松代温泉とは
松代温泉は、天然温泉100%の源泉かけ流しの温泉が楽しめる温泉地です。全国的にも珍しい成分含有量で「濃い温泉」としても知られています。ここでは、松代温泉アクセス、歴史などについて焦点をあてていきます。
松代温泉のアクセス
松代温泉は長野県の県庁所在地とされている長野市にある温泉地ですが、中心地とは少し離れたところにあります。JR長野駅からバスで松代駅下車。その後、タクシーで30分の場所にあります。
また、松代温泉地近くに「長野IC」があるため、自家用車やレンタカーで行くと便利です。
松代温泉・町の歴史と現状
松代温泉の開湯伝説はわかっていません。ですが、歴史は古く日蓮上人が島流しの前後に入浴したと伝えられています。
日本最長河川である「千曲川」に沿って広がる長野盆地の東岸「長野市松代町」は、真田信繁(幸村)の兄である信之が生涯をともにした地としても知られています。温泉地として栄え始めたのも真田信之の時代で、村長たちが奉公のために温泉開設の願書を提出している記録が残っています。
松代町には日本100名城の1つ、松代藩主である真田信之が住んでいた松代城という城があります。北信濃・川中島地域をめぐって上杉謙信と争った、武田家の最前線拠点として1560年に築城されました。甲州流築城術が用いられた輪郭式平城で、武田家を代表する城の1つとされています。築城された時は現代の「松代城」という名前ではなく、「海津城」という名前で呼ばれていました。「海津城」の由来には諸説ありますが、「海のような千曲川」に沿って築城されたことから「海津」と命名されたといわれています。江戸時代に真田信之がこの城に住み始めてから、「松代城」といわれるようになりました。
その後、松代城は松代藩の拠点として、江戸幕府の始まりから明治維新が始まるまで10代の藩主に渡り真田の名を残してきた建物です。ですが、2度の火災で大破・倒壊をしてきた「松代城」ですが、明治時代に入った1872年に国令のもと廃城になってしまいました。現在では、長野市が環境整備工事を行なって、発掘・文献調査をもとに石垣などの修理・復元がされています。2004年には、江戸時代の姿に限りなく近い状態で再現されて公開されています。
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松代温泉の泉質と温泉街・観光資源について
ここでは、甲府温泉の泉質や周辺の観光地について紹介していきます。
松代温泉の泉質・効能について
松代温泉の泉質は、含鉄・ナトリウム・カルシウム・塩化物泉で高張性中性高温泉です。効能は、きりきず、慢性婦人病、やけど、皮膚病、疲労回復などの効果があります。源泉かけ流しの温泉で、泉温は高めの45℃。湧出量は毎分1.450Lです。
参照:公営国民宿舎
松代温泉の温泉街や周辺観光地について
観光地は「松代城跡」やその周辺に真田宝物館などがあり、歴史を感じられるものが多く残されています。
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松代温泉にあるホテルや旅館での働き方と暮らし
ここでは、松代温泉のホテルや旅館での働き方や暮らしについて触れていきます。
松代温泉で働く
松代温泉は長野県長野市の中心地から少し離れた温泉地です。松代温泉郷には日帰り温泉が2件、旅館が1件あります。松代町で見るとホテル・旅館・ビジネスホテル・ゲストハウスなどを合わせると17件以上あります。
アルバイトの求人で、配膳やウェイター・客室清掃などの業種が多く出されています。マイカー通勤ができるところも多くあります。また、長野県は雪が多く降る地方で、一部の旅館などでは冬季休業している場所もあります。
松代温泉の暮らし
松代温泉は長野県長野市から少し離れた場所に位置する温泉地です。温泉地近くには住宅街が立ち並んでいて、スーパーやドラックストアなどもあります。大きな病院や役所・交番も近くにあり、幼稚園や小学校が多くあります。
ですが、公共交通機関は通っておらず、徒歩でいけない場所や駅に行きたいときなどには自家用車やタクシーでの移動になります。
長野県は積雪量が多い地方で、冬季休業になるお店などもあります。近くにはスキー場もあり、温泉もあるため他も県では味わえない楽しみが待っています。
歴史古い、松代温泉
松代温泉は戦国大名も通って入ったといわれる松代城の城下町にある温泉です。温泉として使われるようになってから200年以上がたつ今も湧き続けています。どんなに時代が変わろうとも何1つ変わらずに、人々を癒し続ける松代温泉。長い歴史の中で生まれたこの温泉は、これからも長野の地で多くの人に愛され続けることでしょう。