通勤時間の長さを理由に転職するのはアリ?
快適な通勤ができるかどうかは、仕事に対するモチベーションを左右します。通勤時間の長さも非常に重要な要素です。
通勤時間が長すぎることに嫌気が差して、転職を考える人もいるでしょう。この記事では転職する前に試すべき対処方法や、転職理由の伝え方について詳しく解説していきます。時間の使い方を考えるための参考に、役立ててくださいね。
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通勤時間の長さによって転職したくなる理由とは?
通勤時間の長さによって転職したくなることには、どのような背景があるのでしょうか。代表的な理由を見ていきましょう。
仕事の疲れが取れない
毎日の通勤は、思いのほか体力を消耗するものです。特に電車通勤の場合は座れないことが多く、長時間立ちっぱなしになりがち。
始業前に疲れ果てたり、残業を終えて帰る道すがらも疲労感が強かったりということで、転職を考える人もいるでしょう。
時間を損してしまう
通勤時間は実質的に、拘束されている時間ですが、仕事をしているわけではないので給料は発生しません。そのため、通勤時間が長ければ長いほど時間を損していることになります。
資格の勉強や読書など、通勤時間を有意義に使える場合もあります。しかし、大混雑の電車で通勤する場合は身動きが取れないため、そのような過ごし方も難しいでしょう。
毎日、時間をムダにし続けることは、大きな損失ではないでしょうか。
自由な時間を確保できない
通勤時間が長ければ、定時で仕事を終えたとしても自由に過ごせる時間は短くなります。
毎日、帰宅するのは家族が寝静まったあとだったり、帰宅後にすぐ就寝しなければ翌日の仕事に支障が出たりといったことも、転職したくなる理由として挙げられます。
交通費が高額
通勤にかかる交通費は、勤務先から支給されることが多いでしょう。しかし、全額支給されるとは限りません。
勤務先と自宅が遠く、支給額の上限を超える交通費がかかる分は自己負担になるケースもあります。長く勤めれば勤めるほど、出ていく交通費がかさむため「早く転職した方が良いのでは?」と考えるのではないでしょうか。
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通勤時間の長さがストレスになっている時の対処方法
長すぎる通勤時間には、さまざまなデメリットがあるのですね。転職することも解決策のひとつですが、そう簡単に決められることではありませんよね。
「通勤時間が長いのはつらいけど、仕事は好きだから続けたい……」と悩んでいる人もいることでしょう。転職を決める前に、試してみるべき対処方法を紹介します。
引越しをする
職場を変えずに、自分の住居を変えることを考えてみましょう。引越しには多額の費用がかかったり、準備が大変だったりという面もあります。
しかし、この先何年も続く社会人生活で通勤時間の長さから解放されることを思えば、検討する価値はあるはずです。
また、引越し費用や家賃の補助を受けられる福利厚生が用意されている場合もあるので、調べてみてくださいね。
通勤手段を変える
通勤時間の長さよりも、混雑などの環境に対するストレスが強い場合は通勤手段を変える方法がおすすめです。公共交通機関ではなく、自家用車や自転車での通勤を試してみましょう。
最寄駅まで歩いたり、乗り換えの電車が来るまで待ったりすることがなくなるため、時間を短縮できる可能性もあります。
自家用車・自転車での通勤が認められているのか、交通費はどのような扱いになるのかなど、勤務先のルールを確認してから実行しましょう。
通勤時間の使い方を考える
大混雑の電車で身動きを取れない場合は難しいですが、本を読める程度に余裕があるなら通勤時間の使い方を考えてみましょう。
通勤時間に資格の勉強を進め、キャリアアップに成功した人もいます。「通勤時間が長い」ということは、見方を変えれば「通勤しながら使える時間が多くある」ということです。有効な使い道を探ってくださいね!
働き方を変える
転職しなくても、働き方を変えられる場合があります。リモートワークが認められている職場であれば、リモートワークに切り替えることで通勤時間の問題は一気に解決することでしょう。
また、自宅が遠いなどの事情を説明した上で残業が少ない部署へ異動できないか相談したり、自宅からのアクセスが良い支社・支店への転勤を願い出たりといった方法もあります。
リスクが付きまとう転職に踏み切る前に、今の職場でできることを考えてみましょう!
通勤時間が原因で転職!理由の伝え方は?
通勤時間の長さが原因で転職する際には、理由の伝え方に注意が必要です。入社後の転勤や、通勤電車のダイヤ変更などがあった場合でなければ、通勤時間の長さは最初から分かっていたことでしょう。
「通勤時間が長いため、転職を決めました」と伝えると「計画性がない」「不平不満を抱きやすい」「通勤時間が短い職場ならどこでも良いのでは?」などと、マイナスの印象を与えがち。
転職活動における面接では、なるべく通勤時間の長さには触れず、別の理由を伝えた方が無難です。
なるべくなら通勤時間の長さには触れず、他の理由を挙げたほうが無難です。他の理由がどうしても思いつかない場合は、ポジティブに言い換えることが重要。
通勤時間を短縮したら、時間をどのように使いたいのかを伝えることがおすすめです。以下の例文を参考に、前向きな印象を与える転職理由を考えてくださいね。
「今の仕事にもやりがいを感じていますが、この業界に入ってから5年経ち、責任のある立場になったことでもっとスキルを磨かなければならないと感じております。現状、通勤時間に往復2時間かかっており、この時間を有効活用して資格を取るために、自宅から近いエリアに転職することを決めました」
通勤時間の長さはあくまでも「転職を決めたきっかけ」として話すことがポイントです。志望動機は別に用意し「なぜこの企業を選んで応募したのか」を伝えるようにしてくださいね。
通勤時間の悩みは転職エージェントへの相談もおすすめ
通勤時間が長いという理由で、転職に踏み切るべきかどうかは判断が難しい問題です。「1人で考えていても答えが出ない……」という時には、転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。
通勤時間以外でも、不満に感じていることや「もっとこういう職場で働きたい」といった希望についても相談に乗ってもらえるはずです。
また「通勤時間を最小限にしたい!」という場合は、住み込みでの募集が多い宿泊施設で働くこともおすすめ。ホテル・旅館の仕事探しは、おもてなしHRをご活用ください。