいっぱい!という雰囲気ではありません。
しかし、市の東側には豊かな緑が広がっており、そこに豊田市の里山の暮らしを体験できる「里山くらし体験館すげの里」という施設があります。都市と山間部の交流や、中山間地への定住を促進するために作られた施設とのことで、農業体験や宿泊体験が楽しめるのだそう。これまでには米作りやお餅つき、収穫祭などが行われてきました。
宿泊は13名まで可能なので、大家族や複数世帯で利用するのも良いでしょう。
参考:
田原市のお試し移住
田原市は愛知県の南端部に位置する市で、2023年6月30日時点での人口は約60000人です。太平洋に面する渥美半島の大部分を占めており、長く美しい砂浜に囲まれていることが特徴。市の最南端には白亜の灯台があり、行き交う船の安全を見守っています。
田原市は自転車の活用を推進しており「渥美半島サイクルサポーター」の認定を受けた事業所ではサイクルラックや自転車修理キットを利用できる制度があります。公共施設でも自転車に関するさまざまなサポートを提供しているとのことで、サイクリストにとっては非常に魅力的な地域ではないでしょうか。
さわやかな潮風を感じられる街・田原市では、市内の宿泊施設を利用し、2泊以上のお試し移住をする人を対象に、「田原市お試し移住支援補助金」を支給しています。
宿泊費とレンタカー利用料の一部を補助するという内容で、宿泊費についてはお試し移住中に市内でテレワークをするか、しないかによって補助額が異なるので、詳細は市のホームページでご確認ください。
参考:
岡崎市のお試し移住
岡崎市は愛知県のほぼ中央に位置する街で、2023年8月1日時点の人口は約38万4000人です。市は中核市・中枢中核都市に指定されており、隣接する豊田市とともに西三河地域の中心都市として機能しています。
市の西側に位置する市街は交通網が発達し、名古屋市までのアクセスも非常に便利です。その一方で、東側には豊かな自然が広がっていることが特徴。便利な市街地で暮らしながら、休日はアウトドアでリフレッシュするといった暮らしが実現できるでしょう。
岡崎市では「おためし地域おこし協力隊」の隊員を募集しています。地域おこし協力隊は通常年〜3年の任期で、地方自治体の委託を受け、地域のために活動するという制度です。ある程度任期が長いため、興味はあっても応募に踏み切れない人もいますよね。
岡崎市の「おためし地域おこし協力隊」では、募集期間内のうち、2泊3日以上3カ月以下の期間で、地域協力活動を体験できます。活動中は1日あたり1万円の報酬が得られ、宿泊費も掛からないので、金銭面を心配せずに活動に打ち込めるのではないでしょうか。
参考:
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
都市部やオンラインで参加できる愛知県の移住イベント
愛知県への移住に興味があるけどお試し移住に行く時間がない、地域のことをひとまず知りたい、という人には都市部の会場やオンラインで参加できる移住イベントがおすすめ。興味のある自治体のホームページや、移住関連のホームページで探しましょう。
例えば2023年3月には、愛知県内の里山や離島への移住に感心を持つ人に向けてのオンラインセミナーが開催されました。愛知県への移住に対する本音を、実際に移住してきた人の体験談を交えて紹介するという内容です。
また、2018年には東京圏の女性を対象にした「TOKYO愛知女子会」の会員が募集されました。入会すると、都内で開催される愛知県関連イベントや愛知県内企業への就職に関する有益な情報を届けてもらえるそう。
気軽に参加できるイベントに参加したり、情報を集めたりすることから愛知県内への移住を考えると良いでしょう。
なお、以下の記事では東海地方の移住支援について詳しく解説しています。併せてご参照ください。
参考:
愛知県の仕事はおもてなしHRで探そう!
愛知県の田舎・里山エリアでは、さまざまな角度から移住者を呼び込もうとアプローチしているのですね。移住を真剣に検討するのであれば、移住後の仕事を探す必要があります。
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