【例文あり】個別に送る退職メッセージの注意ポイントを把握しよう！

退職時のメッセージで気持ちを伝えるコツとは？

退職時には、社内全体に向けて挨拶のスピーチをしたりメールを送信したりするものです。

また、特にお世話になった人や、関わりが多かった人に対してはカードやメール、チャットなどで個別のメッセージを伝えたくなるでしょう。

この記事では、退職時に個人的なメッセージを送る際、気持ちを伝えるための注意ポイントについて解説します。後半では相手別の例文も掲載するので、ぜひ最後まで読んでくださいね！

退職時のメッセージ:気をつけたいポイント3選

mmf2 – stock.adobe.com

退職時の個人的なメッセージは、社内全体に向けてのあいさつと異なり、多少フランクにしても問題ありません。

しかし、最低限のマナーは守りましょう。以下の点に注意してくださいね。

完結にまとめる

苦楽を共にしてきた仲間には、熱いメッセージを送りたくなるもの。しかし、長すぎるメッセージは読むほうに負担を掛けてしまいます。

仕事の邪魔にならないように、要点を簡潔にまとめることがポイントです。

ポジティブな内容にする

お別れのメッセージは、ポジティブであるべきです。

会社への不満を書き連ねて「辞めるのでせいせいします！」といった内容は絶対にNG。相手はこれから先も、同じ職場で働く人なので、企業の発展や今後の活躍を願うような、ポジティブなメッセージを書きましょう。これまでの感謝を伝えることも忘れずに。

相手が上司や、仕事を教えてくれた人であれば、これから先の自分の決意を伝えることもおすすめです。

自慢話は控える

大企業への転職が決まった、玉の輿に乗った、ベッドハンティングされたといった、自分にとって嬉しい理由で辞める場合は要注意。退職理由を伝えただけでも、自慢話と捉えられるおそれがあります。

自分の話は控え、相手との思い出話や相手の良いところを中心に持ってくると、感じの良いメッセージに仕上がります。

退職時のメッセージ:例文3選

以上のポイントをふまえて、メッセージの例文を見てみましょう。さまざまな相手を想定したメッセージを掲載するので、参考にしてください。

上司・先輩へのメッセージ

「○○さん、入社時から〇年間、大変お世話になりました。ご指導の際にはいつもお手本を示してくださった○○さんからは、仕事のフローだけでなく、業務に対する姿勢も学ばせていただきました。

○○さんの真摯な取り組み方を見習い、転職先でも頑張ります。これまで、本当にありがとうございました」

同期・チームメイトへのメッセージ

「○○さん、同じチームで〇年間、お世話になりました。チームの数字が足りない時や、後輩のフォローが必要な時、○○さんはいつも率先して動いていますよね。同僚として、尊敬しています。

わたしはこの会社を離れることになりましたが、○○さんのパワフルなモチベーションで、これからもチームを引っ張っていってください。長い間、ありがとうございました」

後輩・部下へのメッセージ

「○○さん、お疲れ様です。この度一身上の都合で退職することになりました。○○さんはわたしにとって初めてできた後輩で、フォローが足りない部分も多々あったかと思います。それでも懸命についてきてくれた○○さんには、いつも励まされていました。

これからさらに重要な仕事を任されることと思いますが、体に気を付けて頑張ってくださいね。〇年間、ありがとうございました」

退職時のメッセージで良い印象を残そう！

buritora – stock.adobe.com

去り際に良い印象を残すことは、これからの社会人生活において非常に重要です。転職後にビジネス上の付き合いが発生したり、プライベートで良い関係を築けたりと、プラスに働くことでしょう。ひとつひとつの縁を大切に、気持ちのこもったメッセージを伝えてくださいね！

なお、ホテル・旅館への転職は、おもてなしHRにご相談ください。