地域おこし協力隊員の起業を応援する起業支援補助金とは?給付条件や注意ポイントを解説!

地方で起業したい!という夢をかなえる手段のひとつとして地域おこし協力隊への入隊を検討してはいかがでしょうか。隊員として赴任し、地域の活性化につながる事業を始めると「起業支援補助金」が交付される場合があるのです。交付の条件や活用にあたって知っておくべき注意ポイントを見ていきましょう。

地域おこし協力隊は起業の夢をかなえるチャンス

地方で働く人

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起業には当然、資金が必要です。やりたいことや良いアイディアがあっても、先立つものがなければ起業はできませんよね。そこで選択肢のひとつとして、地域おこし協力隊への入隊を考えてみてはどうでしょうか。

地域おこし協力隊に入隊してから赴任先の地域で起業すると、最大100万円の「起業支援補助金」を受け取れる可能性があるのです。

この記事では、起業支援補助金の制度内容や活用するメリット、活用する際の注意点について解説します。起業を実現するための参考として、活用してください。

地域おこし協力隊についての詳細は、以下の記事で解説しています。

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地域おこし協力隊でもらえる起業支援補助金とは

100万円

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まずは、起業支援補助金の概要や給付条件の例を見ていきましょう。自治体によって差があるので、活用を考えている人は赴任する地域の給付条件を改めて確認してださいね。

起業支援補助金は、地域に赴任する地域おこし協力隊員が任期終了の日から起算して前1年以内か、任期終了の日から起算して1年に起業すること大前提の補助金です。

そして、その地域に住所と活動拠点があることや、事業内容が地域の活性化に役立つものであることが給付の条件。暴力団関係者や住民税の滞納がある人は対象外なので注意しましょう。

また、地域によっては任期が2年以上の隊員のみを対象とする場合もあります。条件を満たすと1人につき1の年度に限り、以下のような経費の補助金が、100万円を上限に給付されます。

  • ・土地、建物にかかる費用
  • ・備品費
  • ・法人登記にかかる費用
  • ・知的財産登録にかかる費用
  • ・マーケティングにかかる費用
  • ・技術指導受入れにかかる費用
  • ・その他、村長・町長・市長などが必要と認めた費用

起業にかかる費用を補助してもらえるので、スムーズなスタートを切ることができるでしょう。ただし、地域おこし協力隊として赴任し、地域で起業すれば必ずもらえるというものではありません。重要なのは「事業が地域の活性化につながるかどうか」です。

まずは自治体の審査を受けてパスし、総務省の判断でOKが出なければ支給されないので、甘い見通しは禁物。地域おこし協力隊として赴任する最終的な目的が起業の人は、地域ごとの給付条件を調べて応募先をしっかり選んでくださいね。

参考:起業支援補助金について

松川町地域おこし協力隊起業支援補助金交付要綱

京丹後市地域おこし協力隊起業支援補助金交付要項

ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事

地域おこし協力隊の起業支援補助金を活用するメリットと注意点

地域おこし協力隊として赴任し、起業支援補助金を活用することで、さまざまなメリットが受けられるでしょう。その一方、注意が必要なポイントもあるのでしっかり把握しておきたいところ。

起業支援補助金のメリットと注意ポイントを見て行きましょう。

起業支援補助金を活用するメリット

メリットとして挙げられるのは、銀行などの借り入れとは異なり返済が不要という点です。極力借金を作らずに事業をスタートさせるのは大事なポイント。最大100万円までの経費を浮かせられるのは非常に助かることですね。

また、地域おこし協力隊として活動し、ある程度地域になじみ、地元の人々と信頼関係を作ってから起業できる点もメリット。見知らぬ土地でいきなり起業することに比べるとハードルが下がるのではないでしょうか。

過疎地域に観光資源を生み出す、雇用を創出できるなど、地域にとってのメリットもあります。

起業支援補助金を活用する際の注意点

注意点としてまず押さえておきたいのは、記事の前半でも触れたとおり、地域おこし協力隊を経て地域で起業したからといって必ず給付されるものではないという点です。残念ながら給付されなかった場合、計画倒れにならないように自身でも資金を貯めておきたいですね。

また、起業支援補助金を受け取るためには、居住地と活動拠点にする場所を、地域おこし協力隊員を募集している地域の中から選ばなければなりません。さらに、地域おこし協力隊として取り組んだ活動内容と、起業後の事業内容に関連性がない場合は支給の対象とならない地域もある模様。

起業支援補助金にこだわりすぎると、行きたい場所に行けない、やりたいことができないといった事態に陥るので「もらえるならもらおう」くらいのスタンスで居たほうが、後悔が少ないかもしれません。

そして、給付が始まっても自然災害などの影響で支給がストップしたり、自己都合で早期に地域を離れる場合は返還が求められたりといったこともあるようです。補助金はあくまでも補助のためのお金として捉え、あてにしすぎないことが失敗を防ぐ鍵と言えるでしょう。

地域おこし協力隊の任期満了後は宿泊業への就業もおすすめ

温泉

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任期中は仕事も住むところも用意してもらえる地域おこし協力隊ですが、入隊を検討する際には任期満了後に地域で何をしたいのかをよく考えることが重要です。

起業支援補助金を活用して起業するのも立派ですが、地域に貢献したい!という人は、宿泊業への就業も視野に入れてみましょう。宿泊業は寮や社宅付きの求人が多く、地域おこし協力隊の任期を終えた後も、安心して生活しながら地域の観光業を盛り上げていけるはず。

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