2019.10.17

自然と歴史に恵まれた長良川温泉。温泉地での働き方や暮らしとは

岐阜県岐阜市に位置する長良川温泉は、金華山の麓にある自然豊かな温泉地です。鉄分を多く含んだ赤銅色の湯は、名湯として多くの人から親しまれています。長良川では鵜飼を鑑賞することができ、観覧船から間近で楽しむことができます。今回の記事では長良川温泉の概要や歴史、働き方や暮らしなどについてご紹介します。

長良川温泉とは

iStock/MasaoTaira

長良川温泉の鉄分を豊富に含んだ良質な湯は、温泉ランキングにも選ばれ注目を集めています。はじめに長良川温泉の概要や歴史、アクセスをご紹介します。

長良川温泉の概要とアクセス

長良川温泉は岐阜県岐阜市に位置し、金華山の麓、長良川沿いにある温泉地です。鵜飼が有名で、長良川では古くから受け継がれる伝統漁法を鑑賞することができます。

長良川温泉へのアクセスは、名古屋駅から快速電車で約17分岐阜駅で下車し、バスに乗りかえて約20分のところにあります。また、岐阜羽島ICより車で約40でアクセスできます。

長良川温泉の歴史と現状

長良川温泉の開湯は1300年前まで遡り、古い歴史が残されています。長良川温泉は鵜飼でも知られ、史料からは西暦702年と伝えられ開湯と同じ歴史を持ち、今日まで至ります。当時、長良川は漁場として利用されており、川魚を捕まえる舟が多く出ていました。その後、船頭や鵜匠などの生活の場として発展していきます。

江戸時代では日本を代表する俳諧師がこの地を訪れ、鵜飼を鑑賞し句を残したことでも知られます。鵜飼の美しさは世の中に知れ渡り、多くの文化人から親しまれました。今もなお古典漁法である「鵜飼」は受け継がれ、観覧船から鑑賞を楽しめます。

長良川温泉の泉質と周辺の観光スポットについて

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赤褐色の湯は豊かな効能で知られています。ここでは、長良川温泉の泉質と周辺の観光スポットについてご紹介します。

長良川温泉の泉質について

長良川温泉の泉質は単純鉄冷鉱泉で、鉄分やラドンを豊富に含む温泉です。源泉は無色透明で、大気に触れると少しずつ赤褐色に変色します。茶褐色のにごり湯は、すべすべの肌へ導き、好評を博しています。

効能としては、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじきなどさまざまな症状に効果があるとされています。

参照：岐阜長良川温泉旅館協同組合

長良川温泉の周辺の観光スポットについて

長良川温泉では何といっても夏の風物詩「鵜飼」を楽しむことができます。5月から10月中旬まで開催され、古くから受け継がれる伝統漁法を観覧船に乗って間近で鑑賞することができ、鵜匠の繰り広げる妙技に圧巻させられます。

周辺には、金華山があり登山道が整備され、散策が楽しめます。ロープウェイを利用すると約3分で頂上まで行くことができ、山頂からは絶景を一望できます。また山頂から徒歩約8分のところに戦国大名ゆかりの城があり、天守閣の展望台からは伊吹山をはじめとする山々や濃尾平野の美しい景観が広がります。

ご当地グルメとして、長良川で捕れる「鮎」やブランド牛「飛騨牛」を堪能できる他、古来から薬草王国とも言われる岐阜ならではの薬膳料理なども楽しむことができます。

長良川温泉にあるホテル・旅館での働き方や暮らし方

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長良川温泉にあるホテルや旅館での働き方、岐阜市での暮らしをご紹介します。

長良川温泉の旅館やホテルで働く

長良川温泉では7つの旅館やホテルが長良川に沿って建ち並んでいます。創業150年以上の老舗旅館やスタイリッシュなホテルなど多様な宿泊施設が揃っています。

長良川温泉では、1991年に旅館協同組合に加盟している旅館の料理長たちによる料理長会を開き、岐阜の食材を活かした新メニューの開発などを行い、長良川温泉を盛り立てています。その一例として、史料から吟味し、戦国武将が客人をもてなした料理を再現して、長良川温泉ならではの創作料理を提供しています。

求人には主にフロントや接客業務全般などがあり、笑顔を大切に接客を心がけている宿もあります。また、仕事と家庭とのバランスに配慮し、両方を充実させる働き方をサポートしている職場もあります。妊娠中の女性社員の健康管理に関する勉強会の開催や正社員の有給休暇取得率50%以上の達成に努め、働きやすい環境を整えています。