移住計画には8つのステップがある
移住計画は、段階的にステップを踏むのがおすすめです。移住を考え出してから、移住生活をスタートさせるまでのステップは8つに分けることができます。8つのステップをみてみましょう。
- ・STEP1:理想の移住生活・移住の条件を考えよう
- ・STEP2:移住先の情報収集を行おう
- ・STEP3:現地に足を運ぼう
- ・STEP4:仕事を探そう
- ・STEP5:移住先の住居を決めよう
- ・STEP6:移住にかかる費用を計算しよう
- ・STEP7:移住後の準備を進めよう
- ・STEP8:移住生活スタート!
道のりが長いと感じた方もいるかもしれませんが、大まかにまとめればやることは3つだけ。情報収集・下準備・資金計画さえしっかりと考えられれば、れっきとした移住計画です。
STEP3~STEP6の下準備・資金計画を同時並行で進めることで、よりスムーズな移住ができるはずですよ。
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移住計画の8つのステップを詳しく解説!
移住計画の8つのステップについて、それぞれ詳しくみていきましょう。
STEP1:理想の移住生活・移住の条件を考えよう
まずは、移住の目的を明確にしましょう。自分のペースで仕事がしたい、地域住民と関わり合いながら生活がしたい、起業がしたいなど、さまざまな目的が思い浮かぶはずです。
目的をはっきりさせた後は、どんな環境であればその目的が達成できるのかを考えます。気候・住まい・仕事・プライベートの時間などのイメージを膨らませながら、理想の移住先の条件を並べてみてください。
STEP2:移住先の情報収集を行おう
条件が決まったら、理想の生活ができる移住先を探しましょう。
移住先を見つけるには、移住専門の雑誌を読む、インターネットで各自治体の移住・定住サイトを見る、移住マッチングサイトで情報を集める、移住フェアに参加するなどの方法がおすすめです。
移住先の目途が立ったら、移住先の自治体が行っている移住セミナーや移住相談会などに参加して、よりリアルな情報を集めましょう。その他の情報の集め方や、情報収集のポイントをご紹介している下記記事も、ぜひチェックしてみてくださいね。
STEP3:現地に足を運ぼう
移住先を1つ、あるいは2つ~3つほどに絞ることができたら、実際に現地に足を運んでみましょう。「インターネットや自治体職員から集めた情報だけで充分では?」と思う方もいるかもしれませんが、足を使って得る情報には敵いません。
地域の匂いや雰囲気、地域に住む人々と空気感が合う・合わないということも移住先を決める重要なポイントですので、移住ツアーに参加したり、プライベートで足を運んだりして、下見をしておくのがおすすめです。
パッケージ型の移住ツアーや、オーダーメイド型の移住ツアーについてご紹介している下記記事も、ぜひ参考にしてみてください。
STEP4:仕事を探そう
移住の候補地に足を運ぶことと並行して行いたいのは、求人を探すことです。やりたい仕事ができるのか、どのぐらいの給料になるのかは、あらかじめ調べておくのが賢明でしょう。このタイミングで、転職活動を行う移住検討者も少なくありません。
ゼロから始める移住生活に憧れを持つ方もいるようですが、引っ越し費用や移住先での生活費・税金・ローンなどを考慮しなければ、生活をするだけで一苦労。理想の移住生活を送るためにも、必ず仕事の見当はつけておきましょう。
お試し住宅やUIJターンの制度を利用し、集中的に転職活動を行うのもひとつの手です。
STEP5:移住先の住居を決めよう
移住先の住居は、賃貸・空き家・中古住宅・新築一戸建てなど人によってさまざまですが、どんな住居を選ぶにしろ、住まいがないことには生活は始まりません。
最も現実的なのは、賃貸住宅からのスタートでしょう。ただ、移住先によっては、郊外にしか空きがなく、どこへ行くにも車が必要な立地だったり、そもそも求めている間取りの賃貸住宅がなかったり、ということも大いに考えられます。
移住前から住居を探し、必要に応じて住宅取得を検討しましょう。
STEP6:移住にかかる費用を計算しよう
移住する際に必ず発生する費用は、引っ越し代です。単身であれば、大抵は数万円程度の出費で済みますが、家族での移住となればそうもいきません。
また、移住してから仕事探し・転職活動をするのなら、最低3カ月分の生活費は確保しておきたいところ。移住前・移住後の生活でどれだけの費用がかかるのかは、あらかじめ計算しておきましょう。住宅取得・新車購入など、大きな出費を控えているのであれば、なおのことです。
準備しておく費用の目安は、下記記事で詳しくご紹介しています。
STEP7:移住後の準備を進めよう
移住先選び・仕事探し・住居の決定が落ち着いたら、現住所からできる手続き・準備を進めていきましょう。
退職のスケジュールを決める、引っ越し業者を決める、移住の支援金・補助金の受け取りに必要な書類を揃える、などがその例です。移住後、数カ月先の生活までイメージしておけば、新生活の不安は最小限に抑えられるはずですよ。
STEP8:移住生活スタート!
引っ越しを終えれば、いよいよ移住生活がスタートします。荷ほどきを行い、理想とするおうち作りを始めましょう。
ただし、役所での手続きや近隣の住民への挨拶は、忘れないうちに済ませておいてくださいね。
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
移住計画のポイント
移住計画の8つのステップをご紹介しましたが、計画を立てる時は、どのようなことを意識して進めるのが良いのでしょうか。移住計画を立てるうえで重要となる、3つのポイントをご紹介します。
移住の条件はしっかり家族と話し合おう
家族で移住を検討している場合は、家族間で意見のすり合わせをしておくことが最も重要です。家族が多ければ多いほど、条件の設定は難しくなるでしょう。しかし、誰かに我慢が偏るようであれば、せっかくの移住生活が台無しになってしまいます。
夫婦2人であれば、夫婦間でしっかりと話し合いを行いましょう。子どもがいる、あるいは将来的に出産を考えている家庭であれば、子育て・教育環境も踏まえて移住先を選ぶのがおすすめです。
仕事を決めてから移住しよう
移住後に待っているのは日常生活です。たとえ、夢のような生活を思い描いていたとしても、生きていくためにはお金が必要。よって、「STEP4:仕事を探そう」でもご紹介したように、移住前から仕事の見当をつけておくのが重要です。
フリーランスや自営業で生計を立てる予定の方は、どの地域を選んでもさほど違いはないでしょう。しかし、会社勤めを考えているのであれば、移住先にやりたい仕事があるかは必ず確認しておくべきです。
やりたい仕事・できそうな仕事がなければ、どうするのか。または、どうしたいのか。都会から離れれば少なからず仕事の幅は狭まりますので、特に地方移住を検討している方はしっかりと考えておきましょう。最善策は、転職先を決めてからの移住です。
スケジュールは逆算するのがおすすめ
「お金が貯まったら……」「仕事が落ち着いたら……」と、移住を先延ばしにしてしまう方は少なくないよう。たしかに、移住にはある程度の費用と覚悟が必要です。考えもなしに行動するよりは、よっぽどかしこい選択と言えるでしょう。
しかし、ゴールが決まっていなければ、移住の踏ん切りはつきづらいもの。いつか移住したいと考えているだけでは、なかなか行動を起こすことはできないものなのです。
そんな方におすすめなのは、移住スケジュールを逆算することです。「〇月から新生活をスタートする!」と決めれば、行動に移しやすくなります。不満を溜めながら生活を続けるのは、得策とは言えません。環境を変えるためにも、思い切って期限を切ってしまいましょう。
理想の移住生活を送るには計画が重要!
移住計画は、移住の条件を決めるところから始まり、情報を集め、仕事・移住資金・住居を決めるなど、複数のステップを踏まなければなりません。途中で投げ出したくなることもあるでしょう。
しかし、しっかり計画を立てておけば、移住後の生活をスムーズはスタートできるはず。理想の移住生活を実現するためにも、事前に計画を練り、行動に移してくださいね。
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