皿洗いに便利な使い捨て手袋!
皿洗いの時、注意したいのは手荒れ。一般家庭の皿洗いでもひび割れやあかぎれといったトラブルに見舞われますが、調理の職場においては強い洗剤を使ったり、大量の食器を洗ったりすることで深刻になりがちではないでしょうか。
そこで活躍するのが使い捨ての手袋。繰り返し使えるゴム手袋もありますが、日々の皿洗いには使い捨て手袋の方が適しているかもしれません。
その理由や、素材の特徴などを詳しく見ていきましょう。
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使い捨て手袋が皿洗いに適している理由とは?
使い捨て手袋が皿洗いに適しているのはなぜなのでしょうか。5つの理由を解説します。
薄手である
使い捨て手袋は、ゴム手袋よりも薄手です。食器の汚れが落ちたかどうかを確かめるためには、感触も重要。見た目がきれいであっても、小さな汚れがこびりついており、触れることで気が付く場合が多いのです。
薄手の使い捨て手袋であれば、食器の感触が手に伝わりやすいため、汚れに気が付きやすいでしょう。
清潔を保てる
清潔を保てることは、使い捨て手袋の大きなメリットのひとつです。使うたびに新しいものに取り換えるため、常に清潔な状態で皿洗いができるでしょう。
また、「床掃除用の手袋で皿洗いをしてしまった!」といったミスも起こらないので安心です。
においが少ない
ゴム手袋には、独特のにおいがあります。特に新品の場合はにおいが強く、皿洗いに使うと食器ににおいが移って、料理の味に影響してしまうこともあるでしょう。
一方、使い捨て手袋の場合は素材によっては多少のにおいを感じるものもありますが、ほとんど無臭のものもあります。
皿洗いをする時は、料理を提供する時のことまで考えなければなりません。においが少ない使い捨て手袋は、まさに打ってつけのアイテムではないでしょうか。
用途によって使い分けできる
詳しい種類は後述しますが、使い捨て手袋にはさまざまな素材のものがあります。フィット感が強い、油や薬品に強い、着脱しやすいといった特徴があり、選択の幅が広い点もメリットでしょう。
複数の種類を常備しておけば、普段の皿洗いと大掃除とで使い分けることができます。
低コスト
使い捨て手袋は大容量のパックで売っていることが多く、コストを抑えられます。従業員が大勢いる場合などは、大量のゴム手袋を買うよりも安上がりかもしれません。
使用後に洗って干す、といった手間もないので、人件費の節約にもつながるのではないでしょうか。
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素材別!使い捨て手袋の特徴
先述の通り、使い捨て手袋にはさまざまな素材のものがあり、それぞれに異なる特徴を持っています。代表的な素材が持つ特徴や、皿洗いにおける適切な用途を詳しく見ていきましょう。
ポリエチレン手袋
【特徴】
- ・着脱しやすい
- ・フィット感はない
- ・安価
- ・油、薬品、溶剤に強い
【適した要素】
- ・普段の皿洗い
- ・軽い清掃
PVC手袋
【特徴】
- ・油、薬品、溶剤、漂白剤に強い
- ・劣化しにくい
- ・感触が伝わりやすい
- ・食品に触れることはできない
【適した用途】
- ・食器や布巾の漂白
- ・しつこい油汚れの清掃
- ・繊細な食器の洗浄
- ・高級レストランでの皿洗い
ラテックス手袋
【特徴】
- ・滑りにくい
- ・柔軟性が高い
- ・手の動きになじむ
- ・長時間の使用に適している
- ・油、薬剤、溶剤に弱い
- ・天然ゴムの場合はにおいがある
- ・天然ゴムの場合はアレルギーが出ることがある
【適した用途】
- ・食器の水洗い
- ・食器の拭き作業
- ・キッチンの水拭き
ニトリル手袋
【特徴】
- ・強度がある
- ・油、薬品に強い
- ・フィット感が強く素手の感覚で使える
- ・医療作業にも使われている
- ・ラテックス手袋の代用品として使われることも
【適した用途】
- ・繊細な食器の洗浄
- ・皿洗いの仕上がりチェック
- ・調理器具の洗浄
- ・しつこい油汚れの洗浄
使い捨て手袋を活用して皿洗いをスムーズに
皿洗いをスムーズに進められるかどうかは、お客様に料理を提供するまでの時間を左右する重要事項です。今回の記事を参考に、適切な使い捨て手袋を取り入れてスピーディにこなしてくださいね!
なお、ホテルのレストランなど、調理に関する仕事を探す際には、おもてなしHRが力になります。