熊本県熊本市の魅力と移住支援
熊本県熊本市は、九州の中央部に位置する地域です。九州では福岡市や北九州市に次いで大きな都市で、2012年には政令指定都市に指定されています。
寒暖差が大きいことに加え、冬から春への移り変わりは早く、夏は比較的長く続くという特徴がある気候です。自然に恵まれていながら、都会性も持ち合わせている熊本県は、バランスが良く暮らしやすいと感じる人も多いのだそう。
この記事では、熊本市で暮らす魅力や、移住支援などについて解説します。地方移住を検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね。
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熊本市で暮らす魅力
熊本県の生活には、どのような楽しみがあるのでしょうか。熊本市で暮らす魅力について見ていきましょう。
水がおいしい
熊本市は、水道水が100%地下水という世界的にも珍しい市です。
「蛇口をひねればミネラルウォーター」というキャッチコピーもあるほどで、手軽に美味しい水を味わうことができます。
そのまま飲むだけでなく、毎日の食卓にならぶお米の炊き上がりにも大きな違いが生まれるはずです。移住後の食生活が豊かになるのではないでしょうか。
田舎と都会のバランスがちょうど良い
熊本市は田舎と都会の具合がちょうど良い地域です。市街地には鉄道が通り、コンビニエンスストアや飲食店がそろっています。その一方で郊外は海と山に囲まれており、アウトドアを楽しめるスポットが豊富です。
便利な暮らしと自然環境のバランスが良いため、「田舎過ぎて寂しい」「都会の喧騒がつらくなってきた」というようなストレスを感じにくいのではないでしょうか。
居心地の良い環境で、長く快適に暮らすことができそうですね。
各方面へのアクセスが良い
「九州で暮らす」ということを考える際、ネックになりやすいのは各地域へのアクセスではないでしょうか。しかし、九州の中央に位置する熊本市は、主要都市へのアクセスが良好です。
飛行機であれば東京まで1時間30分、大阪まで1時間10分、名古屋まで1時間20分です。頻繁に行き来する場合は多少不便かもしれませんが、たまの出張や旅行であれば苦にはならないでしょう。
また、新幹線では福岡まで最速32分、鹿児島まで最速42分です。九州地方の各地を訪れる際にも、便利な立地ですね。
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熊本市へ移住する際の注意点
移住を考える際には、その地域ならではの注意ポイントを理解することも重要です。熊本市での生活において、把握しておくべき注意ポイントを見ていきましょう。
方言の予習がおすすめ
地方移住で盲点になりがちなのは「言葉の壁」かもしれません。同じ日本国内でも地域によっては方言が強く、コミュニケーションが取りづらいと感じることもあるでしょう。
熊本市に移住するのであれば、熊本弁を予習することがおすすめです。ネイティブのように話すことは難しくても、言葉の意味を理解していれば、より地域に溶け込みやすくなるはずです。
熊本弁を詳しく解説しているホームページなどもあるので、ぜひ勉強してみてくださいね!
虫が多い
熊本市に限らず、豊かな自然がある場所は虫が多いものです。出入り口に虫よけを設置したり、隙間をふさいだりといったことである程度家への侵入は防げますが、極端に虫が苦手な方にとってはストレスに感じることもあるでしょう。
不安な方は、なるべく虫が少ない市街地の中心部に住むなどの工夫が必要かもしれません。
車があった方が良い
前述の通り、熊本市の市街地には鉄道が通っています。シェアサイクルやバスもありますが、街を外れると交通網が発達していないエリアも少なからずあります。市内を自由に移動するのであれば、やはり車はあった方が良いでしょう。
運転免許やマイカーを持っていない人は、取得を検討することをおすすめします。
熊本市の移住支援を紹介
熊本市には、どのような移住支援があるのでしょうか。代表的な制度を3つ見てみましょう。移住支援制度についての情報はすべて2023年9月時点のものです。
また、ここで取り上げる支援の他にも熊本市には移住や生活の助けになる制度があります。詳しくは熊本市の移住情報サイトをご参照ください。
熊本市の移住情報サイトはこちら
移住支援金
熊本市では、市内への移住・定住の促進及び中小企業等における人手不足解消のため、東京23区(在住者又は通勤者)からの移住者に対し移住支援金を支給しています。
支援金の金額は、単身者の場合60万円、2人以上世帯の場合100万円で、以下の項目に該当していることが条件です。
【移住元に関する条件】
1.本市に住民票を移す直前の10年間のうち、通算5年以上、東京23区内に在住していた又は東京圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)のうち条件不利地域以外に在住し東京23区内へ通勤していた方
2.本市に住民票を移す直前に、連続して1年以上、東京23区内に在住していた又は東京圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)のうち条件不利地域以外に在住し東京23区内へ通勤していた方
※1.2共に満たしていること。
【移住先に関する要件】
令和元年10月16日以降に熊本市に転入し、移住支援金の申請日から5年以上、継続して居住する意思を有している方
【就業または起業に関する要件】
対象となる中小企業等に就職した又は熊本県起業支援事業に係る起業支援金の交付決定を受けた方
上記の他にも要件があり、そのすべてを満たす必要があります。また、年度ごとに申請期間が定められており、予算に達し次第終了するということなので、活用したい人は早めに動いた方が良いでしょう。詳しくは、熊本市のホームページでご確認ください。
転居費等支援金
移住に関わる金銭的な支援制度として「転居費等支援金」もあります。熊本県外から熊本市に移住し就業などの条件を満たす方に、引越しなどに掛かる費用を支援するという内容です。
支給の対象になるのは、基本料金や作業員料、ハウスクリーニング料金など。リサイクル料金や保険費用、アフターケアなどのサービス料も対象です。支援金額は上限を10万円とした支給対象経費の1/2(1000円未満は切り捨て)です。
ただし、転居費等支援金の給付を受けた方や、給付を受けた方と同居する家族は熊本市移住支援金を申請することはできません。熊本市移住支援金の対象でないかどうかもよく確認して活用しましょう!
UIJターンサポートデスク
UIJターンサポートデスクでは、移住者の就職の悩みや、求人探し・案内などを行っています。
専門の就職支援員に相談することができ、応募書類の作成方法や面接のアドバイスを受けることも可能です。また、暮らしに関する相談も受け付けており、移住支援員に対応してもらうこともできます。
- 1.仕事探しのサポート
- 2.暮らしのサポート
- 3.UIJターンを検討している人への情報発信
上記の3点を主軸としているので、移住に関する悩みや疑問がある方は積極的に利用してみましょう。
参考:UIJターンサポートデスクについて/熊本市ホームページ
▼その他、地方での仕事についてはこちら
移住支援を利用して熊本市に住もう!
熊本市にはさまざまな移住支援があり、サポート体制も十分に整っているので、移住のハードルが比較的低いと言えるでしょう。今回の記事を参考に、移住を考えてみてくださいね!
なお、移住後の仕事探しはおもてなしHRが力になります。