ブライダルスタッフが押さえておきたい接客用語とは?忌み言葉も併せて紹介!

ホテルなどのブライダルスタッフは、接客業の中でも特に失敗が許されない職業です。接客用語を正しく使うことが必要不可欠で、覚えておきたいフレーズや、ブライダルの場で言ってはいけない「忌み言葉」もあります。ブライダルスタッフにふさわしい接客用語や、忌み言葉の例を詳しく見ていきましょう。

目次

    ブライダルの接客用語を正しく理解しよう!

    テーブル

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    お客様対応の仕事をするのであれば、接客用語を正しく理解することが必要不可欠です。

     

    結婚式場やバンケットのスタッフなど、ブライダルに携わる場合は、粗相が絶対に許されません。一生に一度の晴れ舞台を、不適切な言葉遣いで台無しにしては大変です。

     

    この記事では、ブライダルの場面で失礼のない接客用語や、ブライダルで言ってはいけない言葉について解説します。しっかり把握して、お客様の門出に花を添えましょう!

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    ブライダル業界で必須の接客用語

    ウエイター

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    まずは、基本的な接客用語の中から、ブライダル業界で頻繁に使う言葉や、注意したい言葉、ブライダル業界ならではの言葉を把握しましょう。言い回しを覚えておけば、スマートに対応できるはずです。

    お客様を案内する時の接客用語

    新郎新婦の関係者やゲストを案内する際に注意したいのは「ご案内させていただきます」「お席はこちらになります」といった誤用が多い接客業後です。

     

    「させていただく」を正しい敬語として使えるのは、何かを自分からお願いしてやらせてもらう時や、自分が恩恵を受ける時。また、「なります」という表現は、物事の変化や結果に対して使う言葉です。

     

    いずれもお客様を案内する際の言葉としては正しくないため、注意してくださいね。正しい接客用語は、以下の通りです。

     

    • ・「ご案内いたします」
    • ・「こちらで承ります」
    • ・「お席はこちらでございます。」

    お客様の名前を確認する時

    一般的な接客であれば、お客様にお名前を聞く際には「お名前をお聞かせ願います」や「お手数ですが、お名前のご記入をお願いします」といったフレーズを使います。

     

    しかし、冠婚葬祭の場では「お名前」ではなく「ご芳名」と言うのが習わし。ご芳名の「芳」には「立派なもの」という意味があります。それに「ご」を付けて、さらに敬意を表した言い方なのですね。

     

    以下のフレーズを、覚えておきましょう。

     

    • ・「ご芳名をお聞かせ願います」
    • ・「お手数ですが、ご芳名のご記入をお願いします」

    料理を選んでもらう時・運ぶ時

    披露宴で出すメニューの中には、複数の種類からゲストに選んでもらう物もあります。また、ゲストのテーブルに料理を運ぶ際には、料理の内容を簡単に説明しますよね。

     

    この場面でも、間違えた接客用語を使いがち。「仔牛のステーキになります」「ワインは、赤と白、どちらにいたしますか」といった誤用に注意しましょう。

     

    「なります」の誤用は先述の通り。「いたしますか」はお客様が選ぶという行為に対して、謙譲語を使っていることに。シンプルで正確な言い回しを心がけましょう。以下のように伝えることが、おすすめです。

     

    • ・「仔牛のステーキでございます」
    • ・「ワインは赤と白のどちらになさいますか」

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    ブライダル業界では「忌み言葉」に注意

    ブライダスタッフは、正しい接客用語を使うとともに、「忌み言葉」の使用を避けることも必要です。「忌み言葉」としてまず上げられるのは、別れや不吉な出来事を連想させる、次のような言葉です。

     

    【切る・切れる・カットする/途切れる】【別れる/別れる】 【 壊す/壊れる】  【負ける】【忙しい(亡の字があるため】【割れる】【終わる・おしまい・終了】【流れる】 【縮める】【病気】【ケガ】【冷める】【欠ける】【崩れる】【短い】【飽きる】【おしまい】【四(シ】【仏】【悪い】【破る】【去る】【離れる】【絶える/途絶える】【死ぬ】【殺す】【恨む】【憎む】【ほどける】【滅びる】【失くす】【落とす/落ちる】【捨てる】【泣く/泣かせる】【涙】【腐る】【痛む】【離れる】【苦しむ】【呪う】【枯れる】【散る】【汚れる】【焼ける・燃える】

     

    ブライダルに限らず、お客様対応の場面にふさわしくない言葉もあります。縁起の悪い言葉や、いやな出来事を思い出す言葉は避けてくださいね。

     

    また、以下のように、何度も結婚することを連想させる言葉や、重ね言葉もNGです。

     

    【もう一度】【再度】【再び】【くれぐれも】【たまたま】【ますます】【どんどん】【だんだん】【徐々に】【多々】【たびたび】【ぐんぐん】【さまざま】【晴れ晴れと】【華々しく】【きらきらした】【続々と】

     

    これらの言葉は、悪気なく使ってしまいがちです。「ますますお幸せに」「もう一度、写真を撮りましょう」「くれぐれもお気をつけてお帰りください」などと言って、顰蹙(ひんしゅく)を買わないようにしてくださいね。

    お祝いの心を大切に接客用語を使おう!

    披露宴会場

    Leo – stock.adobe.com

     

    お客様を心からお祝いするの気持ちがあれば、正しい言葉遣い、避けるべき言葉遣いを把握できるはずです。今回の記事を参考に、ブライダルスタッフとして恥ずかしくない接客用語をマスターしてくださいね。

     

    また、ホテルのバンケットスタッフやブライダルスタッフの仕事を探す際には、おもてなしHRにご相談ください。

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