2019.9.30

リゾートの顔も持つ蔵王温泉の魅力。ホテルや旅館での働き方や暮らしなど

蔵王温泉は、山形県山形市に位置する古い歴史をもつ温泉地です。ロープウェイやスキー場など、豊富な自然を楽しめるリゾート地でもあり、レジャー目的の観光客も多く訪れます。今回は、蔵王温泉のアクセスや歴史、観光の魅力の他に、ホテルや旅館での働き方や周辺の暮らしなどについてご紹介します。

1900年もの歴史を紡ぐ蔵王温泉とは

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古い歴史を持ち、神秘的な自然の風景も楽しめる蔵王温泉。ここでは、蔵王温泉の概要やアクセス、歴史についてご紹介します。

蔵王温泉の概要とアクセス

山形県山形市に位置する蔵王温泉は、山の緑に囲まれた温泉街です。近くにスキー場がある山岳リゾート地でもあるため、旅館以外にも、リゾートホテルやロッジなど個性豊かな宿泊施設が存在します。

かつては「高湯温泉」や「最上高湯」と呼ばれ、「奥羽三高湯」の一つとして古くから多くの人々に親しまれてきた歴史ある温泉地です。
蔵王温泉へのアクセスは、公共交通機関を利用していく場合、山形駅からバスに乗り換えて約40分で到着することができます。

蔵王温泉の歴史と現状

蔵王温泉の歴史は古く、その起源は1900年前にも遡ると言われています。江戸時代には蔵王権現への登山口として多くの人が訪れ、大正に入ると道路や設備が整備され、その後昭和にスキー場がオープンしました。

ロープウェイの設置など観光地としての開発が進み、現在ではさまざまなレジャーも楽しめる温泉地として全国から観光客が訪れます。
参照：蔵王温泉について/蔵王温泉観光協会

蔵王温泉の泉質と温泉街周辺の観光

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蔵王温泉の泉質や温泉街周辺の観光についてご紹介します。

蔵王温泉の泉質や効能

強い酸性の硫黄泉の湯が楽しめる蔵王温泉。特に皮膚に良い効果が期待されることから、「子どもが丈夫に育つ湯」や「難病治療の湯」とも言われています。美白効果や肌が滑らかになるとも言われ、「姫の湯」、「美人づくりの湯」とも謳われます。

蔵王温泉は、次のような症状に良い効果が期待されます。

病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、糖尿病、高血圧症、動脈硬化症、神経症、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性

蔵王温泉では、複数の温泉をお得に楽しめる「湯めぐりこけし」を販売しています。さまざまな旅館の湯を周遊することができ、白濁したお湯や足下から湧き出るお風呂など、個性豊かな温泉を楽しむことができるでしょう。
参照：蔵王温泉について/蔵王温泉観光協会　公式サイト
 参照：蔵王温泉/山形市観光協会　「web山形十二花月」

蔵王温泉周辺の観光の魅力

スキー場が近く、リゾート地としての顔も持つ蔵王温泉。冬は思いっきりウィンタースポーツ、夏はトレッキングやサイクリングと季節のアクティビティを満喫することができます。硫黄泉の香りが漂う蔵王の温泉街には、土産屋や、工芸品の「高湯系こけし」の専門店、カフェなどさまざまな店があり、風情ある温泉街を浴衣姿でぶらりと散策するのも粋な楽しみ方でしょう。

蔵王温泉の位置する山形県は、独自の発展を遂げてきた豊かな食文化のある県です。山形のソウルフードとも言われる「玉こんにゃく」や「稲花餅（いがもち）」など、古くから地元の人に愛されているご当地グルメを味わうのも、蔵王温泉を訪れる観光客の楽しみの一つです。