華やかな接客のイメージが強いホテルマンですが、実際の現場では予約管理や売上集計といった事務処理能力もシビアに求められます。
必須の資格こそないものの、持っているだけで業務効率が上がり、就職・転職時の即戦力アピールにつながる資格は存在します。
この記事では、意外と見落とされがちな「事務職・PCスキル系資格」5選に加え、ホテル業界の「定番資格」もあわせて解説します。
ホテルの仕事に事務職系の資格は役立つ
結論から言うと、事務職系の資格はホテルの現場でも大いに役立ちます。
接客がメインの仕事に見えますが、その裏では予約管理、売上集計、在庫発注、顧客データの分析など、PCを使った事務作業が日々発生しているからです。
これらのスキルを資格によって客観的に証明できれば、即戦力として評価されやすくなるほか、業務効率化を任される人材としてのキャリアアップにもつながります。
ホテルマンにおすすめ!事務職系の資格5選
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事務職系の資格は多岐にわたりますが、その中でも「予約管理」「顧客対応」「業務効率化」に直結する5つの資格を厳選しました。
MOS検定(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
MOS検定は、マイクロソフト社のオフィスソフト活用スキルを認定する国際資格です。
試験科目はWord(文書作成ソフト)、Excel(表計算ソフト)、PowerPoint(プレゼンテーションソフト)、access(データベース管理ソフト)、Outlook(電子メール・情報管理ソフト)の5種類。
それぞれ一般レベルと上級レベルがあり、実務に必要な操作技術が問われます。
ホテル業務においても、売上管理表の作成や顧客データの分析、シフト管理など、PCスキルが求められる場面は多岐にわたります。
MOS検定を取得すれば、これらの事務作業を効率化できる即戦力として評価されるでしょう。
秘書検定
秘書検定は、社会人に必須のマナーや正しい言葉遣い、接遇スキルを体系的に学ぶ資格です。
「感じの良い振る舞い」や「高度な敬語」は、常にお客様の前に立つホテルマンにとって必須の能力です。
準1級以上の面接試験では「あいさつ」「報告」「状況対応」のロールプレイングが行われます。
これは採用試験の対策になるだけでなく、実際のVIP対応やクレーム対応の予行演習として非常に有効です。
ビジネス文書検定
ビジネス文書検定は、ビジネスマナーにふさわしい文書作成能力とマナーを証明する検定です。
社外向けの儀礼的なあいさつ文や正確な言葉選び、郵便のルールなどが出題されます。
ホテルでは、宿泊客への案内メールやお礼状、取引業者への連絡など、文章でのやり取りが頻繁に発生します。
この資格で基礎を固めておけば、どのような相手にも失礼のない、信頼される文書を素早く作成できます。
ITパスポート
ITパスポートは、ITに関する基礎知識を証明する国家資格です。
AIやビッグデータ、IoTなどの新技術から、経営全般、セキュリティ、ネットワークなどのI知識まで幅広く網羅されています。
DX(デジタルトランスフォーメーション)が進むホテル業界では、システムへの理解がある人材は貴重です。
スマートホテルの運営や、業務システムの導入・活用において、中心的な役割を担える人材としてアピールできます。
日商PC検定
日商PC検定は、ソフトの操作だけでなく、ITを活用して業務を効率的に遂行する能力を判定する検定です。
「文書作成」「データ活用」「プレゼン資料作成」の3分野があり、実務に即したデータ分析やネットワーク知識が問われます。
事務処理能力の高さは、バックオフィス業務の要です。正確なデータ管理や資料作成ができる人材は、ホテルの運営部門において不可欠な存在となります。
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事務職以外もチェック!ホテルマンにおすすめの定番資格
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事務スキルに加え、以下のホテル専門知識・語学に関する資格を持っていると、さらに評価が高まる可能性があります。
これらは知識の証明になるだけでなく、昇進や資格手当の対象になることも多いため、ぜひチェックしておきましょう。
ホテルビジネス実務検定試験(H検)
「H検」の略称で知られるホテルの実務知識を体系的に理解するための検定です。日本ホテル教育センターが1999年から実施しています。
この検定の最大の特徴は、宿泊・料飲・宴会といったサービス業務だけでなく、マーケティング・総務人事・経理会計などのマネジメント業務まで網羅している点です。
現場のオペレーションから経営の仕組みまで、ホテル業務の全体像を理解している証明になるため、管理職を目指す上でも強力な武器になります。
TOEIC® Listening & Reading Test
世界共通の基準として、英語によるコミュニケーション能力を測定するテストです。
特殊な業界用語や歴史的背景を知らなければ解けない問題はなく、あくまで日常生活やビジネスの場で、「英語でやり取りができるか」を測定する設計になっています。
多くのホテルが採用基準としてスコアを参考にしているため、まずはこのL&Rで基礎力を証明するとよいでしょう。
TOEIC® Speaking & Writing Tests
国際的な職場環境において、効果的に英語でコミュニケーションをするために必要な「話す・書く」能力を測定するテストです。
Speaking Testでは、外国人ゲストへの挨拶や情報提供、指示の受け答えなど、理解しやすい言葉で話す能力が問われます。
Writing Testでは、文法的に正しい文章作成はもちろん、状況に応じた理由や根拠を述べながら、筋道の通った文章を作成する能力が測定されます。
フロントでの対面対応や、予約部門でのメール返信など、ホテルの現場実務に直結するスキルです。
レストランサービス技能士
ホテル内のレストランやバンケット(宴会)で働くなら必ず目指したい、料飲サービスに関する日本で唯一の国家資格です。
試験では食品衛生や公衆衛生の知識に加え、正しいテーブルマナーやサービスの技能が厳格に審査されます。
合格者には「レストランサービス技能士」の称号とバッジが与えられ、特に1級合格者には厚生労働大臣名の合格証書が授与されます。
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資格手当のある求人を教えてもらうホテルの資格に関するよくある質問
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ここでは、ホテルの資格に関するよくある質問をまとめました。
ホテルへの就職や転職に資格は必須ですか?
最初に取るならどの資格がおすすめですか?
資格を取ると給料は上がりますか?
ホテルは事務職系の資格を活かせる職場
ホテルの仕事は、接客の合間に多くの事務作業をこなさなければなりません。
そこで事務職系の資格を持っていれば、日々の業務を効率よく進められるようになり、結果として仕事全体に余裕が生まれます。
「接客も好きだけど、事務処理も得意」というスキルを高く評価してくれる職場探しは、宿泊業界専門の「おもてなしHR」におまかせください。
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出典:MOSとは/MOS取得のメリット/MOS公式サイト-マイクロソフト オフィス スペシャリスト出典:秘書検定/ビジネス系検定出典:ビジネス文書検定/ビジネス系検定出典:iパスとは/ITパスポート試験出典:日商PCとは/日商PC出典:H検とは/一般社団法人 日本ホテル教育センター出典:TOEIC Listening & Reading Test/TOEIC出典:TOEIC Speaking & Writing Tests/TOEIC出典:国家検定「レストランサービス技能検定」について/一般社団法人日本ホテル・レストランサービス技能協会


















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