どのくらいがちょうど良い?通勤・通学時間の平均をチェック!
就業先や居住地を決める際には、通勤時間を調べることが欠かせません。長すぎる通勤時間は自由を奪い、仕事のモチベーションを下げる原因になります。
しかしその一方で、通勤時間が短すぎると仕事とプライベートの区別がつきにくくなることも。また、家族がいる人は子どもの通学時間も考慮する必要がありますよね。
この記事では、全国の平均通勤・通学時間を紹介します。通勤時間を重視して引っ越しなどを考える際のポイントも解説するので、通勤スタイルを見直すための参考に、役立ててくださいね。
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全国の平均通勤・通学時間と地域別の平均通勤・通学時間
まずは、通勤・通学時間の全国平均と、地域別の平均通勤・通学時間を把握しましょう。
全国の平均通勤・通学時間
総務省統計局によると、2021年の通勤・通学時間の全国平均は、往復1時間19分です。片道では39.5分。
「許容できる通勤時間の長さ」としてあげられることが多いのは「片道1時間以内」です。引っ越し先や就業先を選ぶ際に、「通勤時間が片道1時間以内」であることを重視した人が多いのではないでしょうか。
地域別の平均通勤・通学時間
通勤時間の長さは地域によって差があります。通勤・通学時間が長い地域の上位は、以下の通りです。
- 神奈川県 1時間40分
- 千葉県 1時間35分
- 東京都 1時間35分
- 埼玉県 1時間34分
- 奈良県 1時間28分
ベッドタウンや郊外から、都心部に通う人が多いエリアのため、通勤時間が長いのではないでしょうか。
一方、通勤・通学時間が短い地域は以下の通りです。
- 宮崎県 56分
- 山形県 56分
- 愛媛県 57分
- 鳥取県 59分
- 石川県 1時間
地方は交通アクセスが悪いイメージがありますが、通勤時間は都市部よりも短いのですね。交通渋滞が起こりにくいことや、地域密着型の企業が多いことなどが要因かもしれません。
短い通勤時間にこだわって仕事を探すなら、地方での就業も視野に入れてはいかがでしょうか。
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平均が正解とは限らない!通勤時間を考える際のポイント!
長い通勤時間を好む人は少ないでしょう。しかし、通勤時間が短かったり、平均に近かったりすれば快適とは限りません。通勤時間を重視して、職場や居住地を考える際のポイントを見ていきましょう。
自分にとってのベストを考える
どのくらいの通勤時間が適切なのかは、人それぞれ。「職場まで徒歩10分以内が良い!」という人もいれば「40分くらいは電車にのって、気持ちを切り替えたい」という人もいます。
また、通勤時間を活用して勉強したり、本を読んだりしたいといった希望もあるはずです。平均時間に囚われず、自分にとってのベストを考えることから始めましょう!
通勤ルートを総合的に考える
快適な通勤を実現させるためには、時間以外の要素も考える必要があります。乗り換えの有無や、最寄り駅までの道のり、鉄道ダイヤといったことを、総合的に判断しなければなりません。
自宅から最寄り駅までに長い坂道がないか、ダイヤが乱れやすい路線ではないかといった、細かな部分まで、確認しましょう。
家賃や地価、交通費を考える
お金の問題は、シビアに考えましょう。通勤が便利なエリアは家賃や地価が高い傾向にあります。通勤時間の短さにこだわって無理すると、生活が立ち行かなくなるかもしれません。
また、勤務先によっては、交通費の支給がなかったり、上限が設けられたりすることも。「通勤時間は長いけど家賃が安いから節約になる!」と思って住居を決めた結果、交通費で損することがないように注意してくださいね。
治安に問題がないか考える
生活の拠点は、安全性が重要です。通勤時間や家賃、交通費を考えることも重要ですが、治安を無視してはいけません。
酔っ払いに絡まれやすい繁華街の真ん中や、人の往来が少なすぎるエリアは避けたほうが賢明でしょう。また、建物のセキュリティレベルも考慮して、物件を決めてくださいね。
家族の都合を考える
家族がいる場合は、家族の都合もよく考えましょう。パートナーの勤務先までの通勤ルートや、学校へのアクセスも、しっかり調べてくださいね。
特に子どもがいる場合は、習い事を始めたり、部活動で帰りが遅くなったりと、成長とともに生活リズムが変わることを忘れずに。5年先・10年先のことも視野に入れる必要があります。
通勤時間を短縮するなら寮・社宅付きの仕事もおすすめ!
通勤時間を短くしたい!家賃を抑えて便利なエリアに住みたい!という場合は、寮や社宅に入ることもおすすめです。
寮や社宅は、職場へのアクセスが良い場所に立地していることが一般的。片道1時間以内で通勤できることが、ほとんどではないでしょうか。
また、エントランスにロックがかかったり、治安の良い場所を選んでいたりと、従業員を守るためのセキュリティもしっかりしているはず。敷金・礼金がかからない、家賃が低価格といったことで、費用を抑えて入居できる点も魅力です。
寮や社宅を備えている企業は、宿泊業界で多く見受けられます。以下の記事では、宿泊業界の寮・社宅について解説しています。参考にしてください。
通勤時間の希望は転職エージェントに相談しよう!
「もっと楽に通勤したい!」「1時間以内で通える職場に転職したい!」といった希望は、転職エージェントに相談しましょう。通勤時間のことだけでなく、やりたい仕事やいかせるスキルを考慮の上、適切な求人情報を紹介してもらえるかもしれません。
宿泊業界の仕事を探す際には、おもてなしHRが力になります。