「夜勤」は何時から何時まで?法律上のルールや夜勤シフトの例を紹介!

「効率良く稼げる」というイメージが強い夜勤の仕事。「夜勤」とは具体的に、何時から何時までの労働を指すのでしょうか。また、法律上の決まりを知らずに働くと、思わぬところで損をするおそれがあります。実際の求人情報における夜勤のシフト例や、覚えておくべき夜勤のルールを、詳しく見ていきましょう。

目次

    「夜勤」は何時から何時まで?

    夜の交差点

    Scrudje – stock.adobe.com

     

    24時間体制の職場や、稼働時間が長い職場には「夜勤」というシフトが存在します。夜勤とは名前の通り、夜間に勤務すること。

     

    何時から何時までを夜勤とするかは、職場によってさまざまですが、法律上の決まりごとは覚えておきたいところ。正しい扱われ方を知らないと、給与や休憩時間で損するおそれがあります。

     

    この記事では、夜勤にまつわる法律について解説します。おもてなしHRに掲載中の求人情報から、夜勤シフトの例も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

    押さえておくべき「夜勤」の法律

    夜間の労働には、日中の労働とは異なるルールがあります。夜勤の労働者が知っておくべき法律を見ていきましょう。

    割増賃金がつく時間

    夜勤で働く人がまずしっかり認識すべきことは、深夜労働にあたる時間帯の賃金です。法律上、深夜労働とされるのは22時から翌日5時まで。この時間帯に人を働かせる場合、通常賃金に対して25%以上の割増賃金を支給しなければなりません。

     

    例えば、夜勤のシフトが20時から翌日4時までだった場合、21時までは通常賃金で働き、22時以降は割増賃金で働くことになるのです。

     

    該当の時間帯で夜勤をした際には、給与明細をしっかり確認してくださいね。

     

    参考:深夜割増賃金について/厚生労働省

    休憩時間の考え方

    深夜0時をまたぐ夜勤の場合は、勤務日数のカウントに注意が必要です。例えば4月1日の22時から4月2日の6時まで、8時間働いた場合を考えてみましょう。

     

    法律上、休憩時間は6時間以上8時間未満の労働においては最低45分、8時間を超える労働においては最低60分与える義務があります。それでは4月1日の勤務時間は2時間、4月2日の勤務時間は6時間になるため、4月2日に45分の休憩を与えれば良いのでしょうか。

     

    その答えはNOです。日付をまたぐ勤務でも1日の勤務としてカウントするのが正しい取扱いです。上記のようなシフトであれば、どこかのタイミングで1時間以上の休憩を与えなければなりません。

     

    法律を都合よく解釈したり、勘違いして覚えていたりする雇用主も存在します。自分の権利を守るためにも、覚えておきましょう。

    深夜労働できない・させてはならない人

    労働者は割増賃金がもらえ、雇用主は必要な人員をそろえられる夜勤シフト。お互いにとって良い働き方ですが、深夜労働できない人や、させてはならない人もいます。

     

    まず、18歳未満の深夜労働は、原則として禁止されています。災害などで臨時の必要性がある場合や、交代制の勤務で16歳以上の男性であれば、例外的に認められるということですが、深夜に働けるのは基本的に18歳から、と覚えておきましょう。

     

    また、妊産婦が「深夜労働はしたくない」と申し出た場合、雇用主はそれを拒否できません。

     

    参考:深夜労働の制限について/茨城労働局ホームページ

    宿泊施設における「夜勤」の勤務時間例

    夜のホテル

    Mikolaj-Niemczewski – stock.adobe.com

     

    さまざまな決まり事がある夜勤ですが、実際の職場ではどのようなシフトが組まれているのでしょうか。おもてなしHRに掲載中の求人情報から、夜勤の勤務時間例を見ていきましょう(2023年4月時点の情報)。

    北海道のシティホテル

    北海道に立地する、あるシティホテルでは、フロントスタッフを募集しています。

     

    求人情報に掲載されているシフトの例によると、夜勤は17時から翌日2時までの後、休憩を挟んで3時〜12時まで。また、16時から翌日1時まで勤務し、長い休憩を挟んで7時〜16時まで勤務というパターンもある模様。

     

    シフトパターンは多いものの、実働8時間が基本です。メリハリをつけて働きたい人におすすめの求人情報です。

    長崎県のリゾートホテル

    長崎県の、あるリゾートホテルでもフロントスタッフを募集しています。

     

    こちらのホテルで募集しているのは、主に夜間のフロントを担当するスタッフ。

     

    シフトの例を見てみると、夜勤は15時から翌日0時までの勤務と、0時から8時30分までのパターンが掲載されています。夜勤としては早めの時間帯に上がるシフトもあるので、プライベートとのバランスを取りながら働けそうですね。

    鹿児島県のリゾートホテル

    最後に紹介するのは鹿児島県の、あるリゾートホテルです。

     

    このホテルでは、施設管理スタッフを募集しています。

     

    24時間体制でホテルの安全を守るポジション。夜勤のシフト例としては、22時から翌日7時までの勤務が掲載されています。また、週に1回、当直勤務があるとのこと。責任感の強い人に、おすすめの職場です。

     

    勤務時間の希望は転職エージェントに相談しよう

    「夜勤が多すぎてつらい……」「もっと夜勤で稼ぎたい!」といったことで悩んでいるのであれば、転職エージェントに相談してみましょう。あなたに合った働き方を、一緒に考えてくれるはずです。

     

    夜勤ありの仕事と言えば、ホテルや旅館。宿泊施設の仕事探しは、おもてなしHRにお任せください。

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