2019.11.22

800年もの歴史を持つ情緒あふれる石畳の町。湯平温泉の魅力とホテル・旅館での働き方を紹介。

湯平温泉は大分県の由布市にある800年もの歴史あふれる温泉地です。かの有名な俳人・種田山頭火も訪れた地で知られています。また環境省から「国民保養温泉」に指定されており、健全な温泉地として認められています。今回は、湯平温泉の歴史や概要、観光の魅力・旅館での働き方についてご紹介します。

湯平温泉とは

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湯平温泉は、800年も前からある温泉地です。現代のような温泉地の骨組みができたのは江戸時代からといわれています。ここでは、湯平温泉の概要やアクセス、歴史などについて焦点をあてていきます。

湯平温泉の概要とアクセス

湯平温泉が、温泉地として栄え始めたのは江戸時代からのことです。湯平の中央に流れる「花合野川」に沿って300年も前に「工藤三助」という人物を筆頭に石畳がつくられました。

歴史を感じられる湯平温泉へのアクセスは、久大線の湯平駅から徒歩10分の場所にあります。車だと大分市から国道210号を使って約1時間の道のりです。

湯平温泉の歴史と現状

湯平が温泉地として始まったのは江戸時代ですが、源泉が湧き出てからは800年以上もの歴史があります。一説によると鎌倉時代に、木を伐採しに来た樵（きこり）が湯気の出ている水に猿が浸かっているのを見つけたことが始まりといわれています。江戸時代に温泉地とし始めると、多くの人々が足を運ぶ有名な温泉地として広く広まりました。そのことが、江戸時代に書かれた「豊後国志」にも記録されています。

当時の「温泉」というと病を治す力があると信じられており、「湯治が最高の治療法」とされていました。温泉によって治せる病気や効果が違い、湯平の温泉では「胃腸病」が治ることで有名でした。このことは江戸時代初期から知られており、次第に多くの湯治客が訪れる温泉地になりました。

明治45年にこれまで賑わいを見せていた温泉地が大火により、旅館も民家も全焼してしまいます。しかし、著名な温泉地として知られていたため、火災から約2～3年で再建し今まで以上の活気を取り戻しました。また、「治療型温泉」として有名になってからは、別府温泉に次ぐ九州で第2位の入湯客を誇る温泉地として西の横綱に番付されました。

湯平温泉の泉質と温泉街・観光資源について

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ここでは、湯平温泉の泉質や周辺の観光地について紹介していきます。

湯平温泉の湯量と泉質について

湯平温泉は、環境省が昭和35年に「国民保養温泉」指定する温泉地です。

源泉温度は68℃と高温泉になっています。泉質はナトリウム-塩化物・硫酸塩泉です。効能は、胃腸病・神経痛・関節痛・慢性消化器病・ストレス解消などの効果があります。

湯平温泉には5箇所の共同露天風呂があります。湯平温泉地の中でもっとも古くからある「金の湯」。中央の花合野川と山を眺めながら入れる「中の湯」。川底の砂地から湧き出たといわれることから呼ばれるようになった「砂湯」。昔は川の中にあって、銀粉の様な結晶が入っていたことから呼ばれるようになった「銀の湯」。大正11年に5つ目の温泉として作られた最も広い「橋本温泉」。泉質はすべて共通していて、源泉かけ流しになっています。

湯平温泉の温泉街や周辺観光地について

湯平は江戸時代に作られて石畳の街並みがとても美しく、自然にあふれた温泉地です。湯平温泉街は「男はつらいよ」の第30作目のロケ地としてつかわれていました。湯平駅の待合室を改装し、ロケ時に使われた写真などを掲載した「寅さん思い出の待合所」として誰でも見ることができます。

町の中心を流れる「花合野川」は清らかで澄んだ水が流れる川です。そこでは毎年5月下旬から6月上旬にかけて、ゲンジボタルを見ることができます。また、由布ゆのひら森林公園では天気のいい日は大分市まで眺望できる展望台があります。

湯平温泉にあるホテルや旅館での働き方と暮らし

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ここでは、湯平温泉のホテルや旅館での働き方や暮らしについて触れていきます。

湯平温泉の旅館やホテルで働く

湯平温泉の施設には、21件の旅館が存在しています。求人にはフロントや配膳、客室清掃などの業種が多いです。

正社員の求人からアルバイトの求人まで幅広く募集しています。正社員の募集では、住み込みのところや寮を完備しているところもあります。また、正社員の募集でもアルバイトから始めることもできるため、自分にあってる仕事かを見極めることができます。未経験者の方でも研修があるため、安心して働くことができます。通勤手当などもあり、マイカー通勤も可能になっている場所が多いです。