岡山県倉敷市ってどんなところ？

 

倉敷市は、岡山県の南部に位置し、白壁の町並みが残る倉敷美観地区や本州と四国を結ぶ瀬戸大橋などが有名です。地区ごとの特色から、倉敷市についてご紹介します。

 

倉敷地区

倉敷地区は倉敷市の中心部。JR倉敷駅周辺には、デパートや商店街、アウトレットモールなどがあり、特に買い物には便利なエリアです。

 

また、倉敷駅から徒歩約15分の距離には、全国的に有名な倉敷美観地区があり、近郊に広がるエリアで暮らす住民の生活に賑わいを与えています。

 

倉敷地区の北東部・中庄地域は、住宅や店舗が多く立地しているほか、医療・福祉系の大学と附属病院があります。倉敷地区の南東部・茶屋町地域は、岡山方面にも四国方面にもアクセスが良く、幹線道路に程近いことから近郊のベッドタウンとなっています。

 

児島地区

児島地区は、瀬戸内海を望む海沿いのエリアです。JR児島駅周辺は、商業施設・文化施設・病院等の都市機能が充実しており、岡山・四国方面へのアクセスが良く交通の利便性も良好です。

 

この地区は国産ジーンズ発祥の地であり、学生服や帆布の生産で高いシェアを誇る繊維の町でもあります。

 

児島地区の南部・下津井地域は、古き良き港町の風景が残り、新鮮な海産物に恵まれています。

 

玉島地区

玉島地区は、倉敷地区から高梁川を隔てて南西に広がる地区です。新幹線駅であるJR新倉敷駅があり、その南には、区画整理により整備されたまちが広がっています。

 

旧市街地である玉島港周辺は、古くからある商店街などの懐かしい風景が残り、人々の温もりを感じられます。

 

また、玉島地区の北部は白桃の農産地として有名です。桃農家の育成や就農希望者を支援する制度も整備されています。

 

水島地区

水島地区は、倉敷地区の南に位置します。水島地区の南部にはコンビナートが広がり、自動車や鉄鋼などの製造業を支える、西日本有数の工業地帯です。

 

水島地区北部の連島地域と福田地域は、良質な土壌と高梁川の水に恵まれ、ゴボウやレンコン、生姜の栽培など農業が盛んなエリアです。

 

船穂地区

船穂地区は、ぶどう栽培が盛んな地域。マスカットやピオーネの生産量は全国有数で、農家を育成する制度や、新規就農希望者を積極的に受け入れています。

 

また、大型ショッピングセンターまで車で約15分と生活環境にも恵まれています。

 

真備地区

真備地区は、倉敷市の北西に位置するエリアです。田園風景が広がる自然豊かな地区で、西日本最大級のタケノコの産地でもあります。

 

真備地区を横断する井原鉄道はJR線に接続しており、岡山駅や倉敷駅へのアクセスが良好です。

 

倉敷市の暮らし

 

各地区の特色がわかったところで、倉敷市で暮らす魅力について探っていきましょう。

 

交通アクセス

倉敷市は、高速道路のインターチェンジが4カ所、JRの駅も8駅有するなど高い交通利便性を誇る地域です。ほどよい都市機能は倉敷市の大きな特徴でしょう。

 

路線バスは40線以上あり、私鉄駅は13駅ですので、交通アクセスに不安を感じることはなさそうです。

 

また、バス路線が廃止されるなど、公共交通が利用できないエリアにはコミュニティタクシーが運行しています。

 

乗合で利用するコミュニティタクシーには、決まった時間に決まった停留所に止まる「定期便」と予約した時間に予約した停留所に止まる「予約便」があります。

 

地域が主体となって運営するもので、住民が相互に助け合いながら、地域の足として守られています。

 

▼地方での車の必要性についてはこちら

気候

倉敷市は、温暖な瀬戸内海式気候で、年間を通じて天気や湿度が安定しています。梅雨を除き、年間を通した降水日数が全国でも少ないため、「晴れの国」とも呼ばれています。

 

また、一級河川である高梁川による豊富な水資源により、水不足になることはほとんどなく、自然災害が少ないことも特徴の一つです。

 

医療・福祉

一般病床数が1000を超える大規模な病院が複数立地する倉敷市は、全国的にみても恵まれた医療環境の街です。

 

また、保健・福祉の拠点施設では、市民の健康づくりや高齢者や障がい者が安心して暮らせる地域を目指し、各種支援・相談、情報提供などを実施しています。

 

子育て・教育

倉敷市では、全ての子どもが幸せに暮らせるまちの実現を目指して「子ども条例」を制定し、普及・啓発を行っています。

 

地域の親子が集まることができる「地域子育て支援拠点」を整備したり、子どもに自由な遊び場を提供する「冒険遊び場」を支援したり、地域とのふれあいを大切にしながら子育てを支えています。

 

また、倉敷市内には、大学や短期大学、大学校など計10校もの高等教育機関が立地。大学と連携した生涯学習の推進を図るため、市民向けに特色を活かした講座を開催しています。

 

その他、図書館や科学センターといった生涯学習環境が充実し、あらゆる世代のニーズに対応した学習の機会を提供するとともに、情報提供の充実に努めているようです。

 

▼地方で子育てをするメリットについてはこちら

観光・娯楽

白壁の街並みで有名な美観地区や、瀬戸内海などの豊かな観光資源を備える倉敷は、全国各地から多くの方が訪れる日本有数の観光都市。

 

また、倉敷駅北口にある中四国地方最大級のアウトレットモールをはじめ、数多くの商業施設が立地する充実した環境が魅力です。

 

おもな産業

倉敷市は、石油化学や鉄鋼・自動車、企業集積地である水島コンビナートなど、西日本有数の工業都市。

 

豊かな自然を活かした農業・漁業も盛んな地域です。

 

特に、長い年月をかけて培われた技術を持つ繊維産業は、分野で全国的なシェアを誇り、国内の学生服の多くが倉敷市で生産されています。

 

また、国産デニムの発祥の地としても有名で、市内にあるジーンズストリートは、海外からの観光客にも人気があります。

 

倉敷市の移住支援

 

魅力満載の倉敷市。倉敷市の移住支援についてご紹介します。

 

移住支援金

倉敷市内への移住・定住の促進及び中小企業等における人手不足の解消を目的とした制度です。

 

東京圏から倉敷市内へ移住・定住し、かつ、岡山県の就労マッチングサイトに移住支援金の対象として掲載する求人に就業した方、起業支援金の交付決定を受けた方、テレワークにより引き続き転入前の業務を継続する方に、移住支援金を交付します。

 

2人以上の世帯には100万円、単身者には60万円が支給され、18歳未満の子ともが2人以上いる世帯には、2人目以降の子どもにつき30万円が加算されます。

 

他にも、テレワークによって移住した方には、最大30万円の補助金が支給し、引越し費用やテレワークの環境整備にかかる費用を補助しています。

 

参考：移住支援金/倉敷市ホームページ

テレワーク移住支援補助金/倉敷市ホームページ

お試し住宅

倉敷市及び岡山県高梁川流域圏域での仕事・住まいをお探しの方に、お試し住宅を用意しています。

 

お試し住宅は、JR新倉敷駅に近い1Kタイプの集合住宅と、瀬戸内海近くにある古民家住宅の2タイプです。

 

お試し住宅ミニ相談会や、市内案内サービス、移住体験ツアーなども実施されているので、さまざまなサービスを併せて利用すれば、よりリアルに倉敷の暮らしを体感できるでしょう。

 

参考：お試し住宅/くらしきで暮らす

オンライン移住相談

予約が必要ではありますが、県外の在住希望者を対象に、オンラインでの移住相談を行っています。

 

WEB会議システムアプリを使用した相談では、市の担当者だけでなく、市内企業への就労をサポートする「くらしき移住就労サポートデスク」とも同時に相談できます。

 

暮らしと仕事の相談が同時にできるのは、嬉しいですね。

 

参考：相談窓口・オンライン/倉敷市ホームページ

倉敷市で働く

 

倉敷市では、働き方に合わせて起業支援、就農支援、地域の資源を活用し魅力を引き出す支援員として「地域おこし協力隊」のメニューを用意しています。

 

就労支援

倉敷市内に就労支援窓口を設置するだけでなく、首都圏での就職相談会の開催や、移住を希望者の就職を積極的にサポートしています。

 

「くらしき移住就労サポートデスク」では、倉敷市の求人紹介だけでなく、応募書類の書き方をアドバイスしたり、就職後のフォローをしたり、手厚いサポートを行っています。

 

オンラインでの面談も可能ですので、倉敷市の仕事探しの際には活用すると良さそうです。

 

参考：就労支援/倉敷市ホームページ

 

起業支援

• ・倉敷ベンチャーオフィス

倉敷市が運営する創業支援施設で、起業家の成長を支援しています。

 

創業支援とオフィス賃貸を行っており、オフィス入居後は他の入居企業と交流を深める機会も設けています。

 

• ・くらしき創業サポートセンター

創業を希望する方や創業間もない方をバックアップしてくれます。

 

相談先の案内や創業基礎知識を学べる起業塾、創業経験談やノウハウを聞ける講演会などを実施し、身近な相談窓口としてサポートしています。

 

参考：KVO(倉敷ベンチャーオフィス)

　　　くらしき創業サポートセンター

 

就農支援

マスカット・スイートピー・モモの新規就農研修を実施。初めて農業をはじめようとする方のために研修制度を整え、手厚くサポートしてくれます。

 

新規就農者には、経営開始資金として 月12.5万円（年間150万円）を定額交付したり、独立・自営就農者には、必要な機械・施設の導入等の取組に対する助成金も用意したりと、経済的な支援も充実しています。

 

参考：新規就農者/倉敷市ホームページ

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