大分県豊後高田市の魅力と移住支援
大分県豊後高田市は、大分県の北東部に位置する自治体です。
温泉や寺社仏閣、昭和の街並みを再現した区域など、見どころが多い街ですが生活にはどのような魅力があるのでしょうか。移住支援の情報と併せて、見ていきましょう。
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豊後高田市で暮らす魅力
豊後高田市は観光地として人気がありますが、生活にはどのような楽しみがあるのでしょうか。豊後高田市で暮らす魅力を見ていきましょう。
気軽に温泉を満喫できる
豊後高田市は温泉施設が多いため、わざわざ遠出しなくても気軽に入浴を楽しめます。
自宅で夕食を食べた後に近くの温泉に入るといったこともでき、仕事の休憩中に温泉に立ち寄る人も少なくないのだとか。温泉やお風呂が好きな方にとっては、まさに理想的な環境ではないでしょうか。
コンパクトで暮らしやすい中心市街地
豊後高田市の中心市街地には、生活をするために必要な施設が半径1km圏内におさまっています。
- ・市役所
- ・病院
- ・スーパー
- ・金融機関
- ・郵便局
- ・図書館
- ・公園
上記のような環境が整っていれば、日々の暮らしに不自由を感じることはあまりないはず。
どの施設も自転車で移動できる距離なので、住む地域によっては車がなくても生活できるのではないでしょうか。
育児・教育面のサポートが手厚い
豊後高田市では育児や教育面のサポートにも力を入れています。
- ・保育園、幼稚園の授業料無料
- ・保育園、幼稚園、小学校、中学校の給食費無料
- ・高校生までの医療費無料
各家庭の負担が格段に削減されることに加え、中学生までの子どもを対象とした無料の市営塾「学びの21世紀塾」という取り組みも行っているのだそう。
子どもをのびやかに育てつつ、充実した教育を与えられる環境ではないでしょうか。
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豊後高田市へ移住する際の注意点
豊後高田市は魅力的な地域ですが、移住の際にはよく考えなければならない要素もあります。豊後高田市へ移住する際に、押さえておきたい注意点を見ていきましょう。
観光地のため渋滞が多い
市外からの観光客が多いため、渋滞に遭遇する場面はどうしても多くなってしまいます。
混雑する時間帯や、迂回ルートを調べるなど、移動時のストレスを軽減する工夫が必要かもしれません。
公共交通機関が少ない
豊後高田市には公共交通機関があまり発達していない地域があるため、通学や通勤で苦労することも。
バスや鉄道の本数が少なく、最終便の時間が早い路線もあるため、不便に感じるという口コミも多く見受けられます。
各地へのアクセスに時間がかかる
地方での暮らしを考える際、都市部へのアクセスは気になるポイントですよね。豊後高田市から主要都市へのアクセスには、以下のようなルートがあります。
【飛行機】
- ・東京ー大分……約1時間30分
- ・大阪ー大分……約1時間
- ・名古屋ー大分……約1時間
大分空港から豊後高田市まで……約50分(空港バス)
【フェリー】
- ・大阪ー別府……約12時間
- ・神戸ー大分……約11時間30分
- ・徳山ー竹田津……約2時間
別府国際観光港から豊後高田市まで……約1時間(自動車)もしくは約2時間(電車)
大分港から豊後高田市まで……約1時間(自動車)
竹田津港から豊後高田市まで……約40分(バス)
飛行機やフェリーは乗り換えなしで主要都市まで行けるため、移動中は楽でしょう。その一方で、ある程度時間がかかることや、天候に左右されやすいことは覚えておいてくださいね。
硫黄の匂いが苦手な方は要注意
温泉特有の硫黄の匂いが苦手な方にとって、豊後高田市は少々相性が悪いかもしれません。
いたるところで硫黄の匂いがすることに加え、硫黄の成分で金属がサビやすいことにも注意が必要です。
豊後高田市の移住支援を紹介
豊後高田市では、特に空き家関連の移住支援に力を入れています。いくつか例を見ていきましょう。移住支援に関する情報はすべて2023年9月時点のものです。
また、豊後高田市の移住支援は今回紹介する内容以外の制度もあります。詳細は豊後高田市の移住情報サイトをご確認ください。
豊後高田市の移住情報サイトはこちら
空き家バンク
豊後高田市では、UJIターンによる定住希望者へ空き家や宅地の情報提供をする「空き家バンク」事業を行っています。
利用登録はWEBでも行うことができ、希望の物件を見つけて市に報告をすると、所有者への連絡をしてもらえます。その後、移住希望者と空き家所有者との間で交渉を進めるということです。
なお、契約内容について市が間に入って交渉をすることはできません。あくまでも「空き家の情報提供と、所有者への取次ぎをしてもらえるサービス」であることを認識しましょう。
参考:空き家バンクについて/豊後高田市IJU(いじゅう)支援サイト
空き家見学プログラム
「空き家バンク」に登録された物件を見学するツアーが、定期的に開催されています。
1日で8件近くの物件を見学できたり、移動中のバス内で豊後高田市の情報を聞いたりできるので、移住に関する情報を効率的に集められるのではいないでしょうか。
過去の募集要項を見てみると、参加できる人数はあまり多くないようです。先着順のため、興味のある方は早めに申し込みましょう!
▼その他、移住支援についてはこちら
参考:
空き家見学プログラムについて/豊後高田市IJU(いじゅう)支援サイト
ハッピーマイホーム新築応援奨励金
ハッピーマイホーム新築応援奨励金とは、「定住人口の増加促進と親子の支え合いや小規模集落の維持・活性化等を図るため、市内に住宅を新築又は購入した場合に、新築応援奨励金を交付する」という制度です。
奨励金の交付対象者は、1年以内に住宅を取得したことに加え、下記のいずれかに該当する方となります。
- 1、居住するための住宅の新築に係る工事請負契約又は購入に係る売買契約を締結し、住宅 を取得した市内在住者
- 2、市内に転入し、居住するための住宅の新築に係る工事請負契約又は購入に係る売買契約を締結し、当該住宅を取得した市外在住者
市内在住者が住宅を取得した場合、奨励金の基本額は10万円で、市外からの移住者の場合は10万円が加算されるため、奨励金の基本額は20万円です。さらに市が定める奨励項目を満たしている場合は、項目に応じた加算もあります。
詳しい条件や、奨励項目の詳細は市のホームページを確認してくださいね。
参考:ハッピーマイホーム新築応援奨励金について/豊後高田市ホームページ
住宅面での移住支援を活用して豊後高田市に移住しよう!
移住を考えた時、最初のハードルとして立ちはだかるのが居住の確保ですが、今回の記事で解説した通り、豊後高田市は住宅関連の移住支援が充実しています。「地方移住でマイホームの夢をかなえたい」という方は、豊後高田市への移住を検討してはいかがでしょうか。
なお、移住後の仕事探しにはおもてなしHRをご活用ください!