サービス接遇検定は履歴書に書ける?
就職や転職の際に必ず用意する履歴書。書類選考を通過するには、履歴書の内容が大きく関わってきます。
採用担当者は履歴書の内容を読み、応募条件に合っているか、スキルや経験が足りているかなどを判断して、書類選考通過の可否を決定します。
資格や検定は、スキルの有無を判断する材料です。保有しているものがあれば、必ず書くようにしましょう。
サービス接遇検定を履歴書に書くことでアピールできること
サービス接遇検定では、心構えから接客技術まで、接客にいかせる知識を幅広く身につけることができます。特定の職種で必須とされる検定ではありませんが、多くの業界・職種でいかせる知識が身につきます。
サービス接遇検定に合格しているのであれば、履歴書に記載して強みとしてアピールしましょう。
検定で問われるのは「サービススタッフの資質」「専門知識」「一般知識」。サービス業務全般にいかせるものですので、サービス業への就職・転職には特に有利になるものです。
- ・身だしなみ
- ・言葉遣い
- ・対人心理への理解
これらの知識があることが証明できれば、接客の現場でも十分に活躍できるという印象を与えることができるので、採用担当者にも好印象です。即戦力として期待される可能性も十分です。
また、積極的に検定を受けたということで、接客に対する熱意や学習意欲の高さを感じてもらえるでしょう。熱意や意欲を持って仕事に取り組める人という印象につながることもありそうです。
面接で実際の接客応対を見てもらうことはできません。どれだけ接客スキルに自信を持っていても、なかなかアピールは難しいものです。
検定に合格しているということは、一定以上のスキルを持っていることの証明になります。接客に対するエピソードに加えて、なぜ検定を受けたのか、合格のためにどのような努力をしたのかを伝えることができれば、強力なアピール材料になりそうです。
宿泊業界に詳しいアドバイザーが、あなたに合う職場をいっしょにお探しします。
宿泊業界での職務経験はありますか?
サービス接遇検定を履歴書に書くなら何級から?
サービス接遇検定は、3級・2級・準1級・1級の4段階に分かれています。
- ・3級・・・初歩的な知識と技術の習得を目指す。(筆記試験のみ)
- ・2級・・・基本の知識の応用力を身につけることを目指す。(筆記試験のみ)
- ・準1級・・・基本の言葉遣い、応答を身につけることを目指す。(面接試験のみ)
- ・1級・・・セールストークなどの高度な技術を身につけることを目指す。(筆記試験と面接試験)
3級と2級は筆記試験のみで、合格率が70%を超えることもあります。合格率は高めと言えるため、検定に合格していることによるインパクトは小さいかもしれません。
履歴書の記入は何級であっても可能ですが、採用担当者からの評価を意識するのであれば、2級以上の取得を目指すと良いでしょう。
ホテルマンなど、高いサービススキルが求められる職種の場合は、さらに上級の検定を目指すと良さそうです。
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
サービス接遇検定を履歴書に書く場合のルールは?
履歴書に検定を記入する場合には、正式名称で書くというルールがあります。サービス接遇検定を履歴書に書く場合についてご紹介します。
サービス接遇検定に合格している場合
サービス接遇検定の正式名称は「文部科学省後援 サービス接遇実務検定試験」です。履歴書に記入する場合には、名称と合格した級を書くようにしましょう。
年 | 月 | 免許・資格 |
2022 | 6 | 文部科学省後援 サービス接遇実務検定試験 1級 合格 |
3級と2級など、複数の級に合格している場合には上位級のみを記入します。
サービス接遇検定の合格を目指している場合
サービス接遇検定の合格を目指して勉強中の場合も、履歴書に記入することは可能です。
年 | 月 | 免許・資格 |
2022 | 11 | 文部科学省後援 サービス接遇実務検定試験 1級試取得に向けて勉強中 |
すでに取得している級があれば、勉強中であることを記入することで、さらに上を目指しているという積極的な姿勢を見せることができます。
サービス接遇検定を履歴書に書いて接客への熱意をアピール!
接客業には、資格や検定がいらない職種が多くあります。だからこそ、サービス接遇検定に合格しているということは、採用のアドバンテージになるでしょう。
サービス接遇検定は、宿泊業界の仕事に直結している検定です。キャリアアップを考えて転職する場合、これまで培ってきたスキルのレベルを可視化できるので、取得を目指してみてはいかがでしょうか?