自己分析で役立つ「自分史」の使い方を紹介！

なぜ自己分析に「自分史」が重要？

beeboys – stock.adobe.com

転職活動の自己分析における自分史とは、自分の過去の経験を時系列で整理したものです。

自分史を作ることによって自分の価値観や行動パターンを掘り下げることができるので、転職活動に必要な自己PRや志望動機を書くときにとても役立ちます。

また自分史で自らを探っていくことは、自分に合った転職先を選ぶ軸を作ることにもつながっています。

自分の強みや弱みが分かるため、「どのような企業であれば自分の能力が発揮されるのか」「どのような企業が自分と相性が悪いのか」というポイントまで判断することができるのです。結果的には「自分が転職先で何をしたいのか」など、目標も見えてくるでしょう。

自分に合った転職先を選ぶことができれば、自己PRや志望動機の作成もスムーズに進みますよ。

自己分析の「自分史」を作る方法

cristalov – stock.adobe.com

自己分析では自分史の活用をおすすめしますが、自分史には作り方があります。最もベーシックな方法を紹介いたしますので、初めて作る方はぜひ参考にしてみてくださいね。

紙に過去の経験を書き出す

紙とペンの準備ができたら、まずは紙に自分が経験した過去の出来事から直近の出来事まで書き出してみましょう。

過去は幼少期や小学生だった頃も含めて覚えているところから順に書き出してみてください。書き方やフォーマット、内容の制限はあまり考えず、できるだけ多くの経験を書き出すのがポイントです。

特に幼少期や小学生の頃は、今の自分が無意識に感じていることが洗い出されすい時代なので、慎重に深掘りしてみてくださいね。

年表を作る

過去の経験を書き終えたら、次はカテゴリー別に年表を作りましょう。

カテゴリーは自分の性格が浮き出されやすいものを設定します。以下のカテゴリーを参考に書き出してみてください。

このカテゴリーのなかでも後から見返しやすくするために「小学生」「中学生」「高校生」「大学生／短大生／専門学生」と時系列に沿って書き出すと良いかもしれません。

カテゴリーは自分なりにカスタマイズしてもOKです。とにかく記憶や経験を言語化し目に見えるようにすることが大切です。

喜怒哀楽の感情も書き込む

過去の経験を整理できたら、「喜怒哀楽」の感情ごとに分けてみましょう。

そうすることによって「自分がどのようなときに喜怒哀楽を感じるのか」が判断できるようになります。

喜怒哀楽の感情が分かると自分だけの価値観を見つけやすくなるのです。自分の信念も反映されるので、たとえネガティブな面だとしても積極的に向き合うようにしてくださいね。

自己分析の「自分史」はどう使えばいい？

vegefox.com – stock.adobe.com

自己分析の自分史は、転職活動のどのような面に活かせば良いのでしょうか？ 早速、自分史を活かせるポイントを見ていきましょう。

志望動機や自己PR作りに活かす

自分史は転職活動での志望動機や自己PR作りに活かすことができます。

自己分析での自分史から浮かび上がったエピソードは信憑性があり、さらに具体的なので、志望動機や自己PRに使う内容への説得力がかなり増すのです。

採用担当者の多くは志望動機や自己PRを重視しているため、説得力のある内容を伝えられると好印象を残せるでしょう。

企業研究に活かす

自分史を作ることによって自分の価値観のほか、自分がどのような場面で感情が変化するのかを知ります。

価値観や行動パターンを理解すれば、企業選びにおいて「どんな企業理念に賛同できるのか」という指標で優良企業を見極められるようになります。自然と自分に合った企業を見つけやすくなるので、転職後のミスマッチを減らすことができるはずです。

関連記事

おもてなしHR

企業選びの落とし穴！落とし穴にハマらないための注意点は？

企業選びは就職・転職の第1歩。理想や夢を持って企業選びをするのは当然のことです。企業選びには、思わぬ落とし穴もあります。入社してから、こんなはずでは……と思っても時すでに遅し。企業選びの段階から、注意すべきポイントをおさえておくのが大切です。どんな落とし穴があるのか、落とし穴にハマらないために大切なことと併せてご紹介し

職種研究に活かす

自分史のなかで「自分の強みが発揮された役割は何か」という点が見つけられると、自分が向いている職種を確認することができます。

反対に自分が活躍できなかった環境や職種も把握できるので、転職先選びに失敗することはなくなるでしょう。ただ「興味のある職種」を基準に選ぶよりも、客観的な結果を職種研究に活かすことで自分に向いている職種を選べますよ。

自己分析の自分史を活かして転職活動を成功させよう！

miya227 – stock.adobe.com

自己分析の自分史を転職活動に存分に活かすためには、自分に嘘をつかず客観的に自分を分析ことが大切です。

自分史は企業選びの軸作りにも役立ちます。自分に合った転職先を見つけるためにも、まずは時間をかけて自分史の作成に取り組むことが欠かせません。自己分析の結果を出すまでには最低1週間はかかる場合があるので、余裕をもってスタートさせるようにしましょう。

もしホテル・旅館への転職を検討している方は、宿泊業界に特化した転職支援サービス「おもてなしHR」をご活用ください。

自己分析をはじめ転職活動でのお悩みがあれば、専任のアドバイザーが解決し、さらにあなたに合った転職先が見つかるまで丁寧にサポートいたします。

自分を見つめなおすには他己分析も有効なので、一度「おもてなしHR」のアドバイザーにも頼ってみることをおすすめします。まずはお気軽にお問い合わせくださいね！