防災意識を高める防災士の資格！取得方法や取得のメリットを紹介

防災士という資格を知っていますか？防災士とは、防災に関する正しい知識や技術を身に付けて、積極的に地域や職場の防災活動・災害支援活動をする人のことです。

この記事では防災士の資格を取るための手順や、資格取得のメリットについて解説します。防災意識を高めるためにヒントにしてください。

災害大国日本！「防災士」の資格概要

日本は地震や台風、大雨などの災害が多い国です。日常生活で防災意識を高め、いざという時に落ち着いて行動できる力を身につけることは、とても重要です。

そこで役立つのが「防災士」という資格です。この資格を取得すると、日ごろの防災対策の知識を体系的に学べるだけでなく、災害時に自分や周囲の人を守る力を高めることができます。

「防災士」とはどのような資格なのか？

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防災士とは、認定特定非営利活動法人の「日本防災士機構」から「防災に関する一定の知識・技能を有している」という認定を受けた人に与えられる資格です。

防災士制度は、1995年の阪神・淡路大震災をきっかけに誕生しました。震災の犠牲を教訓とし、地域防災の向上を目的として設けられた制度です。

防災士の心構えは 「自助・共助・公助」 に集約されます。

• 自助：自分の命は自分で守る
• 共助：身近な人と助け合う
• 公助：国や地方公共団体と協力する

公的な支援に頼るだけでなく、地域の安全を自ら守る意識を持つことが、防災士の基本理念です。

「防災士」の資格はどうやって取得する？

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防災士の資格を取るまでのステップを見ていきましょう。

1.防災士養成講座の受講

日本防災士機構が定めたカリキュラムに基づき、21項目のうち最低12項目を集合研修で学びます。残りの項目は自主学習を行い、レポートを提出します。

2.集合研修と試験

集合研修は2日以上が一般的で、最終日に防災士資格取得試験を受験。正解率80％以上で合格となります。

3.救急救命講習の受講

試験合格後、救急救命講習を受講すると、防災士として正式に認定されます。

「防災士」の資格を取得するメリットとは？

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防災士はあくまでも民間資格であり、災害発生時に指揮を取ったり救助活動の責任を負ったりするものではありません。

正しい知識と技能を身につけ、防災活動や災害時のボランティア活動に参加できる人、という位置づけが妥当です。

また、講習を真面目に受ければほぼ誰でも合格できる難易度であるため、就職で直接有利に働く資格ではありません。

しかし、防災士資格を取得することで日ごろからの防災意識が高まり、災害時に「守ってもらう側」から「守ってあげる側」へと意識を変えられます。

自分や家族、地域を守ることはもちろん、ホテルマンなどお客様の安全を守る仕事をしている人にとっても、取得して損のない資格です。

防災意識を高める「防災士」の資格を取得して仕事に活かそう

防災士は、取得しても権限を得られたり、何かが有利になったりする性質の資格ではありません。

しかし、受験することで災害に備える方法を学べるはず。

その知識を周囲にシェアすれば、防災の輪が広がることでしょう。興味のある人は取得を検討してはいかがでしょうか。