転職活動で「前職の給与」を聞かれる理由とは?適切な受け答えを把握しよう!

転職の面接で、前職の給与額を聞かれることには理由があります。その理由を把握し、適切に答えられれば、自分に見合った条件での転職がかなうはず。面接官が前職の給与額を知りたがる理由や、失敗しない答え方を見ていきましょう。転職後の給与交渉に役立つ記事も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

転職の面接で「前職の給与」を聞かれたら?

転職の面接では「前職の給与」を聞かれることが少なくありません。

「多く伝えたほうが得するのでは?」「少ない方が採用されやすいかも?」などと悩みやすいポイントです。また、いつ時点の給与を答えるべきなのか、面接官がこの質問をしてくる意図が分からない、といった疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。

この記事では、前職の給与について聞かれた際の適切な答え方について解説します。しっかりと把握して、転職活動に臨みましょう!

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面接官はなぜ「前職の給与」を聞くのか

まずは、面接官が前職の給与を知りたがる理由を理解しましょう。代表的な理由として、以下の2点が挙げられます。

自社の水準とかい離がないか

給与は仕事をする上で非常に重要な要素ですが、それは雇い主にとっても同じことです。

前職の給与が高すぎれば見合う給与が出せない、少なすぎては求めるスキルを満たしていない、と考えられ、自社と応募者のマッチ度を測るための、ひとつの目安と言えるでしょう。

給与水準のミスマッチは、入社後の不満や早期退職の大きな原因になるため、採用担当者としてしっかり把握する必要があります。

給与は妥協すべきでないポイントです。前職の給与額を理由に落とされることもままありますが、お互いのために確認しているのですね。

応募者の人間性を見たい

「前職の給与」というデリケートな話題に触れることで、応募者の人間性が見えてきます。

入社後の給与について自分の希望だけを押し通そうとしていないか、的外れな回答ではないか、正直に答えるか、といった点をチェックされているのですね。

数字以外の面でも、集めようとしている情報があることを意識して回答しましょう!

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転職の面接で「前職の給与」はこう答える!

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面接官の目的をふまえて、前職の給与を回答する際のコツを見ていきましょう。以下のポイントを押さえれば、受け答えでの失敗を防げるはずです。

正直に答える

前職の給与は正直に答えることが鉄則です。うそをついて採用されても、源泉徴収票を提出した際にバレて信用を失ったり、懲罰を受けたりするおそれがあります。

また、先述の通り前職の給与は自社とのマッチ度を測り、給与額を決める参考として用いられるもの。へたなうそをついたばかりに採用を見送られたり、安い給与に設定されたりしてしまうかもしれません。

給与に関するうそは自分の損として返ってきます。そのことを忘れず、正直に回答してくださいね。

あいまいに答えない

お金に関する直接的な話しをすることに抵抗を感じ、ごまかして回答したくなる人も居るかもしれません。

しかし、「前職の給与はいくらでしたか?」と聞かれているのに対して「一般的なサラリーマンと同程度です。」「今までの収入にこだわらず、入社後の給与額は御社にお任せします。」などと答えると、会話がかみ合わず、的外れな印象を与えてしまうでしょう。

あくまでもビジネスの話として捉え、具体的な金額を伝えてくださいね。

前年の年収を答える

「前職の給与は?」という質問に対して答えるべき金額は「前年の年収」です。「年収」とは基本給やボーナス、各種手当を含め、社会保険料などを差し引く前の金額のことです。なお、非課税の交通費は含まれません。

面接を受ける時点では、その年の年収は未確定であるため、前年の金額で答えるのですね。役職が上がったなどの理由で、年収が増える見込みであればその旨も伝えると良いでしょう。

特に注意したいポイントは社会保険料などを差し引いたあとの「手取り」で答えないこと。「手取り」は「年収」よりも少ないため、自分を安く売ることになりかねません。

また、「年収」はボーナスの支給額や残業代などによって変動します。特に残業が多かった年や、臨時ボーナスがあった年の翌年に転職するなら「前職の給与」として高い金額を伝えられるでしょう。好待遇で転職するチャンスではないでしょうか。

年収の内訳を整理する

前の項目で解説した通り、年収には基本給・ボーナス・各種手当・残業代といったものが含まれます。それぞれの内訳を「〇万円」単位で説明できれば、より正確にこれまでの待遇や受けてきた評価を伝えられます。給与明細を見直しましょう。

また、年収の内訳は本格的に転職活動を始める前に整理することがおすすめ。待遇面から応募先候補を絞り込んだり、本当に転職すべきかどうかをじっくり考えたりする材料になります。

柔軟な姿勢を示す

「前職の給与」は採用の可否を判断したり、入社の給与を決めたりするための重要事項です。

前職の給与が高くても、転職後に同じだけもらえるかどうか微妙なケースもあるのではないでしょうか。そうしたケースで、前職の給与額だけを伝えると「これ以上の給与をもらって当然」という態度に見えてしまうかもしれません。

前職の給与が一般的な水準よりも高い場合には「前職の年収は○○万円です。同程度の収入を希望しますが御社の規定にお任せします。」といった伝え方がおすすめ。柔軟な姿勢を示しましょう。

なお、給与額の交渉については以下の記事で詳しく解説しています。併せてご参照ください。

給与の悩みは転職エージェントに相談しよう!

エージェント

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前職の給与額や、転職後の希望額は伝え方が難しい場合もあります。給与に関することで悩んだ際には、転職エージェントに相談してみましょう。伝え方のアドバイスをくれたり、希望の条件にマッチする求人情報を紹介してくれたりするかもしれません。給与交渉においても力を借りられるのではないでしょうか。

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