久米島ってどんなところ?
久米島は、沖縄本島から西へ約100kmの地点に位置する最西端の離島です。もともとは具志川村と仲里村という2つの村がありましたが、2002年4月に合併したことにより、島全域が久米島町と呼ばれるようになりました。2023年7月31日時点で、人口は7328人となっています。
年間平均気温が20度以上と暖かな気候で、12月でも日中はTシャツ1枚で過ごせる日もあるほどです。梅雨は沖縄本島よりも早いため、例年5月中旬以降に梅雨入りするといわれています。
島内の移動手段は車や路線バス、タクシーが基本です。沖縄本島に行くには、フェリーや飛行機を使って行く方法があります。フェリーの場合は約3時間かかりますが、飛行機だと35分ほどで行けるのが特徴です。
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久米島の魅力
昔から琉球一美しいと称されてきた久米島。きれいな青い海や歴史を感じられる城跡など、さまざまな観光スポットがあります。ここでは、久米島の魅力をご紹介します。
球列島で最も美しい島
琉球王朝時代から、最も美しい島「球美の島(くみのしま)」と讃えられてきた久米島。今も変わらぬ美しさが保たれ、絶景の観光スポットや神秘的なパワースポットを目的に、年間を通してたくさんの旅行客が訪れています。
特に有名なのは、久米島の代名詞ともいえるビーチ「ハテの浜」でしょう。遮るものが何ひとつなく、大パノラマに広がる澄み切った青い海の美しさは東洋一といわれるほどです。
そんな久米島の魅力は、海だけではありません。陸地には、日本の名松百選にも選ばれた松の木「五枝の松(ごえのまつ)」、パワースポットとして人気のある岩石「ミーフガー」など、壮大な自然の力が感じられる場所が数多く存在しています。
歴史を感じられる城跡
久米島には、「宇江城城跡(うえぐすくじょうあと)」、「具志川城跡(ぐしかわじょうあと)」などの歴史を感じられるスポットが多いです。
特に宇江城城跡は、久米島で最も標高が高い、宇江城岳の山頂に作られた城跡です。頂上からは島一面を見渡すことができる他、天気が良ければ沖縄本島も見えることがあるそう。
青磁の碗、皿などの陶磁器類が多く出土していることから、2009年7月に国の史跡に指定されました。
クルマエビの生産量が日本一
久米島はクルマエビの生産量が日本一の産地で、全国の生産量の約15%を占めています。久米島の海洋深層水で育てられたクルマエビは、ぷりぷりとした食感が特徴です。
成体は15cmほどのものが一般的ですが、中には30cmに達するものもいるのだとか。島内には、クルマエビを堪能できる飲食店がたくさんあります。
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久米島が取り組む移住支援をご紹介!
久米島では、島内への移住を考えている人に向けてさまざまな移住支援を行っています。ここでは、具体的にどのような支援に取り組んでいるのかを確認しておきましょう。
久米島町空き家活用促進補助金
久米島町では、町内の空き家や空き地を有効活用して移住・定住を促進し、活性化を図るために空き家活用促進補助金を交付する取り組みを行っています。
これは、空き家バンクに登録された空き家の改修や家財道具などの撤去にかかる費用を補助するというもの。
補助額は改修・撤去にかかった費用の1/2で、上限は50万円までとなっています。ただし、対象となる物件にはいくつか条件があるため、注意が必要です。
出典:空き家/久米島町
結婚新生活支援事業
久米島町では、結婚に伴い新生活を始める若い世帯に対し、結婚新生活支援事業を行っています。経済的支援を行い、結婚しやすい環境づくりを推進することが目的です。
補助対象となる経費は、住宅の購入費用やリフォーム費用、賃料など。補助額は、1世帯あたり上限30万円となっています。
利用するには、夫婦ともに婚姻日時点の年齢が39歳以下であるなどの条件を満たさなければなりません。
島ぐらしコンシェルジュ
島ぐらしコンシェルジュとは、久米島町への移住・定住促進を目的としたワンストップ相談窓口です。
人口減少に歯止めをかけるために久米島町の仕事や暮らしなどに関する情報をホームページやメルマガでお届けしたり、移住に関する相談を対面・メール・電話などで受け付けたりしています。
出典:このサイトについて~島ぐらしコンシェルジュとは~/久米島島ぐらしガイド
久米島オーダーメイド型移住体験サポート
島内で暮らすイメージを持ってもらうため、久米島に移住を検討している方向けに、暮らしにかかわる学校や職場などの施設の見学、および地元の方に会う機会などをサポートする取り組みを行っています。
事前に久米島の島ぐらしコンシェルジュが希望内容をヒアリングし、その後プランを作成してもらったのち、役場に承認されれば利用できます。
なお、サポート自体は無料で利用できますが、久米島までの交通費・宿泊費・食事代などは参加者本人の負担となります。
出典:久米島オーダーメイド型移住体験サポート/久米島島ぐらしガイド
海に囲まれた暮らしがしたいなら久米島はぴったりの移住先
豊かな自然が多い久米島。観光をきっかけに、久米島への移住を考える人もいるでしょう。比較的穏やかな気候なので、のんびりとした暮らしを求めている方にぴったりの移住先です。
沖縄本島にある那覇空港から久米島空港まで、1日7便(2023年8月25日時点)の飛行機が就航しています。本島からもアクセスしやすいでしょう。
また、魅力的な観光スポットがたくさんあるため、島内には宿泊施設が多いです。そのほとんどが海沿いに集中しているので、いつでもオーシャンビューの景色を楽しむことができます。
もし、久米島への移住を検討している方の中に、宿泊業界で働きたいとお考えの方がいましたら、ぜひ当社サービスおもてなしHRをご活用ください。