7月入社を目指して転職する
転職を検討している方にとって重要な、入社のタイミング。一般的に、採用活動が活発になるのは2~3月と8月〜9月。新年度に向けて企業が動き出すため、求人数が多くなります。
求人数が多ければ選択肢も増えるため、求職者にとっては転職活動をしやすい時期と言えるでしょう。しかし、採用活動が活発になる年度末は社会にとって忙しい時期でもあります。働きながらの転職ともなると、スムーズにはいかないことも。
そこでおすすめなのが、7月入社を目指した転職活動です。年度で区切られることを考えると、一見すると中途半端なタイミングではありますが、実は7月も転職に人気がある時期。
転職活動の期間は、平均3カ月。7月に入社を目指すのであれば、4月~5月に転職活動をスタートするのが良いでしょう。GW期間もあるため、在職中であっても余裕を持って転職活動を進められそうです。
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7月入社で転職するメリット
7月入社で転職するメリットについてご紹介します。
ライバルが少ない
7月は、採用活動が活発な時期ではありません。そのため、転職活動をする求職者の数も少なめ。ひとつの求人に対しての応募数が減るのですから、ライバルは減ります。ライバルが少ない中で選考に進めるのですから、理想の求人があったらチャンスです。
レアな求人が出る
複数人の採用を進める求人の場合は、応募者数の確保が必須。そのため、転職希望者が多い時期に求人を出すのが一般的です。7月入社の場合は、採用人数が少ないレアな求人が出ることも。レアな上に、急募となっていることもあるため、内定までのスピードが早いということもあるようです。
ボーナスをもらってから転職できる
一般的な企業の夏のボーナス支給時期は6月。7月入社であれば、ボーナスを受け取ってから転職することができるため、金銭的なメリットは大きいでしょう。実際、ボーナスをもらってから転職したいと考えている求職者は少なくありません。転職で出費がかさむこともあります。金銭的な不安がないというだけで、転職のストレスも軽減されます。
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7月入社で転職するデメリット
7月入社で転職するデメリットについてご紹介します。
選択肢が狭くなる
7月入社の求人数はピークに比べると減るため、選択肢が狭くなります。4月は企業の採用活動がいったん落ち着くタイミングでもあるので、特に求人数が減少します。そのため、転職活動のスタート時期によっては、応募したい求人がないということも。
スケジュールがタイトになる
7月入社の転職活動を4月~5月にスタートさせる場合、応募から採用までのスケジュールがタイトになることが考えられます。4月は新年度。在職中の場合は、現職が忙しく転職活動に集中することが困難になることもあるでしょう。応募企業も、新卒採用で多忙なため、スケジュール調整が難しいということも考えられます。
サポートが不十分
7月入社の場合は4月入社と比べて、サポート体制が不十分なことも。求人の中には急募としているものもあり、入社時のオリエンテーションや研修の時間が省かれることもあります。採用人数が少ないことから同期がいないということもあり、心細さを感じることもあるかもしれません。
7月入社の転職を成功させるためには?
7月入社の転職を成功させるためのポイントをご紹介します。
逆算してスケジュールを立てる
いつ転職をスタートするにしても、転職活動で大切なのはスケジュールの逆算。入社したい時期を明確にしたら、いつから転職活動をスタートさせるのが良いかを考えましょう。
特に、7月入社のメリットでもあるボーナス支給後の退職を狙っている場合は、退職手続きのことも考慮しなければなりません。在職中の場合は有給休暇の消化が必要な場合もあるため、スケジュール立ては重要です。
転職エージェントを頼る
求人数にムラが出やすい7月入社の転職。在職中ともなると、求人を探す時間を十分に確保することも難しいものです。ここで頼りになるのが転職エージェント。入社時期だけでなく、希望職種や条件を伝えておくと、該当する求人を紹介してもらうことができます。
求人サイトや求人誌には掲載されていない、非公開の求人が紹介されることもあり、選択肢が広がります。さらに、面接日の調整や書類作成のサポートもあり、二人三脚で転職活動を進められるのが心強いでしょう。
7月入社の転職はスケジュール管理が肝!
7月入社の転職を成功させるためには、スケジュール管理が何よりも重要です。ボーナスを受け取りつつ、円満退社するとなると、現職の企業への配慮も必要です。
自己分析や企業研究など、実際の応募前にできることは早めにスタートさせるのも良いでしょう。より確度を上げたいという場合には、転職エージェントに登録しておくのもおすすめです。