新卒採用にSNSを活用しよう!
若年層のSNS利用率の高さから、新卒採用でのSNS活用に注目が集まっています。
SNSでの企業情報の発信は、従来のように定型化された採用活動よりも自由度が高いため、企業の魅力を就活生にダイレクトに伝えることができます。
しかし、SNSでの採用活動は一筋縄ではいきません。SNSを上手に活用し、採用活動の効率化を図る、採用の質を高めるためにはどのようなことが必要になるのかを学んでいきましょう。
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新卒採用では「ソーシャルリクルーティング」に注目が集まる
SNSを用いた採用戦略は、ソーシャルリクルーティングと呼ばれます。まずは、ソーシャルリクルーティングについての理解を深めていきましょう。
ソーシャルリクルーティングとは?
ソーシャルリクルーティングとは、その名の通り、採用活動にSNSを用いる手法のことを言います。ソーシャルリクルーティングが日本で用いられるようになったのは2010年頃からで、年を追うごとに注目度は高まるようになりました。
ソーシャルリクルーティングが登場した当初は、大手企業が先駆けとなり導入がなされましたが、近年では中小企業でも積極的に活用されています。
ソーシャルリクルーティングに注目が集まる背景
インターネット広告全体の広告費はここ10年は毎年右肩上がりの成長を見せ、中でも大手広告企業の発表した調査結果によると、SNSが中心となるソーシャルメディア広告の広告の割合は2019年は全体の約3割を占めているほど、SNSの高いマーケティング力に注目が集まっています。
加えて、若年層のSNSの利用率の高さは、今や数値化する必要もないほど限りなく100%に近づいています。これを採用活動に使わない手はないと考えた企業から、続々とソーシャルリクルーティングを採用し始めているのです。
ソーシャルリクルーティングは、従来の採用活動とは異なり、ターゲットを明確に絞り込むことができるため、従来よりも効果的かつ効率的な採用活動をが可能となりました。
ソーシャルリクルーティングのメリット
ソーシャルリクルーティングには、下記のようなメリットがあると考えられています。
- ・採用コストを抑えられる
- ・企業のイメージアップに繋がる
- ・応募者の人柄を知ることができる
- ・入社後のミスマッチを防ぐことができる
従来までの採用活動は、求人情報や就活イベントで就活生に興味を持たせ、エントリーへと進んでもらうというのが一般的でした。もちろんこれには広告費などの採用コストが発生します。
しかし、ソーシャルリクルーティングは、広告を利用しなければ無料で始めることができます。採用コストの大幅な削減に期待が持てることから、導入を進める企業も増えたと考えることもできるでしょう。
ソーシャルリクルーティングのデメリット
メリットばかりに目がいってしまうソーシャルリクルーティングですが、下記のようなデメリットを持っているということを覚えておきましょう。
- ・運用に手間がかかる
- ・炎上する可能性がある
- ・フォロワー数と効果が比例する
中には企業にアカウント情報を提供すること、俗に言う垢バレに抵抗があり、SNS上でコメントを残さない就活生もいるようです。SNSによってはある程度の匿名性を担保したいと考える就活生もいるということも押さえておく必要があります。
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新卒採用でのSNS活用事例
では、実際の新卒採用でのSNS活用事例にはどのようなものがあるのでしょうか。5つのSNSでの活用事例をご紹介します。
FacebookでのWEBセミナー・記事の発信
とあるインターネット関連の大手企業は、Facebookで企業ページを設け広報活動をおこなっています。
具体的には、自社にも知見があるマーケティングトレンドのセミナーをはじめ、英会話セミナーなど多岐に渡るWEBセミナーを無料で公開し、自社の認知度向上を図っているようです。
加えて、オウンドメディアのコンテンツを豊富に有していることから、自社の働き方にまつわるWEBマガジンなどもあわせて投稿しており、見応え・読み応えのある情報提供を継続的に行うことで、就活生・社会人問わずファンを増やし続けています。
このように実名利用のSNS利用者であれば一定のネットリテラシーが担保できることから、最も採用活動と相性が良いともされています。しかし、10代後半・20代前半の利用率はあまり多くないようですので、新卒採用よりも中途採用をメインに活用するのが良いかもしれません。
Twitterでの情報発信
Twitterは、新卒の採用担当者が中心となり、ソーシャルリクルーティングを行っています。自社のエントリー情報や、自社で勤める従業員の紹介を発信する企業が多いようです。
中には、「エントリー締切まで後〇日!」のように、就活のリマインダー的な機能を持たせている企業もあるようで、SNSのおかげで逃すことなくエントリーを完了できたという就活生もいたようですよ。
Instagramでの内定者紹介
飲食・アパレル・宿泊業など、BtoC企業と相性が良いのが写真系SNSでの採用活動です。自社の情報を「映える」写真とあわせ投稿することで、就活生の目を引くことができるでしょう。
界隈で注目されている活用事例は、内定者1人ひとりの紹介をInstagramで行うというものです。
これからエントリーを検討している同学年の就活生であれば同期の顔・人となりを見ることができ、翌年エントリーする就活生であればどのような人が先輩になるのかを把握することができます。
写真を通し、自社の魅力をふんだんに伝えたいと考える企業にはおすすめのSNSです。
YouTubeでの広告・情報発信
近年、自身の投稿した動画の広告収入で生計をたてる「YouTuber」に注目が集まっているのは、言うまでもないでしょう。芸能人も続々とこの市場に足を踏み入れる中で、動画広告市場も勢いを増しています。
動画広告は、動画視聴者の属性に合わせ再生がなされる広告であり、就活を行っているであろう年代にピンポイントに広告を打つことができます。そのため、大量採用を行いたいという企業は、効果が期待できるSNS広告です。
また、自社でチャンネルを持ち、採用情報を発信することもできます。しかし、飽和市場の中で、企業が作成した数分間の動画を就活生に視聴してもらうのは至難の業とも言えるでしょう。
ビジネス系SNSでの情報発信
ビジネス系SNSを用い、新卒向けの採用活動を行う企業も徐々に増えています。
ビジネス系SNSでは、就活生はインターンの情報や、各企業の登録している担当者の情報を知ることができ、担当者とコンタクトを取ることも容易という場合が多数です。一方、企業の採用担当者は、企業情報・担当者の登録・求人などを掲載することができます。
インターネット上での名刺のような役割を持たせることが多いビジネス系SNSでは、求人広告よりも、社員の顔が見えることで就活生と企業の距離を縮めることができます。
両者の目的もはっきりしているため、効率の良い採用活動に期待が持てる一方、有名SNSでは競合他社が多いということがデメリットとも言えます。
SNSで新卒採用を成功させるポイント
SNSを活用し、新卒採用を成功させるには、どのようなポイントに気を付ければ良いのでしょうか。SNSでの新卒採用を成功に導く4つのポイントをご紹介します。
自社の魅力を整理する
SNSの選定・登録・情報を発信する前にまず、自社の魅力を整理することが最も重要です。
ビジネス系SNSを除き、その他のSNSは、友人とコミュニケーションをとるということを主目的とし、利用している就活生が大半でしょう。そんな中、魅力が良くわからない企業の情報など目にも留まりません。
SNS上で就活生の目に留まるのは、自身に有益な情報を提供してくれる企業です。そのため、自社の魅力の整理を行い、自社の求める人物像に刺さる自社の魅力を提供することが最も重要となります。
SNSの特性に合わせた情報発信をする
SNSには様々な特徴があります。先述しただけでも、実名・写真・動画・文章・ビジネスに特化したSNSなど、その種類は多岐に渡ります。
SNSでの新卒採用を行う際には、必ずどのSNSを用いるかを選定する必要がありますが、気を付けるべきは「自社の魅力を伝えるのに適したSNS」を選ぶこと、また「自社の求める人材の利用率が高いSNS」を選ぶことの2点です。
SNSの特性にあわせた投稿を行わなくては、就活生の記憶に残る確率は各段に低くなります。逆もまたしかりですので、特性に適した情報提供を行うようにしてくださいね。
情報発信の頻度は高く
就活生のSNS上では、フォローをしている友人・芸能人・関連広告など、多くの情報が飛び交います。その中で企業の認知度を高めるために必要なのは、打席に立つ回数を多くするということです。
練りに練ったコンテンツを発信することももちろん重要ですが、内容が気になり続きを知りたいと判断するまでの時間はせいぜい長くとも5秒程度とも言われています。この5秒以内に惹き付けることができなければ、サクサクと情報を流されてしまうのです。
綿密に練られた1つの情報が月に1度発信されるのと、ある程度のクオリティの情報が毎日発信されるのとでは、どちらの認知度が上がるかは一目瞭然でしょう。情報発信の頻度は高められるだけ高めることが重要だということを、ぜひ覚えておいてくださいね。
「バズる」「映える」を追及する
特に、知名度がさほど無い企業であれば、「バズる」や「映える」情報発信ができるように心がけるのが良いかも知れません。
と言うのも、有益なコンテンツを毎日ばんばん更新できる企業であればSNS上で就活生の目を引くことはできるかも知れませんが、「もう上げられる情報が無い……」と困り果てる採用担当者も多くいるはずだからです。
狙って「バズる」や「映える」情報発信ができれば、どの企業の採用担当者も苦労はしないという意見もあるかも知れませんが、バズった・映えているという評価を受ける投稿は、ある程度反応を狙って作られたものが多いでしょう。
SNSの持つ拡散力を味方にし、採用活動を有利に進められるような意識を持つことは重要です。ただし、炎上と紙一重ですので、情報発信には細心の注意を払うようにしてくださいね。
ホテル・旅館の新卒採用ではどのSNSを活用すべき?
ホテル・旅館などの宿泊業がソーシャルリクルーティングを行う際、おすすめのSNSは写真投稿系のSNSです。理由は、文章よりも写真の方がホテル・旅館の魅力が伝わりやすいからです。
リゾート系であれば四季折々の自然と調和した写真、ビジネスホテルであれば日替わりのバイキングなど、他業界と比較した時、宿泊業には「映える」要素が多く存在します。
おもてなしの事例、海外のお客様との会話などを写真と一緒に投稿すれば、興味を抱く就活生も多いはずですし、お客様を増やすことにも繋がるかもしれません。
採用活動・集客ともにプラスの効果をもたらすためにも、新卒採用でSNSを活用する際はぜひ写真投稿系のSNSを利用してみてください。ご興味があれば、ぜひ下記の記事も参考にしてみてくださいね。
新卒採用でSNSを活用し企業認知を高めよう!
採用活動は、トレンドを取り入れることが大切です。トレンドを取り入れることで、就活生から「流行に敏感な企業」という印象を抱いてもらうことができ、積極的に行動を起こすような就活生の採用を進めることができるでしょう。
SNSを新卒採用で活用するには、SNSの特性を理解したうえで選定をし、自社の魅力、自社の魅力の伝え方を考え抜くことが、成功への近道です。
情報更新に多少の手間はかかるかもしれませんが、SNSの採用活動を確立させることで効率的に採用活動を進めることができるはずですので、興味のある採用担当者はぜひ取り入れてみてくださいね。
ただし、SNSのみで新卒の採用活動を行うには限界があるということも忘れてはなりません。SNSのみで就活をする学生はまだまだ少数であるからです。
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