職場に馴染めない……辞めたいと思ったら
人間関係の悩みは離職理由として代表的なもの。職場に馴染めないことで悩み、「辞めたい……」と思っている人もいるのではないでしょうか。
しかし、このご時世、馴染めないという理由ですぐに辞めるのは高リスク。続けるにしても、辞めるにしても、後悔のないように動くことが重要です。
「職場に馴染めないから辞めたい」と思う理由や、辞めたいと思った時の適切な対処方法を見ていきましょう。
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「職場に馴染めない」という理由で辞めたくなるのはなぜ?
職場は言うまでもなく、仕事をするための場所。おしゃべりに興じたり、一緒にランチを食べたりする相手がいなくても、十分やっていけるはずです。にもかかわらず、「馴染めない」ということで辞めたくなるのは、どうしてなのでしょうか。
具体的な理由を見ていきましょう。
業務に支障が出ている
職場に馴染めていない状態では、周囲と連携を取ることが困難です。
業務連絡がスムーズに伝わらなかったり、困りごとを相談できる相手がいなかったりして、仕事を円滑に進められないと「辞めたい……」と思いやすいのではないでしょうか。
また、いつも1人でいることで「職場での立場が弱い」と見なされ、必要事項をわざと教えてもらえないなどの嫌がらせを受けることも。
居心地が悪い
1人で完結できる仕事だったり、業務上の連携は取れていたりする場合でも、職場に馴染めていないことで居心地の悪い思いをすることがあります。
周りは仲良く雑談しているのに自分だけ蚊帳の外……といったことが頻繁にあると、職場にいることに苦痛を感じるかもしれません。
自分を責めてしまう
職場に馴染めない背景にはさまざまな事情があるものですが、「自分だけが悪い」と思い込み、自分を責めてしまう人もいます。
「馴染めないのは自分の性格が暗いから」「職場の人と良い関係を築けない自分はダメだ」といったことを考え続けると、仕事に対するモチベーションが下がります。
「この仕事をしたい!」と思って入社した企業でも、最終的に辞めたくなってしまうのですね。
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「職場に馴染めないから辞めたい」と思った時の対処方法
「職場に馴染めないから辞めたい」と思った時、後悔のないように動くためにはどうすれば良いのでしょうか。適切な対処方法を見ていきましょう。
現実に困っていることを書き出す
悩みや問題を整理するためには、「現実に困っていること」を書き出すことが有効です。例えば「ランチを1人で食べるのが寂しい」ということであれば「1人で充実した昼休みを過ごす」といった選択肢が見えてきます。
また、多少の寂しさを感じていても、「業務に支障は出ていない」ということに気が付く可能性もあります。それならば、「無理に馴染もうとせず割り切って働く」と決心できるのではないでしょうか。
また、「馴染めないことで連携が取れない」など、困っていることがあるなら現実的な解決策を考えましょう。コツは「仲良くなろう」とするのではなく「仕事をしやすくしよう」とすることです。
1人の味方を見つける
社内の関係者全員と、万遍なく良好な関係を作ることは困難ですが、信頼できる1人を見つけることなら、できるかもしれません。職場に親しい相手が誰もいないのと、1人いるのとでは大違いです。
「この人となら仲良くなれそう」と感じる人がいたら、自分から声を掛けてみましょう。注意したいのは、無理に距離を詰めようとしないことです。自然な会話を重ね、ほどよく親しくなることを目指してください。
転職活動してみる
今の仕事をすぐに辞めるのではなく、上記のような対処方法を試しながら、転職活動を進めてみることもおすすめ。それは金銭面やキャリア面だけでなく、次の職場で同じ問題にぶつからないためでもあります。
「職場に馴染めない」という悩みの原因が自分自身にある場合、転職しても同じことで悩むおそれがあるのです。
今の職場を「次に失敗しないための練習台」と考えて、対処してみてはいかがでしょうか。対処が成功して現状が良くなることもあれば、良い転職先が見つかることもあるでしょう。
また、「転職先が見つかったら環境が変わる」という担保を得ることで、自然に振舞えるようになるかもしれません。
職場の悩みは転職エージェントへの相談もおすすめ!
「辞めたい……」と思い悩むほどの問題を抱えているのであれば、転職エージェントの相談もおすすめです。
今すぐに転職しようという段階でなくとも、悩み事を相談することで、今後の道筋が見えてくるかもしれません。登録だけでもしておけば、いざ転職を決めた時にも、スムーズに動き出せるはずです。
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