SNSを活用したホテルのマーケティングについて解説!集客率を上げるには?
目次
ホテルのマーケティングはSNSの活用が必須!
現代のホテル探しは、SNSが主流になりつつあります。
主要なSNSにはFacebook、Instagram、Twitterなどがありますが、ホテル探しでよく利用されるのがInstagramです。
Instagramとは、主に写真や動画の投稿を目的としたSNSのこと。視覚効果が非常に高く、拡散されればクチコミ効果が期待できます。
ホテルへの宿泊を考えているユーザーは、ホテルの外観や内装、設備、部屋からの眺め、料理の内容を知るために、写真がメインのSNSを通じてホテルを探すことも多いのだそう。
そのため、ホテルのマーケティングを行う際、現代ではInstagramの活用が必須と言えます。
せっかく宿泊するのなら、できるだけ雰囲気の良いところに滞在したいと思うのがユーザーの心理。ホテル側はその心理を理解し、SNSをうまく活用することが求められます。
本記事では、SNSを活用したホテルのマーケティングに関する情報をご紹介していきますので、マーケティング戦略にお悩みの方はぜひご参考にしてみてくださいね。
▼ホテル・旅館の集客アップに関する記事はこちら
ホテルマーケティングにSNSを使用する際のポイント
ホテルのマーケティングにSNSを使用する際、押さえておきたいポイントをまとめました。
すべての項目を絶対に実践しなければならない、というものではありませんので、自ホテルに合った方法を見つけてみてくださいね。
目的とターゲット層の絞り込み
ホテルが集客のためにSNSを活用するには、しっかりと目的を定めなければなりません。
知名度を上げるためにSNSを活用するのか、それともホテルや周辺の魅力を発信するために活用するのかによってSNSの活用方法も異なります。
また、目的を定めるだけでなく、SNSでホテルが発信するテーマを決めることも必要です。
そのためにはターゲット層を設定しなければなりません。どのようなユーザー層に見てもらいたいか、社内でよく検討することが重要なのです。
ハッシュタグを活用する
SNSには特定のキーワードで情報を見つけやすくするための「ハッシュタグ」と呼ばれるツールがあります。
見つけてほしいキーワードに「♯」を付けて投稿すると、そのキーワードの関連情報として発言内容がヒットします。
ハッシュタグは世界共通なので、海外の方も簡単に情報にたどり着けるでしょう。また、写真は視覚的な情報で「どのようなホテルか」がわかりやすく、インバウンド対策としても有効です。
ビジュアルで勝負する
SNSを活用する際は、文字よりも写真や動画で情報を伝えるという意識が大切です。
情報発信のスピードが早く、受け手の負担も少ないため、テレビや雑誌、WEBメディアよりも先に自社ホテルの魅力をユーザーに伝えられるメリットもあります。
ひとたび話題になれば情報が拡散し、新規顧客の獲得につながるでしょう。
コメント欄でユーザーとコミュニケーションを取る
ホテルがSNSの活用で得られるメリットは、写真や動画投稿の視覚効果だけではありません。
SNSでは、コメント欄を利用してユーザーとコミュニケーションが交わせます。ユーザーと直接やり取りし、意見や要望を聞いたり、ホテルの魅力を直接的に伝えたりできるのです。
自分が送信したコメントに細やかに対応してもらえると嬉しいものですよね。ユーザーのコメントに丁寧に対応することでホテルの好感度が上がり、リピーターの定着を叶えたホテルも存在します。
料理が作られる過程を動画で配信する
ホテルに泊まる楽しみのひとつは、提供される料理です。どのような料理が出てくるのか、熱心にリサーチするユーザーは多いでしょう。
そこで、料理がどのように作られているのかという過程をおさめた写真を投稿し、実際に集客につなげたホテルがあります。料理人の写真も併せて投稿し、料理のこだわりも伝えています。
ホテルの料理がどのように作られているのか、どのような料理人が作っているのかを見せることで、安心や楽しみを提供できるのではないでしょうか。
日本語と英語の説明をつける
SNSに投稿された写真は、海外のユーザーにもホテルの魅力をアピールできます。
他のホテルと差をつけて、よりホテルの魅力を海外のユーザーに知ってもらうため、写真の説明文に日本語と英語の両方を使っているホテルもあります。
今後インバウンド対策に力を入れたいというホテルは実践してはいかがでしょうか。英語の説明を添えることで、海外の方に安心感を与えられるはずです。
インフルエンサーに来てもらう
インフルエンサーとは、高い影響力を持つ人物のことです。具体的には芸能人やスポーツ選手、動画配信・SNSなどで多くのフォロワーを抱える人などが該当するでしょう。
こうした人々に無料で商品・サービスを提供したり、広告費を支払う代わりに情報を広めてもらったりする手法を「インフルエンサーマーケティング」と言います。
ホテルであれば、人気のインフルエンサーを写真映えのする客室に招待し、見た目にも美しい料理を提供して、SNSにアップしてもらうといったことができるでしょう。
ただし、起用するインフルエンサーがスキャンダルを起こしたりすると逆効果になる恐れがあります。
また、インフルエンサーのファン層が、ホテルの客層に合っていないと誰にも響かない……ということもあるので、人選は慎重に行う必要がありますよ。
ホテルがSNSを活用してマーケティングを行う際の注意点
ホテルがSNSをマーケティングに活用する際、いくつかの注意点があります。
押さえておくべきポイントを無視してしまうと手間だけがかかり、集客の目標が達成されない恐れがあるので注意が必要ですよ。詳しい内容を見ていきましょう。
宿泊客目線で投稿する
SNSでホテルの良さをアピールしよう!と思うと、ホテルが見せたいものを見せる投稿になってしまいがちです。
ホテルの自慢や伝統を紹介するのは有効なアピールですが、そればかりではユーザーの心をつかめません。
SNSでホテルの情報をチェックするユーザーのうち、滞在中にどのような経験ができるのかを知りたい方はかなり多いはず。
そのため、宿泊客の目線になってお客様が見たいものを投稿することが重要です。
たとえば、高級ホテルなら豪華なロビー、温泉宿なら源泉が湧き出ている様子、ビジネスホテルならお得感のある朝食バイキングの料理などをメインにしてはいかがでしょうか。
自ホテルの客層が何を求めているのかよくリサーチし、印象に残る投稿を目指しましょう!
フィルター機能を有効に使う
SNSは写真や動画のクオリティーが集客のカギを握っています。そのクオリティーを上げてくれるのが、どのSNSにも付いている「フィルター機能」です。
フィルター機能を効果的に使えば、雰囲気のある写真や動画に仕上がり、ホテルをより魅力的にアピールできるでしょう。
ただし、気を付けたいポイントとして「フィルターの効果がホテルのアピールポイントにマッチしているか」という点が挙げられます。
しっかりと吟味せずにフィルター機能を使ってしまうと、ホテルの雰囲気やターゲット層にそぐわないビジュアルに仕上がってしまうことも。
また、統一感がないとユーザーの印象に残らず、集客のツールとして効果が薄いものになってしまうので注意が必要です。
ハッシュタグの活用法
前の項目でも触れましたが、ハッシュタグは世界共通のもの。発言内容と関係の深いキーワードは、ハッシュタグとして付けることをおすすめします。
せっかくの投稿も、ハッシュタグを付けなければ見つけてもらえないでしょう。
また、検索頻度が高いキーワードをハッシュタグに設定し、より多くのユーザーの目に留まるように工夫してくださいね。
継続的に投稿する
SNSで集客するには、継続的に投稿することが必須です。
ホテル業務が忙しくなると後回しになりがちですが、投稿の間が空くとユーザーは興味をなくしてしまいます。
日常的にSNSを活用することこそが、ユーザーの心を離さないためのポイント。ホテルの魅力を伝えるために、ぜひ継続的な投稿を心がけてくださいね。
注目度が高いSNSは?
現在、集客を目的としているSNSで一番注目度が高いものと言えばInstagramですが、最近では動画をメインとしたSNSの注目度が急上昇しています。
ポピュラーなSNSとして、以下のようなものがあります。
- ・YouTube
- ・Instagram Stories
- ・IGTV
- ・TikTok
- ・Vimeo
それぞれに適した動画の長さやテイストが異なるので、ホテルのコンセプトやターゲット層、アピールポイントに応じて使い分けましょう。
このような動画中心のSNSは、海外では既にマーケティングで活用されています。
動画は静止画に比べてリアル感が強く、ユーザーにとっては信憑性が高いだけでなく、コンテンツとして面白いものです。
また、静止画以上の情報を伝えられるため、ホテルの魅力を最大限にアピールする手段として適切ではないでしょうか。
SNSを活用したマーケティングでホテルの集客アップを目指そう!
SNSには「いいね!」というリアクションが用意されていますよね。「いいね!」の正体は共感です。ホテルがSNSで集客を行う際には、ユーザーの共感を得ることが何よりも重要です。
多くの共感を得るためには、ホテルの世界観や雰囲気に合った写真や動画を継続的に投稿・更新し、ユーザーの目に留まりやすくしましょう。
なお、SNSを活用したマーケティングを行っているホテルへの転職に興味がある方は、当社サービス「おもてなしHR」にご相談ください。