6月入社の転職を考えてみよう
転職で区切りのいいタイミングと言えば、年度が新しくなる4月や下半期が始まる10月でしょう。しかし、年間を通して採用活動している企業は多く、入社の時期や転職活動の開始時期はいつが適切なのか、迷う人は多いのではないでしょうか。
この記事では、6月に転職で入社するメリットと注意事項を解説します。そろそろ転職したい……と考えている人はぜひ参考にしてくださいね。
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6月入社で転職するメリット
6月は特に区切りというわけではない季節ですが、この時期に入社する転職にはどのようなメリットと注意点があるのでしょうか。押さえておきたいポイントを見てみましょう。
求人が多い時期に転職活動できる
6月に入社する場合、転職活動は2月~5月が中心でしょう。2月~5月は年末や年度末で会社を辞めたり、新卒の採用がうまくいかなかったりといったことで、求人が増える傾向が見られます。
また、ゴールデンウィーク明けに離職する人も多いため、スピード採用で人材を集める企業もあり、スムーズに内定をもらえる可能性も。
6月前後の転職は中途半端なタイミングのように思えるかもしれませんが、良い求人と出合うチャンスの時期なのです。
お盆休みが近い
6月初旬に入社した場合、およそ2カ月半後にはお盆休みがあります。業務に慣れてきたころにまとまった休みが取れるので、リフレッシュできるのではないでしょうか。
また「ひとまずお盆休みまで頑張ろう!」とゴールを目指して取り組むことで、新しい場所に飛び込む際の精神的な負担が軽くなるかもしれません。
組織になじみやすい
多くの職場では、年度が変わる4月に体制を新しく整えます。6月ごろまではフレッシュな雰囲気が漂っているため、チームに溶け込みやすいでしょう。
また、4月に入社した新卒・既卒の新入社員が多く居ることが考えられますが、6月入社ならまだまだ周りのペースに追いつけるはず。
対人関係の面でも仕事の面でも組織になじみやすいのは、6月入社の大きなメリットです。
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6月入社で転職を考える際の注意ポイント
さまざまなメリットがある6月入社ですが、把握しておきたい注意ポイントもあります。6月入社の転職を考える際には、以下の点に気を付けましょう。
夏のボーナスで損しがち
年2回のボーナスがある企業では多くの場合、6月末に夏のボーナスを支給します。
ボーナスの金額は査定期間の評価によって決められますが、6月入社の場合、ボーナスの査定期間に在籍していないため夏のボーナスには期待できません。会社の厚意で給料とは別に「寸志」が支給される場合もありますが、金額は数万円程度がほとんどでしょう。
場合によっては入社の時期を伸ばし、現職で夏のボーナスをもらってから転職した方が良いかもしれません。
転職時のボーナスについては、以下の記事をご参照ください。
求められる人材は経験者
6月は新卒社員の教育が終わり、受け入れ態勢に多少の余裕が出てくる時期です。しかし、同期と足並みをそろえた研修などは難しいタイミングのため、多少のフォローで戦力になってくれる経験者の募集が多い傾向にあります。
6月入社で未経験業界に転職したい人は、求人情報を見逃さないようにしましょう。
業界によっては繁忙期を迎えるタイミング
お盆休みが近いことは6月入社のメリットですが、業界によってはこれから書き入れ時に向かうというタイミングです。
特に、ホテルや旅館は夏休みがもっとも忙しいシーズンのため、お盆が来たからといって休めるとは限りません。
しかし、見方を変えれば繁忙期の前にひととおりの仕事を覚えられるというメリットがあるとも言えます。6月入社で宿泊業界に転職するのであれば、前向きに捉えて頑張りましょう!
6月入社で転職すべきか迷ったら転職エージェントに相談しよう
6月入社の転職は決して悪いタイミングではありません。しかし、ボーナスや夏休みの予定などを考えると、どう動いていいか分からない……という人も居るのではないでしょうか。
そのような場合には転職エージェントに相談しましょう。転職エージェントは企業と求職者の間に入ってくれるので、ボーナスや夏休みといった採用担当者には言いにくいことでも、気軽に相談できます。
宿泊業界の転職で悩んだ際には、私たち「おもてなしHR」が力になります!