調理師を目指したい!就職先にはどんな職場がある?
料理が好きだったりモノづくりが得意だったりすることから、調理師の仕事に興味を持つ方は多いです。
では、実際どのような現場で調理師は活躍しているのでしょうか?
調理師の就職先について見ていきましょう。
飲食店
一口に飲食店といってもレストランやカフェ、居酒屋など、その種類はさまざまです。
基本的に、お店の厨房やキッチンでお客様のオーダーに合わせて調理をおこないます。
飲食店では、仕込みから盛り付けまでの調理業務だけでなく、オーダー発注などの接客業務を担うこともあり、オールラウンドに学べることから飲食店を経由して独立する方は多いです。
将来、調理師としてお店を出すことを考えているのであれば、飲食店での業務経験は必須でしょう。
ホテル・旅館
ホテルのレストランや旅館の食事処でも調理師が活躍しています。
料理を提供するほか、メニューを考案することもあるため、料理に関する知識を豊富に学ぶことができるでしょう。
また、ホテル・旅館によって扱う食材や料理が異なるため、そのホテル・旅館独自の専門的な調理技術を学べるかもしれません。
和食やフレンチ、中華などジャンルもさまざまですので、「調理技術を高めたい」「最高峰のサービスを学びたい」方にはうってつけの就職先です。
ホテル・旅館の調理師の働き方について、下記記事で紹介していますので気になる方はご覧ください。
学校・保育園・幼稚園
小・中学校や保育園、幼稚園の給食施設に就職する方も数多くいます。給食施設に勤める調理師は、給食調理員と呼ばれているようです。
給食調理員は、子どもたちの成長を支える大切な役割を担っており、栄養士が作成した献立をもとに昼食やおやつの調理をおこないます。
子どもたちの成長度合いによって、食べ物の柔らかさや切り方を変えなければいけません。
安全を守るためにも、多くの知識やスキルが求められるようです。
病院・福祉施設
病院で働く調理師は「病院調理師」と呼ばれており、入院中の患者さんの病院食を作ることが主な仕事です。
学校の給食調理員もそうですが、ただ大量に食事を作ればいいわけではなく、1人1人の症状や治療に合わせて食事を作らなければいけません。
患者さんによっては、食事の内容が違うだけでも体調に大きな影響を与えてしまいます。病院食を作るというのは、それぐらい重要な責任を伴う業務なのです。
スーパー・百貨店
スーパーや百貨店のお惣菜コーナー、鮮魚コーナーで働く道もあります。
意外と見落とされがちな就職先ですが、お惣菜や鮮魚調理は調理師としての実力がつく業務です。
手早さやきれいな仕上がりが求められるため、スピードも質も意識して業務に当たらなければいけません。
大量の食材の扱い方や食材に合った調理法など、実用的な技術を身につけたいという方には学べることが多い就職先でしょう。
食堂
町にある一般的な食堂のほか、会社内にある社員食堂、大学の学食などで働く調理師もいます。
地元の人であったり社員や学生であったり、利用客は一定なこともありお客様とコミュニケーションをとる機会も多いよう。食事の感想を直接聞くこともできるかもしれませんね。
また、食堂では献立作りから調理までを手掛けることが多いです。
効率良く調理する方法から栄養バランス、献立の作り方など幅広く学びたい方は、食堂で働く道も検討してみてはいかがでしょうか?
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就職先は多い?調理師の需要・将来性
調理師に就職するのであれば、長く働いていくためにも将来性は気になる部分ですよね。
「AIやロボットに取られる」と言われている仕事がある中で、この先、調理師の仕事に何か影響はあるのでしょうか?
調理師の需要や将来性について見ていきましょう。
調理師の需要
先述した通り、さまざまな現場でAIやロボットが参入しています。
スタッフの人材不足を補うためであったり、調理の過程でAIの力を借りたり、IT化が進んでいる一面も見受けられるようになりました。
そんな現代社会ですが、調理師の仕事がAIやロボットに取られるかというと、その限りではありません。
調理の仕事を機械に任せることはあれど、「接客」を伴う仕事を完全に機械に任せるのは難しい話です。
職場によってはお客様1人1人に合わせて料理の出し方を変えることもあります。細かな要望・感想を聞いたり、会話で楽しませたりするには「人」の力がなくてはいけません。
そのため、食文化が絶えない限りは調理師の需要がなくなることはないでしょう。
調理師の将来性
AIやロボットには置き換えられないという話から、今後も調理師の仕事がなくなるリスクは低いでしょう。
また、調理師の中にはただ調理をするのではなく、社会課題と向き合いながら仕事をしている調理師もいます。
例えば、フードロスの問題。日本を含めた先進国は、まだ食べられるにも関わらず廃棄されてしまう食品が多いことで、長年問題視され続けています。
あるホテルでは、「パンの耳まで白い」サンドイッチ用のパンを開発しフードロスに取り組んでいるようです。
このホテルでは、見た目と食感を追及するためにパンの耳を切り落としており、切り落とした耳は再利用が難しかったことから廃棄されていました。
しかし、パンの耳まで白くすることで切り落とす部分をなくし、廃棄する食材を少なくしたというフードロスの好事例です。
このように調理師の技術・知識は社会的にも価値があるものです。食のプロである調理師の活躍は、今後も広がるのではないでしょうか?
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
【調理師の就職先】ホテル・旅館がホットな理由
近年、調理師の就職先としても人気なホテル・旅館では、調理師の需要が高まりつつあります。
ホテル・旅館で調理師として働くメリットも多く、調理師を目指している方にはおすすめしたい就職先です。
では、ホテル・旅館への就職がホットな理由には、どういった背景があるのでしょうか?
インバウンド急増による人材不足
コロナによる影響が大きかった頃、ホテル業界は厳しい状況に陥っていました。
なかには、営業を終了せざるを得なかったホテル・旅館も存在します。
しかし、アフターコロナを迎えつつある今、客数も戻ってきている様子が見受けられ、今後は訪日外国人観光客も増える見込みです。
そのインバウンドに対応するため、ホテル・旅館は採用に力を入れ始めており、なかでも若手の調理師を求めている企業が多い傾向にあります。
調理師としての腕をしっかり上げられる
ホテル・旅館はサービスの最高峰とも言える職場です。
提供する料理の質は高く、調理スピードも求められるため、調理師としてより高いスキルや知識を身につけられるでしょう。職場によっては、地元の伝統料理や食材について学ぶこともできるかもしれません。
最初は下積みとして皿洗いや野菜の洗い物をすることが多いですが、腕が良い調理師の手さばきを間近で見ることができるのは、ホテル・旅館の新人調理師の特権なのではないでしょうか?
経験やスキル、やりがいを大切にしているのであれば、ぴったりの就職先かもしれません。
休日を確保しやすい職場もある
ホテル・旅館によっては年間休日120日以上を設けていたり、完全週休2日制を採用していたり、休みをしっかり定めているところもあります。
令和2年1年間の年間休日総数の1企業平均は110. 5日、労働者1人あたりの平均は116. 1日。平均を上回る休日数を設けられているのはメリットと言えるでしょう。
シフト制やローテンション制で募集していることがほとんどですが、自分に合った求人を見つけられれば、調理師として充実した生活を送ることができるかもしれません。
働きやすい職場を見極めるヒントについて、次の項目で紹介しますので目を通してみてくださいね。
【調理師の就職先】ホテル・旅館のホワイト企業の見極め方
調理師としてストレスフリーに働いていくためにも、企業の見極めは大切です。
ホワイト企業・ブラック企業の見極め方を紹介しますので、調理師として就職先を選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
ホワイト企業の特徴
ホワイト企業の特徴は以下の通りです。
- ・残業が少ない
- ・有給休暇を完全取得できる
- ・福利厚生が充実している
- ・産休・育休からの復職サポートがある
- ・離職率が低い
- ・ストレスチェックを設けている
ホテル・旅館に限った話ではありませんが、社員を大切にしているかどうかは、上記の項目でおおよそを把握することができます。
求人情報に記載されていることが多いですが、記載されていないときは企業に問い合わせたり、転職エージェントを活用してみたりして情報を仕入れていきましょう。
ホワイト企業の見極め方
企業がホワイトかどうかは、「面接官」を見ると分かることもあります。
応募者1人1人の話をしっかり聞いて、真剣に向き合ってくれているかチェックしてみてください。
ほかにも、以下の項目を軸に見分けてみましょう。
- ・応募者を知ろうとしてくれている
- ・精神論で片づけない
- ・誠意をもって接してくれる
「真剣に話を聞いてくれている」「自分を知ろうとしてくれている」と感じたら、人材を大事にしている企業の可能性が高いです。
面接官を通じて、その企業を観察してみましょう。詳しくは下記の記事で解説していますので、併せてご覧ください。
【調理師の就職先】ホテル・旅館の求人を見てみよう
当サイト「おもてなしHR」は宿泊業界の就職・転職支援サービスです。
ここでは、おもてなしHRに掲載されている調理師の求人情報をいくつか紹介します。(2022年10月時点)
ほかにも多くの求人がありますので、気になる方は当サイトの求人情報ページをご覧ください。
【地元の愛されホテル】シティホテルの調理師
充実したサービスに加え、ホスピタリティ溢れるホテルを目指しているシティホテルでは、洋食調理師を募集しています。
シフト制で年間休日は108日、未経験でもOKです。調理・厨房業務として食器の準備や食材の仕込み、調理、盛り付けなどをメインにおこないます。
扱う食材やメニューが多く、手際良く対応できたときには満足感を得られるかもしれません。
入社後は先輩スタッフが丁寧に教えてくれるため、安心して働くことができますよ。
【自然の恵みを満喫】プライベートリゾートホテルの調理師
自然の恵みを楽しめるプライベートリゾートホテルです。正社員の調理師を募集しています。
こちらもシフト制で、完全週休2日制の年間休日120日以上。業務内容は主に朝食やランチの調理業務、厨房業務です。
宿泊だけでなく結婚式やレストランなどさまざまなサービスを展開しているため、幅広い調理技術を身につけることができます。
通常の調理に加えて、宴会や結婚式などいろいろな調理技術を身につけたい方に向いている求人です。
【景観が魅力】会員制リゾートホテルの調理師
高台に佇む会員制のリゾートホテルでは、ホテル内のレストランで調理師を正社員募集しています。
調理経験がある方はもちろん、業界・職種未経験の方でも大歓迎。充実した手当が魅力の求人です。
具体的な業務としては、和食を中心とした調理・仕込みのほか、食器の準備や盛り付けなども担当します。有名な温泉地にあることから、料理においても高いレベルが求められるようです。
上司とのフォローアップ面談が用意されており、頑張りをしっかり評価してもらえる環境が整っています。
▼ホテル・旅館の就職に関する記事はこちら
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調理師の就職先はさまざまで、就職先によって学べる技術や知識も異なります。
なかでも、ホテルや旅館の調理師は高いスキルを身につけることができるので、就職先の候補として検討してみてください。
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