コミュニケーション能力が読書で向上するって本当?
読書家にはコミュニケーション能力が低いというイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、読書家はコミュニケーション能力の高い方が多い傾向にあるそうです。
本を読むと幅広い教養が身につくので、相手とのやりとりに深みが生まれ、より内容の濃いコミュニケーションが取れるのです。
単に雑学やマメ知識などをひけらかす人が教養のある人というわけではありません。教養のある人とは、身に付けた知識や情報を自分の人柄や仕事などに活かせる人です。
教養はあらゆるシーンで自分自身を助けてくれる武器になります。教養を身に付けるには読書が最も取り組みやすい方法だと言えるでしょう。
また、日常的に読書をしていると、相手の文脈に沿って会話を進められるようになります。読書自体が相手(=著者)の文脈を読まなければならないので、自然と相手の視点に立つスタンスが身につくようです。
コミュニケーションの基本は、相手の立場になり自分の言い分を分かりやすく伝えることです。読書で基本を身に付ければ、コミュニケーション能力も自ずと向上していくでしょう。
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読書でコミュニケーション能力が向上する理由
本を読むことによってコミュニケーション能力が上がる理由に、「教養が身につくこと」と「相手の立場になってものを考えられること」を先に挙げました。
さらに理由を深掘りしていきますので、読書がコミュニケーション能力を向上させる理由についてもっと具体的に学んでいきましょう。
想像力が身につく
読書では著者が何を伝えたいのかを考えながら読み進めるので、コミュニケーションの場においては相手の文脈が理解しようとするクセが身に付きます。
仕事に関わらず、コミュニケーションでは相手の言葉を理解しなければ会話が進みません。相手の文脈に対して想像力がないと、会話が深まらないのです。
想像力の深さはコミュニケーション能力の高さでもあります。文脈の流れから相手の視点を理解し、自分の言い分を伝えられるようになりましょう。
ボキャブラリーが増える
日常的に本を読むと、たくさんの言葉に触れるようになります。
「自分の言いたいことがうまく伝えられない」と悩む方は、ボキャブラリーが増えれば解決できる可能性があるでしょう。
自分のなかにストックされた言葉が豊富であればあるほど、自分自身の表現力が上がるのです。言葉の表現力が上がればあなたの言いたいことが、今までよりうまく伝えられるようになるはずですよ。
共感力が上がる
読書家のなかでも、小説を好んで読んでいる方は共感力が高い傾向があるようです。
登場人物の気持ちに入り込むことで、相手の感情を想像できるようになります。実社会においても相手の感情を想像するのは、とても大切なコミュニケーション能力のひとつです。
共感を示してくれる人には心を開きやすくなるので、スムーズなコミュニケーションが取れるでしょう。
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読書を習慣にするにはどうしたらいい?
読書をするとコミュニケーション能力が向上する可能性があるとはいえ、新しく何かを習慣づけるのは簡単なことではありませんよね。
どうすれば読書を習慣にできるのかを紹介いたしますので、自分に合った方法から試してみましょう。
興味のある本を読む
読書を習慣づけるには、まずは本選びからです。
「何から読んでいいのか迷う」という方は、知り合いや友人におすすめの本を聞いてみてください。そのなかで興味の持てる本から読み進めましょう。
本選びを楽しみたい方は書店に足を運び、表紙や帯などに惹かれた本を手に取ってみても良いかもしれません。本を選ぶときは直感を信じることも大切です。
ただし、活字に慣れていない方はいきなり難しそうな本は読まないようにしましょう。読書が習慣づかなくなる恐れがあるので気を付けてくださいね。
集中して読書する時間をつくる
本を選んだら、集中して読書ができる時間と環境をつくりましょう。
たとえば「就寝前の1時間」「起床後の30分」「通勤中の15分」「入浴中の20分」など、日課として読書の時間を組み込むとリズムが生まれるので読書がはかどりやすくなりますよ。
読書をするだけではなく、アウトプットも大切!
読書をするとコミュニケーション能力が向上する可能性がありますが、ただ読書をしただけでは身に付きません。
コミュニケーション能力を向上させるには読書で得た「教養」や「想像力」をきちんとアウトプットすることが重要です。
はじめのうちは難しいかもしれませんが日々意識することが大切なので、根気強く取り組んでいきましょう!