オフィスワークにも向き・不向きがある?
事務や経理、人事といったオフィスワークは特別な資格がなくても就業可能です。肉体労働のように体力を使う機会も少ないため、「誰にでもできる仕事」と思われがちかもしれません。
しかし、どのような仕事にも向き・不向きはあるもの。この記事では残念ながらオフィスワークに向いてない人の特徴を解説します。
「向いてない!」と思った時の対処方法も紹介するので、自分に合った仕事を探すための参考にしてくださいね。
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オフィスワークに向いてない人の特徴8選
以下のような特徴を持つ人は、オフィスワークには向いていないかもしれません。自分自身の特徴と、照らし合わせながら読んでくださいね。
「やりがい=収入」と考える
事務や経理、人事といった仕事は、営業・販売と異なり給料の指針が分かりにくいものです。
仕事ぶりに応じた定期的な昇給は望めますが、「毎月のインセンティブで手応えを感じたい!」というタイプの人には不向きかもしれません。
目に見える形で仕事にやりがいを求める人は、インセンティブのある職種の方が適しているでしょう。
大雑把
オフィスワークは、数字の正確性や1枚の書類が非常に重要な意味を持つ仕事です。物事を大雑把に考える人や、適当なさじ加減で仕事を進めたいと考える人にとっては窮屈ではないでしょうか。
また、細部までしっかりと確認する慎重さがなければ、ミスを連発して業務が滞るおそれもあります。本人の性格によって、向き・不向きが左右される職業なのですね。
仕事に変化や刺激がほしい
毎日、違うお客様と接するサービス業や、常に新しい商品を売り込む営業職などとは異なり、オフィスワークの仕事は同じことの繰り返しです。
同じ作業を繰り返すことが好きな人にとっては天国ですが、仕事に変化や刺激を求める人は、すぐに退屈してしまうかもしれません。
また、ずっと座っていることが苦手な人や、表舞台に立って活躍したいにとっても、オフィスワークは苦痛でしょう。
臨機応変な対応が苦手
オフィスワークは同じことの繰り返しが基本ですが、イレギュラー事態に対応する場面もあります。
例えば営業事務なら、営業マンやお客様の都合によって仕事の進め方を工夫したり、事務作業をしながら電話対応・メール対応をしたりする機会は多いでしょう。
根気よく同じ作業を繰り返しつつ、突発的な出来事に対応する能力が求められるのですね。
コミュニケーションが苦手
1日中、同じメンバーと同じ空間で仕事をするオフィスワーク。気持ち良く働くためには、コミュニケーションスキルが欠かせません。
また、オフィスワークはひとりで黙々と作業をこなすイメージが強いかもしれませんが、実際にはチームワークです。工程ごとに作業を分担し、一丸となって取り組まなければならない場面も多々あるはず。
適切なコミュニケーションを取り、程良い距離感で人間関係を築く能力が必須ではないでしょうか。
パソコン操作が苦手
今の時代、オフィスワークはパソコンがなければ成り立ちません。パソコンは使っていくうちに操作を覚えるものです。
しかし、努力で補えないほどパソコン操作が苦手だったり、「難しすぎて触るのも嫌!」と感じたりする人がオフィスワークを続けることは難しいでしょう。
スケジュール管理が苦手
企業活動を縁の下で支えるオフィスワーカーは、スケジュール通りに仕事を進めなければなりません。
通常業務の締め切りを守ることはもちろん、どの仕事を優先すべきなのか、有給休暇を使う場合はどうするかといったことまで考える必要があります。
1日ごと・1週間ごと・1カ月ごとにしっかりスケジュールを立て、管理する能力がなければ業務をスムーズに進められないでしょう。
口が軽い
事務や経理、人事といった仕事は、企業の内情に触れる機会が多い立場です。機密情報を口外しないことは、社会人として当然の行動ですが、世の中には口が軽い人がいることも事実。
つい、家族や友人に話したくなったり、何でもSNSに投稿したくなったりしてしまう人は、オフィスワークに就かない方が良いかもしれません。
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オフィスワークに向いてないと思ったら
オフィスワークはやってみるまで向き・不向きが分からない仕事です。実際にどのような仕事をしているのか、外から見えない上に、アルバイトでも経験しにくいことがその要因。また、資格試験などでオフィスワーク系スキルの勉強はできますが、実際の仕事に正解があるとは限りません。
いざオフィスワークに就いてみて、「向いていない……」と思った時の対処方法を把握しましょう。
向いてない理由を探る
「仕事が向いていないかも」と思ったら、向いていない理由を探ることが非常に重要です。理由を明確にすることで、転職を考える際の指針になるのです。
例えば「チームワークで事務処理を進めるのが苦手」という理由なら、接客業への転職は厳しいでしょう。しかし、「ずっと座って作業するのが苦手」といった理由であれば、接客業が向いているかもしれません。
「向いてない!」と感じる理由を、紙に書き出して整理すると良いでしょう。
努力・工夫で改善できる部分がないか考える
「向いてない!」と感じる理由が分かったら、自分の努力や工夫で改善できないか考えてみてください。転職・離職の理由を、他人や環境のせいにするのはNG。
辞めてから「もっとああすれば良かった……」と後悔したり、転職活動の面接などで「他責的な人物」と見なされたりするおそれがあります。
努力・工夫で改善できそうなことがあれば、ぜひ実行してみましょう。転職せずとも悩みが解決するかもしれません。
他の職場に目を向けてみる
「向いてない、オフィスワークが合わない」という気持ちが強い場合は、他の職場に目を向けてみることもおすすめです。つらいと感じる仕事を無理して続けるよりも、いきいきと活躍できそうな職場を探してみてはいかがでしょうか。
新たな仕事を探す際には、転職エージェントへの相談がおすすめ。プロの力を借りることで、苦手なこと・得意なことが明確になり、自分にぴったりな企業が見つかる可能性があります。
ホテルの仕事に興味があればおもてなしHRまで!
「オフィスワークに向いていないかも……」と悩んでいるのであれば、ホテルで働くことを検討してみてはいかがでしょうか。ホテルには接客業務だけでなく、施設管理や調理、清掃といった仕事もあります。あなたの能力を存分に発揮できる職場が見つかるかもしれません。
ホテルの仕事を探す際には、おもてなしHRにご相談ください。