転職活動における「自己分析」の重要性
転職活動の成功には、自己分析がとても重要な鍵を握っています。転職活動において、なぜ徹底した自己分析が必要なのかというと、以下のような理由があるからです。
・自己PRや志望動機に奥行きを持たせるため
・仕事以外の大切なものを見極めるため
転職活動では、応募先企業の職務につながるような自分の強みを志望動機や自己PRなどでアピールしなければなりません。採用担当者の心をつかむ志望動機や自己PRを作成するには、自己分析が不可欠です。
応募先企業が求める人材を理解したうえで、自己分析を徹底しましょう。
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自己分析における書き方のポイント
転職活動で有利になる自己分析には「書き方」があります。
正確な自己分析を行うために、まずはシートを作りましょう。自己分析シートの書き方を具体的に紹介いたしますので参考にしてみてくださいね。
過去の経験を箇条書きにする
自己分析シートを作ったら、「小学校」「中学校」「高校」「大学/短大/専門学校」から自分が該当する時期の経験を箇条書きにしましょう。
それぞれの時期ごとに、以下のような項目に基づいてシートに書き出してみてください。
・嬉しかった経験
・悲しかった経験
・悔しかった経験
・何かに打ち込んだ経験
「悔しかった経験」では自分の考えや価値観が変わったような出来事を、そして「何かに打ち込んだ経験」が思い浮かばない方は趣味から振り返ると効果的です。経験によって生み出された感情も忘れずに書き出しましょう。
過去の経験を5W1Hで分析する
過去の経験を書き出したあとは、それらを5W1Hで分析しましょう。
・Who(誰が)
・When(いつ)
・Where(どこで)
・What(何を)
・Why(なぜ)
・How(どのように)
それぞれの経験を5W1Hで分析することで、具体的な理由を深掘りすることができます。特に「悔しかった経験」を分析するときは、なるべく改善点や反省点も考えるようにしてください。
過去の経験の理由を掘り下げることができれば、より正確に自分を把握できますよ。
長所・強み&短所・弱みを見つける
過去の経験や感情を書き出し深掘りしていくと、自分の「長所・強み」や「短所・弱み」が浮かび上がります。
たとえば、過去の経験のなかにいくつかの成功体験があれば、それに共通する感情や動機こそが自分の長所や強みになっています。また、過去に失敗した経験から得た教訓も、自分の長所や強みにつながっているので慎重に分析しましょう。
ただし長所や強みは、自分自身の短所や弱みになることもあります。反対に短所や弱みだと思っていたことが自分の長所や強みだったという場合もあるので、次のような短所と長所の言い換え例を参考にしながら考えてみてくださいね。
短所 | 長所 |
協調性が足りない | 常に堂々と主張できる、信念を貫ける |
視野が狭い | 集中力がある、探求心が強い |
心配性 | 責任感がある、計画性がある |
優柔不断 | 周囲に気を使える、情報収集を徹底する |
緊張しやすい | 準備を怠らない、物事を真剣に取り組める |
マイペース | 簡単に人の意見に流されない、常に冷静 |
面倒くさがり | 効率的な仕事をする、無駄を省ける |
頑固 | 信念がある、粘り強く取り組むことができる |
負けず嫌い | 向上心がある、目標に向かって努力できる |
せっかち | 行動力がある、スピード感がある |
やりたくないこと&不適正を見つける
転職活動において有利になる自己分析の書き方のなかで重要なのは、自分のやりたくないことや不適正を発見することです。
いくら理想の業界や職種に転職できたとしても、自分がその仕事に向いていなければ成果を上げることは難しくなるだけでなく、仕事へのモチベーションが保てなくなります。
苦手なことや、やりたくないことが仕事になると大きなストレスにつながるので、自己分析ではネガティブな面にも積極的に目を向けるようにしましょう。
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自己分析を書く注意点
自己分析の書き方で気を付けたいポイントは、自分の希望や想いだけで完結しないようにすることです。正確に自分を捉えるには、事実や実績のような客観的な観点も加えなければなりません。
希望や想いばかりを優先すると本来の自分自身からズレた結果になり、自己分析の意味がなくなってしまいます。
自分で自己分析を行う場合は、どうしても主観的になりやすくなります。本来の自分を把握できていないと、自分とは合わない企業への転職を繰り返すことになるリスクもあるのです。
正確な結果を導くためにも、理想や思い込みはいったん捨てて自己分析に臨みましょう。
自己分析の書き方ひとつで「やりたいこと」が見える!
自己分析の書き方をしっかりと実践できれば、自分に向いている仕事や転職先が分かるようになります。
自己分析の結果によっては興味のない仕事であっても、適性があると分かれば「やりたい仕事」に変わる可能性は高いでしょう。
経験や理想、想いはもちろん大切ですが、転職活動においては自己分析が重要な役割を担っていることを理解したうえで自分を客観的に見つめなおすことが大切です。
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