日本酒の知識を深める「日本酒検定」
日本酒検定とは、日本酒の魅力を深く理解し、日本酒をもっと楽しむための検定。日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会が主催する消費者向けの制度です。
国家資格や認定資格ではなく、日本酒に対する造詣を深めるを深めることが目的で、趣味のための検定と言っても良いでしょう。
「酒匠(さかしょう)」や「唎酒師(ききさけし)」といった、日本酒のプロフェッショナルに向けた資格もある中で、日本酒検定にはどのようなメリットがあるのでしょうか。仕事に役立つかどうかといったことと併せて、見ていきましょう。
日本酒検定を受けるメリット5選
趣味の検定である日本酒検定。仕事に直結する制度ではないかもしれませんが、検定を受けることには次のようなメリットがあります。
日本酒をさらに楽しめるようになる
日本酒に関する知識を学ぶことで、好みのお酒を選びやすくなったり、食事やおつまみとのペアリングが上手にできたりするようになります。
日本酒には膨大な数の銘柄がありますが、山地や酒蔵による特徴を把握することで「これだ!」と思えるお酒に出合えるのではないでしょうか。
また、一緒にお酒を楽しむ相手にぴったりの日本酒を提案できるようになるかもしれません。
大人の教養が身につく
日本酒検定の出題範囲には、日本酒を飲む際のモラルやマナーといった内容が含まれます。お酒の席で気持ちの良い振る舞いをすることは、大人に必要な教養ではないでしょうか。
これから社会人デビューする方や、自分のマナーを改めたい方にとって、プラスに働くことでしょう。
話題のタネになる
ユニークな検定試験に関心を寄せる人は多いもの。「日本酒検定〇級に合格した」「受験したことがある」といった話題は、会話をはずませるきっかけになり得ます。
また、日本酒に関する豆知識は、お酒の席にふさわしい話題です。「会社の飲み会で話題がない」「お酒好きの人と仲良くなりたい」といった悩みを持つ方に、ぴったりの検定ではないでしょうか。
記念品が手に入る
日本酒検定に3級以上に合格すると、認定証書やピンズといった限定アイテムが購入できるようになります。購入できるのは合格者のみなので、良い記念になるでしょう。
また、日本酒知識の最高峰である、日本酒検定1級に合格すると「日本酒名人」として認められ、認定証書が発行されるということです。
柔軟に受験できる
検定試験の受けやすさも、日本酒検定の魅力のひとつです。受験料は級に応じて1100円〜5280円と手頃。検定の入口である5級・4級はインターネットで実施され、不合格になっても追加料金なしで3回まで受けられます。
また、2級を受験するには3級の合格が必要だったり、準1級を受験するには2級の合格が必要だったりといったルールがありますが、日本酒学講師や酒匠(さかしょう)の認定者は免除されます。
日本酒に関する他の資格を持っている方も、知識の幅を広げられることでしょう。
日本酒検定は就職・転職に役立つ?
日本酒検定は一般消費者向けの検定のため、直接的に就職・転職に役立つものではないかもしれませんが、自己PRなどのアピールポイントにはなるでしょう。
たとえば和食レストランにエントリーするのであれば、日本酒に対する知識や興味があることを証明できます。個人で楽しむための知識を身に付ける検定とはいっても、上級の問題はかなり専門的。探求心の強さを印象付けられるのではないでしょうか。
日本酒の知識をいかして働きたいなら
日本酒に関する深い知識が身についたら、ホテルや旅館でいかせる可能性があります。外国人のお客様に日本酒の魅力を伝えたり、おいしさを引き立て合う料理を提案したりと、人を喜ばせる仕事ができることでしょう。
ホテル・旅館の仕事を探す際には、おもてなしHRにご相談ください!