神奈川県でお試し移住ができる地域
東京からほど近く、海と山に囲まれた神奈川県は移住先として人気の高いエリア。県内の自治体でも、移住者を受け入れに積極的で、お試し移住を体験できる地域もあります。
この記事では、「大井町」「山北町」「三浦市」「小田原市」のお試し移住制度をピックアップして紹介します。神奈川県内への移住を検討している人は、ぜひ参考にしてくださいね。
なお、お試し移住に関する情報はすべて2023年8月時点のものです。
また、神奈川県には今回紹介するエリアの他にも、移住支援を実施している自治体があります。神奈川県の移住ポータルサイトなどで確認してくださいね。
神奈川県の移住ポータルサイトはこちら
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大井町のお試し移住
大井町は、足柄上郡に位置する人口17274人の町です(2023年6月時点)。この町の特色と、移住制度の概要を見ていきましょう。
町の特色
大井町は、町の中心から南東に相模湾、北西に富士山が望める地域。町の西端には酒匂川が流れ、豊かな水をいかした田園地帯が広がる一方、丘陵地では果樹栽培も盛んに行われています。
ふうこうめいびな町でありながら、下水道などは早い時期から整えられ、ライフラインは都市化しています。また、高速道路のインターチェンや鉄道駅が近いことから、近年では企業の進出も増えているとのこと。
田舎町の雰囲気を楽しみながら、便利で快適な生活を送れるのではないでしょうか。
お試し移住の内容
大井町では、町内の2カ所にお試し移住用の住宅が設けられています。
ひとつは御殿場線上大井駅から比較的近い場所に位置する「宮地お試し住宅」、もうひとつは上大井小学校の向かい側にある「西大井お試し住宅」です。
町外から町内への移住を検討している人なら2週間~8週間の間で、いずれかのお試し住宅を利用できます。利用料金は2週間ごとに20000円。日割り精算はなく、3週間の滞在でも40000円掛かるので注意しましょう。
参考:
大井町のお試し住宅について/大井町移住・定住サイト笑顔のおおいまち
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山北町のお試し移住
続いて紹介するのは、山北町の取り組みです。大井町と同じ足柄上郡に位置する山北町の人口は9488人(2023年8月1日時点)。この町の特色と、移住制度の概要を見ていきましょう。
町の特色
神奈川県の最南端に位置する山北町は、山梨県・静岡県の県境と隣接する地域。
市街地には御殿場線の山北駅があり、御殿場市への交通が便利です。また、反対方向の電車に乗れば、湘南新宿ライン・東海道線が乗り入れるJR国府津駅にたどり着きます。各方面へのアクセスがしやすい点は大きな魅力ではないでしょうか。
また、町のほぼ中央には広大な丹沢湖があり、住民の憩いの場となっています。丹沢湖はダム建設によって誕生した人口の湖ですが「かながわの景勝50選」や「ダム湖100選」に選ばれた、美しい湖です。週末はキャンプやハイキングを楽しめる他、ワカサギ釣り大会やカヌーマラソンといったイベントが開催されています。
お試し移住の内容
山北町では、思わず泊まってみたくなる魅力的なお試し移住を提供しています。お試し移住用宿泊施設の敷地内にある水路には、ホタルが姿を見せるのです。「ホタルの家」と名付けられたこのお試し住宅は、夏になると移住希望者からの利用申し込みが集中するのだそう。
ホタルの家の利用料金は、2週間ごとに20000円です。2023年8月時点では12月初旬までの予約は埋まっており、キャンセル待ちを受け付けている状況とのことです。利用を希望する方は、早めに問い合わせをしてみてくださいね。
参考:
三浦市のお試し移住
三浦市は、三浦半島の最南端に位置する海に囲まれた市。人口は40876人(2022年12月時点)と50000人を下回り、神奈川県内の市では唯一「消滅可能性都市」のリストに入っています。厳しい状況に立たされている地域ですが、地域の特色とお試し移住の内容を見てみましょう。
市の特色
三浦市は畑作農業と漁業の街。漁業においてはマグロの水揚げで有名な三崎漁港があり、すぐそばには魚介類の直売所や鮮魚店、寿司屋や魚料理の店といった施設が並んでいます。
市の三方が海に囲まれた三浦市では、マリンスポーツも盛ん。市内各所にスキューバダイビングやスタンドアップパドルなどのスクールが点在しています。
また、人口が少ないとはいえ立派な市なので、病院や学校、スーパーマーケットといった生活に欠かせない施設はそろっています。
ただし、電車は市の南側には通っておらず、公共交通機関はバスが中心です。自家用車がなければ不便な思いをするかもしれないので注意しましょう。
お試し移住の内容
三浦市では、利用者が自分のライフスタイルに合わせて選べる、複数のお試し住宅を用意しています。簡易宿泊所や古民家、洋風の戸建てなどさまざまなタイプがあるので、移住後の暮らしを思い描きながら選ぶと良いでしょう。
移住希望者向けのバスツアー、地元の人との交流会といったイベントも開かれているようです。さらに市内の事情に詳しいスタッフが常駐する「移住コンシェルジュデスク」が設けられているので、移住後の生活も安心です。
滞在期間中にSNS投稿をすると、金券がもらえる特典も用意されています。募集期間中は何度でも利用できるため、季節を変えて暮らしを体験してみるのも良さそうです(2023年8月時点の情報)。
参考:
小田原市のお試し移住
小田原市は、神奈川県西部に位置する人口18万6626人(2023年7月1日時点)の街です。市の特色と、お試し移住の内容を見てみましょう。
市の特色
小田原市は、東海道新幹線を利用すれば東京から約30分で到着できます。市内には鉄道5社、6路線が乗り入れ、18の駅があります。様々な場所にアクセスしやすく移動に困ることはありません。
最近では、都心で働きながら小田原市で暮らすという移住者も増えてきているようです。
海、山、川の自然に囲まれ、市内には美しい景観を楽しむサイクリングロードもあります。都市的な暮らしと自然が感じられる暮らしの両立ができるのが小田原市の魅力でしょう。
お試し移住の内容
小田原市には、お試し移住の施設としてゲストハウスが3棟整備されています。ゲストハウスは、他の宿泊客との共有タイプと貸し切りタイプがあります。
お試し移住のプランには「週末小田原暮らしプラン」「平日小田原暮らしプラン」があり、どちらも2泊3日で利用できます。料金は、プランやゲストハウスのタイプによって異なりますので、ホームページで確認してみてくださいね。
共有タイプのゲストハウスはサテライトオフィスとして利用されており、定期的なイベントも開催されています。地元民ならではの情報を教えてくれたり、希望に合わせたツアーを開催してくれたりするので、有意義な時間が過ごせそうです(2023年8月時点の情報)。
参考:
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