レストランのオーダーシステムって?導入のメリット・デメリットを紹介

レストランでの注文を快適にするためのオーダーシステム。スタッフが注文を受け付けるものや、お客様自身に注文してもらうものなど、システムには複数の種類があります。コロナウィルス感染拡大の影響で、オーダーシステムを導入する店舗も増加しています。当記事では、オーダーシステムを導入する場合のメリット・デメリットを紹介します。導入前の参考になさってくださいね。

目次

    レストランのオーダーシステムとは?

    iStock.com/Edwin-Tan

     

    お客様の席に向かい、伺った注文を伝票に手書きして、厨房に伝えに行く。

     

    伝票に書かれた注文内容を元に、金額や個数をレジに入力して会計をして、お見送りをするのが、ホールスタッフの仕事の流れです。

     

    これらの一連の業務を効率化するのに役立つのが、レストランのオーダーシステム。

     

    ファミリーレストランや居酒屋で見かけることの多いシステムです。

     

    コロナウィルス感染拡大の影響もあり、導入する飲食店は増加しています。

     

    特に目にすることが多いのは、従業員が専用の端末を持って注文を取る方法。端末に注文を入力することで、注文内容が厨房に伝達され、合計金額も自動で計算されます。

     

    厨房に伝えに行く時間、レジに金額を入力する時間、これらが削減されることで、ホールスタッフの業務はスムーズになります。

     

    レストランのオーダーシステムには、業務効率化以外のメリットがたくさんあります。

     

    どのような種類があるのか、導入のメリット・デメリットについて見てみましょう。

     

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    レストランのオーダーシステムの主な3種類

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    レストランのオーダーシステムは主に3種類。それぞれの特徴を紹介します。

     

    ハンディーターミナル型

     

    従業員が専用の端末を使用してオーダーを受ける方法です。

     

    注文を端末に入力することで、厨房にその情報が伝達されます。あらかじめ登録されているメニューを選択するだけなので、初心者でも簡単に注文を取ることができます。

     

    手書き伝票で発生しやすいミスが減らせたり、厨房まで注文を伝えに行く時間が省けたりするので、お客様の待ち時間が減らせるなどのサービス向上にもつながります。

     

    タブレット型

     

    テーブルに設置されたタブレット端末を使用して、お客様自身が注文する方法です。

     

    スタッフが席に注文を取りに行く必要はなく、スタッフによる注文のミスを防ぐことができます。注文内容は自動で厨房に伝達されるため、忙しい時間帯でも正確な注文を受け付けることができます。

     

    また、タブレット端末におすすめのメニューや動画を流すことができるので、確実に情報発信をすることができるのもメリットです。

     

    アプリ型

     

    お客様が所有するスマートフォンやタブレットでアプリを読み込み、お客様自身が注文する方法です。

     

    店舗で専用端末を導入する必要がないため、初期費用が抑えられます。

     

    また、お客様自身の端末を使用することで接触や飛沫などの不安が軽減され、コロナウィルス感染対策にもつながります。

     

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    レストランがオーダーシステムを導入するメリット

    iStock.com/simon2579

     

    レストランがオーダーシステムを導入することによるメリットについて紹介します。

     

    オーダーミス削減

     

    聞き取り間違いや書き間違いによるミスを防ぐことができます。

     

    受けたオーダーは自動的に厨房に流れ、伝票がプリントアウトされたり専用端末に表示されたりするので、正確な伝達もできます。

     

    従来の、手書き伝票、口頭での伝達で発生していた人的要因によるオーダーミス削減につながります。

     

    人件費削減

     

    特にタブレット型・アプリ型の場合は、注文を取るためにスタッフは席をまわる必要がありません。

     

    注文を受ける時間がなくなるため、少ない人員でもホールをまわすことができ、人件費削減につながります。

     

    会計時間の短縮

     

    注文の合計金額は端末で自動計算されるため、レジ操作の手間を省くことができます。

     

    レジの入力ミスが無くなれば、金銭授受におけるトラブルを軽減できるため、正確な清算業務につながります。

     

    データ集計ができる

     

    人気・不人気のメニュー、単価や客層などのデータを集計することができるため、売上向上に必要な情報を簡単に集めることができます。

     

    メニュー開発に必要な情報を得たり、食品ロス削減への効果があったりするため、経費削減にもつながります。

     

    レストランのオーダーシステムを導入するデメリット

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    レストランのオーダーシステムを導入するメリットは多数ありますが、もちろんデメリットにも目を向けなければなりません。導入のデメリットについて紹介します。

     

    コストがかかる

     

    用端末が必要なシステムであれば、導入費用がかかりますし、端末の購入は不要でも、毎月の維持費は必要です。

     

    初期費用は無料であっても、維持費として毎月数千円〜数万円かかることも。

     

    台数が多ければそれだけコストはかさみます。

     

    安定した通信環境を整備する必要もあるため、オーダーシステムそのもの以外にかかる費用も考慮しなければなりません。

     

    通信障害のリスクがある

     

    通信機器を使用するため、安定した通信環境が必要です。

     

    通信障害が起こると注文を受け付けることができなくなります。また、端末の故障が起こった場合も同様です。

     

    お客様は注文したつもりでいても、通信障害や端末の故障などによって正確に注文がされていなかったというケースも考えられます。

     

    ステムに依存しすぎず、予期せぬトラブルが発生した場合の対策も考えておく必要があります。

     

    コミュニケーションの機会が減る

     

    注文を取りに行くことがなくなれば、お客様とコミュニケーションを取る機会が少なくなります。

     

    システムによる伝達が中心になることで、従業員同士のコミュニケーションも減るでしょう。

     

    接客の楽しみが減ると感じるスタッフもいるかもしれません。

     

    中には、機械的な印象を感じるお客様もいるはずです。業務効率化で余裕ができる分、お客様へのおもてなしを強化すると良さそうです。

     

    レストランのオーダーシステムの導入で接客のレベルを上げよう!

    iStock.com/andresr

     

    レストランのオーダーシステムで注目されるのは業務効率化。

     

    従業員の気持ちに余裕がうまれる分、お客様への質の高い応対に注力できるようになるかもしれません。

     

    業務効率化とともに接客レベルを上げることができれば、お客様により良い環境を提供できそうです。

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