アブラのニオイがクセになる 長沼温泉での働き方と暮し方

山形県鶴岡市にある長沼温泉は、強いアブラのにおいがする珍しい泉質です。この地ではかつて、石油の採掘がされており試掘中に温泉が出ました。 石油採掘場から出た温泉のため、コールタールのようなアブラっぽいにおいが特徴で、一度入ると病みつきになる人が多いのだとか。そんな長沼温泉での働き方と暮らし方をご案内します。

目次

    長沼温泉とは

    石油採掘場

    Алексей Закиров – stock.adobe.com

     

    山形県内屈指の泉質である長沼温泉は、開湯50年の歴史があります。ここでは、長沼温泉の概要と歴史、そして現状についてご紹介します。

     

     

    長沼温泉の概要とアクセス

    長沼温泉へのアクセスは、羽越本線の鶴岡駅からバスで30分ほど、

    高速道路の場合は山形道庄内空港ICで降りてから10分ほどのところにあります。

     

     

    温泉施設は旅館と日帰り入浴施設がそれぞれ1軒ずつと、数は少ないものの強烈なアブラのにおいと高い効能でリピーターの多い温泉地です。田畑に囲まれ、近くを藤島川が流れるのどかな場所に位置しています。

     

    長沼温泉の歴史と現状

    長沼温泉の歴史は、1949年10月に石油の試掘中に温泉が出たことから始まります。

    1950年3月に、当時の長沼村が石油会社から権利を買い取り、公衆浴場として

    営業が始まりました。それと同時期に大きな病院や相撲巡業場所もでき、村が発展していきました。

     

     

    1952年に村営だった公衆浴場は民間に売却され、営業が引き継がれています。

    また、この年には土用の丑の日に湯治をすると風邪をひかないと言われる丑湯治(うしとうじ)に他町村を巡回する「丑湯治キャラバン」が行われたそうです。

     

     

    その後、温泉組合の解散・新設や、町村合併で町営になるなどの変化を経ながら、現在では地元のコミュニティ施設もある温泉地として親しまれています。

     

    長沼温泉の泉質と観光資源について

    くらげ

    yuu nakamura- stock.adobe.com

     

    開湯までの経緯がユニークな長沼温泉。ここでは温泉の泉質・効能や周辺の観光資源についてご紹介します。

     

    長沼温泉の湯量と泉質について

     

    長沼温泉の湯量は毎分460リットルで、泉質は硫黄泉です。訪れた人多くの人は、「アブラのにおいが強烈だった」と言います。石油採掘目的で掘られた土地から湧いた温泉なので独特のニオイがあるのだそうです。

     

    また、塩分濃度が高いのも長沼温泉の特徴で、湯上りには塩分でべたつく感じが残るそうです。効能は関節痛や五十肩の他、皮膚病や切り傷に特によく効くと言われています。

     

    参照:泉質について/日本温泉協会

     

     

    長沼温泉の周辺観光について

    長沼温泉の周辺地域は、実にのどかな場所です。広大な田園の中に、住宅地や公民館、昔ながらの商店が点在する懐かしさを感じられる地域です。

    そんな静かな地域ですが、車で10分ほど走れば庄内空港のあるにぎやかな市街地にアクセスできます。

     

     

    「クラゲ水族館」として全国的にも有名な「鶴岡市立加茂水族館」も、空港近くにあり、毎日たくさんの観光客が訪れます。加茂水族館では常時60種類以上のクラゲを展示した「クラゲドリーム館」が目玉で、たくさんのくらげがふわふわと漂う姿は、とても幻想的で癒されるものです。年中無休で営業しているので、長沼温泉とセットでリラックスしに行くのも良いですね。なかなか学ぶ機会のないくらげの生態についても知ることができます。

     

     

    また、「湯野浜海水浴場」にもアクセス良好なので、夏には海水浴やマリンスポーツに訪れるのも良いですね。海水浴場周辺にはお寿司屋さんや鮮魚店もそろっており、日本海の美味しい魚をいただけます。

     

    長沼温泉にあるホテルや旅館での働き方と暮らし

    フロント係

    one – stock.adobe.com

     

    長沼温泉の旅館やホテルで働く

    長沼温泉は、小さな温泉街のため大量募集の求人はあまり出ないようですが、フロントスタッフや施設管理業務の求人が時々あります。

    長沼温泉での仕事を希望している場合はこまめに求人情報をチェックしましょう。

     

     

    雇用形態はアルバイトやパートが多く、入寮や住み込みの募集が出ることは少ないかもしれません。しかしながら、経験不問で応募できるようなので、温泉地や旅館、ホテルの経験を積みたい人には向いているのではないでしょうか。

     

    また、鶴岡市には住宅支援があるので後述します。

     

    長沼温泉の暮らし

    山形県鶴岡市は、海と山に囲まれた自然豊かなところです。長沼温泉周辺は静かな地域ですが、市街地へのアクセスも良く、車があれば生活には不便しないでしょう。

     

    山や川、そして海もあり、休日は釣りやピクニックなどのアアウトドアが楽しめるスポットも充実しています。

     

    また、第3子以降の保育料無料化や、中学生以下医療費無料化など、子どもの教育と健康をサポートする制度が整っているため、結婚や出産を機に、UIターンする人も多いです。

     

    海と山に抱かれ、大地のパワーを感じられる長沼温泉

     

    自然

    kuremo – stock.adobe.com

     

    日本海と山に囲まれ、石油採掘地だった場所から湧き出た長沼温泉は、自然の恵みや大地のパワーを感じられる場所です。

    小規模ながらも独特の泉質に根強いファンが愛されつづける長沼温泉は、今後も受け継がれていくことでしょう。

     

     

    長沼温泉のある鶴岡市には手厚い移住サポート制度があります。

     

     

    市内の空き家を紹介するNPO法人や、県外からの移住希望者を対象とした「お試し移住制度」があります。移住を検討中の人も、まずは地域での暮らしを気軽に体験することができるでしょう。移住後も、移住者同士の交流会が盛んに行われています。

     

    また、若者世帯が家を新築する際や、自宅のリフォームも支援してくれる制度もあるので安心して長く暮せる街ではないでしょうか。

    移住や住宅の支援については市のHPに詳しく紹介されています。

     

    参照:移住支援について/前略前略つるおかに住みマス。

     

     

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