観光庁が推進するサステナブルツーリズム!定義やポイントを見てみよう

近年、サステナブルツーリズムという新たな旅のスタイルが注目されていますが、具体的にはどのような内容なのでしょうか。サステナブルツーリズムの定義や観光庁の取り組みについて解説します。サステナブルツーリズムを進める際のポイントにも触れるので、観光業の未来について考える際の参考にしてください。

目次

    「サステナブルツーリズム」とは地域と自然をいかした観光事業!

    夕日と自然

    iStock.com/Michael-Wels

     

    皆さんは、「サステナブルツーリズム」という言葉を聞いたことはありますか?

     

    サステナブルツーリズムとは、自然環境と地元住民の暮らしを守りながら、持続可能な観光事業を促進することを目指す取り組みです。

     

    この取り組みが始まった背景には、急速な訪日外国人旅行者の増加による混雑やマナー違反、新型コロナウイルス感染症の拡大による宿泊客の激減などが挙げられます。

     

    サステナブルツーリズムは、こういった状況の中でも地域一体となって観光事業を継続させる目的もあって生まれました。

     

    この記事では、サステナブルツーリズムの定義やSDGsのつながり、観光業で取り組みを進めるポイントについて解説します。 サステナブルツーリズムを理解して、地域を活性化させましょう!

    サステナブルツーリズムの定義と観光庁の取り組み

    国際観光機関(UNWTO)はサステナブルツーリズムを、以下のように定義しています。

     

    訪問客、業界、環境および訪問客を受け入れるコミュニティーのニーズに対応しつつ、現在および将来の経済、社会、環境への影響を十分に考慮する観光

     

    観光庁ではこの定義に基づいて「持続可能な観光推進モデル事業」に取り組んでいます。各地域における課題を解決し「住んでよし、訪れてよし」の持続可能な観光地域づくりを実現することが、この事業の目的です。

     

    地域のマネジメント体制構築を支援する、持続可能な観光サービスを提供する事業者を認定するといった活動が行われています。

     

    参考:持続可能な観光推進モデル事業について/観光庁資料

    サステナブルツーリズムとSDGsのつながりについて

    地球を表す様子

    iStock.com/nito100

     

    サステナブルツーリズムは、環境汚染や自然破壊を避け、自然をいかしながら地域住民の暮らしも良くすることを目的としています。これらの内容はSDGsに通じるものがあります。

     

    SDGs(Sustainable Development Goals)とは、日本語で「持続可能な開発目標」を意味し、2015年9月に50カ国を超える世界のリーダーが参加して開かれたサミットで採択された国際社会共通の目標です。

     

    主に、17の目標と169のターゲットで構成されており、世界が抱える環境・社会・経済に関する課題の解決を目指しています。

     

    これは観光分野も例外ではなく、日本では2018年に「持続可能な観光推進本部」を設置する動きがありました。

     

    以下は観光分野と特に関連が深いSDGs目標です。参考にしてくださいね。

    • ・目標8 働きがいも経済成長も
    • ・目標11 住み続けられるまちづくりを
    • ・目標12 つくる責任つかう責任
    • ・目標14 海の豊かさを守ろう

    参考:

    国土交通省/持続可能な観光ガイドライン

    環境省/すべての企業が持続的に発展するために

    サステナブルツーリズムを進めるポイント

    豆電球でポイントを指す様子

    iStock.com/takasuu4

     

    ここでは、効果的にサステナブルツーリズムを進めるポイントを3つ紹介します。

     

    地域の観光事業を盛り上げるためのヒントとして活用してくださいね。

    地域住民への配慮を忘れない

    1つ目は、その土地に住む人への配慮を忘れずに観光事業を進めることです。

     

    地域を活性化することで、その土地の経済状況は上向き傾向になると思われがちですが、状況次第では地元住民の生活の妨げになるかもしれません。

     

    前項で述べたように、サステナブルツーリズムは住みやすい環境を維持しながら、自然をいかした観光事業を進める目的があります。

     

    地域全体を守る取り組みを意識しながら、地元住民の日々の生活への配慮を忘れないようにしてくださいね。

    伝統文化の維持に努める

    2つ目は、伝統文化を維持することに努めることです。

     

    伝統文化は時代の流れで劣化しやすいので、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。また、地域の過疎化が進めば、伝統文化を受け継ぐ人は少なくなるでしょう。

     

    伝統文化の魅力を再度見直しつつ、サステナブルツーリズムに加えることで次世代に受け継がれることにつながるのではないでしょうか。

    自然環境を大切にする

    3つ目は、自然環境を大切にすることです。観光施設において、自然を守るために取り組むべきことは多々あります。

     

    ホテルであれば環境に配慮したアメニティを提供する、消耗品をプラスチック製から木や再生紙でできたものに切り替えるといったことができるでしょう。フードロス削減のために、ビュッフェスタイルの食事提供をやめたホテルの例もあります。

     

    大勢の観光客が訪れる施設であれば、ちょっとした工夫をするか・しないかが未来の自然環境に大きく影響するのではないでしょうか。

    サステナブルツーリズムで地域の観光地作りを進めよう!

    自然を満喫する人たち

    iStock.com/svetikd

     

    サステナブルツーリズムは、自然をいかしつつ地元住民の生活を守りながら地域の観光事業を活性化する目的があります。

     

    その目的を達成するには、地域が一体となって解決する体制づくりが必要です。観光客も地元住民も満足できる、有意義なサステナブルツーリズムのプランを作っていきましょう!

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