2019.11.28

山林に囲まれた再生を目指す温泉地。長門湯本温泉の魅力とホテル・旅館での働き方を紹介。

長門湯本温泉は山口県の長門市にある温泉地。音信川の周りに温泉街が展開されており、山口県最古の温泉街として知られています。また、音信川は恋愛に関する伝説が残る川でもあるため、温泉地も「恋かなうまち」として売り出している状態です。長門湯本温泉のある長門市は、年間250万人以上の人々が訪れる街。では、長門湯本温泉の歴史や概要、観光の魅力とホテル・旅館での働き方について焦点をあてていきましょう。

長門湯本温泉とは

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長門湯本温泉は、長門市にある温泉街の総称。湯田温泉・俵山温泉・川棚温泉と共に、山口県の代表となる防長四湯の1つとして数えられます。また、開湯が600年前であるため、開湯にまつわるものではない様々な伝説が長門湯本温泉に根付いているといえるでしょう。

温泉地になじみ深い音信川の恋伝説は、叶わない思いの丈を短冊に書いて流したというもの。それから温泉地として「恋がまち」を前面にアピールするようになりました。では、長門湯本温泉の概要やアクセス、歴史などについて詳しく見ていきます。

長門湯本温泉の概要とアクセス

長門湯本温泉は、山口県長門市にある温泉郷。大規模な旅館が多く、中には温泉遺産として認められているものもあります。長い歴史を誇った共同浴場が閉業されるなど、温泉地として厳しい状況となりました。しかし、現在はリゾートホテルの展開や共同浴場の再開なども含めて長門市と協力しながら温泉地を守っている状態といえます。

長門湯本温泉へのアクセスは、近くの駅からであれば30分程度。

長門湯本温泉の歴史と現状

長門湯本温泉の開湯は、600年ほど前。1427年、お寺の住職が座禅中に住吉大明神のお告げを受けて発見されました。加えて、温泉地の源泉がお寺の所有となっていることから、この伝説に沿っているといえるでしょう。また、江戸時代には、多くの藩主が利用していたことも記録に残っています。

公衆浴場の営業停止、閉業、再開など温泉地として苦しい場面もあったものの、長門市の年間旅行者や地元の人々から支えられて今も営業を続けています。また、現状では官民一体となって温泉街の再生を目指しており、街づくりの観点からも温泉街を変化させていく予定です。

長門湯本温泉の泉質と温泉街・観光資源について

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ここでは、長門湯本温泉の泉質や周辺の観光地についてみていきましょう。

長門湯本温泉の湯量と泉質について

温泉施設に利用している源泉数は2。湯量は900リットルと非常に豊富。源泉の温度は34℃～39℃ほど。主な泉質はPH9以上のアルカリ性単純泉で、神経痛や筋肉痛、疲労回復に効果的です。

参照:長門湯本温泉

長門湯本温泉の温泉街や周辺観光地について

長門湯本温泉の温泉街は、音信川を中心に建てられています。大規模な旅館が非常に多く、民宿のような雰囲気の旅館は少ないといえるでしょう。

周辺の観光地を見ると、123基の鳥居が立ち並ぶ稲成神社、有名な詩人の記念館など温泉以外の施設も楽しむことができます。長門市の観光スポットには、標高333メートルの位置にある海の見える高原、長門市のもう1つの温泉地俵山温泉などがあります。観光を楽しむ目的でも十分に温泉地を訪れる価値があるといえるでしょう。