オンライン合同会社説明会とはどんなイベント?
まずは、オンライン合同会社説明会がどのようなイベントなのかをみていきましょう。
WEB上で行う合同会社説明会
オンライン合同会社説明会とは、WEB上で行う合同会社説明会のことです。「オンライン合説」と略される場合もあります。
規模は、数10社集まるようなものから数社限定というようなものまでさまざまです。また主催も、例年大規模な会場を借りて合同会社説明会を行う人材サービス関連の企業から、WEBイベントに特化した企業、地方自治体など多岐に渡ります。
種類は「ライブ配信型」と「オンデマンド配信型」の2つ
オンライン合同会社説明会の種類は、大きく分けて2種類あります。「ライブ配信型」「オンデマンド配信型」の違いがわかれば、イベント当日のイメージも湧くはずですよ。
<ライブ配信型(リアル配信型)>
イベント当日に、生配信を行う形式のオンライン合同会社説明会。求職者からの質疑応答など、リアルタイムでコミュニケーションを取ることができるのが特徴。
配信スケジュールに合わせて企業の担当者が話をする形式が一般的だが、主催側・企業担当者による対談形式のイベントや、座談会形式のイベント、グループディスカッションを実施し選考を進めるイベントもあるよう。
<オンデマンド配信型(録画配信型)>
撮影・編集を行った企業の動画を配信する形式のオンライン合同会社説明会。動画の内容は、個別の会社説明会で話すような基本的なものが多い。過去、ライブ配信を行った動画のアーカイブ配信をするオンライン合同会社説明会もある。
求職者と企業の双方がコミュニケーションを取りやすいことから、オンライン合同説明会では「ライブ配信型」が採用されることが多いようです。
出展料はリアルイベントより安い
出展料は、実際に会場で行われる合同会社説明会よりも安い傾向にあるようです。オンラインであれば当日にかかるのは実質、通信費のみですよね。主催者の意向にもよりますが、リアルイベントのように1日1ブースの出展で何10万円ということはないでしょう。
加えて、会場までの交通費・宿泊費・配布物の印刷費などもかかりません。リアルイベントよりも確実に、低コストでイベントを実施することができるでしょう。
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オンライン合同会社説明会のメリット
オンライン合同会社説明会の出展には、どのようなメリットがあるのでしょうか。みていきましょう。
求職者が参加しやすい
ほとんどのオンライン合同会社説明会は、無料で開催されています。参加者は会場に足を運ぶ必要がないので、交通費・宿泊費などもかかりません。さらには、移動時間や場所も気にせず参加ができるのです。
求職者にこれだけのメリットがあれば、参加者増にも期待が持てますよね。より多くの参加者に自社の魅力を伝えられることは、企業にとって大きなメリットと言えるでしょう。
応募者の幅が広がる
多くの参加者にPRできるということはつまり、これまでの採用活動では出会えなかったような求職者と接点が持てることと同義です。遠方からの応募にも期待が持てます。
また、オンライン合同会社説明会は生まれて間もない採用手法ですので、出展するだけで「トレンドに敏感な企業」という認識を持ってもらえることにも繋がるかもしれません。
採用コストが削減できる
前述の通り、オンライン合同会社説明会の出展料はリアルイベントと比べれば安い傾向にあります。中には、出展料無料のオンライン合同会社説明会もあるようですので、採用コスト削減にも一役買ってくれることでしょう。
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オンライン合同会社説明会のデメリット
さまざまなメリットがあるオンライン合同会社説明会への出展ですが、少なからずデメリットもあります。メリットと比較しながら、出展を検討をしてみてください。
応募のハードルが高い
求職者が気軽に参加できるというのがオンライン合同会社説明会の最大のメリットですが、全ての参加者が応募をするとは限りません。また画面越しでは熱量は伝わりづらいものですので、対面イベントよりもアンケート記入や応募を促す難易度は上がることでしょう。
また当日、回線の調子が悪ければ認識のズレにも繋がります。先鋭的な企業のイメージをつけるつもりがオンラインのプレゼンに慣れておらず、かえってマイナスイメージを与えてしまうという恐れもゼロではありません。
配信の初期費用がかかる
オンライン合同会社説明会は大抵の場合、自社から配信を行うはずですが、WEBカメラや音声機器などの機材がなければ配信は不可能です。つまり、機材を持っていない企業は一式買いそろえる必要があるのです。
複数回出展しようと考えている企業であれば、元を取るのは容易でしょう。しかし、試しに出展してみようかなという程度で考えていた企業であれば、数万円~10数万円の導入費用はデメリットと感じるはずです。
開催実績が少ない
オンライン合同会社説明会は、新型コロナウイルスの感染防止策として広がりを見せたイベントです。よって、開催実績はまだそこまで多くありません。
主催者側も手探りで開催を進めることが多いため、参加者数・応募者数の予測が全く立たないというイベントもあることでしょう。空振りに終わるリスクがあることも、デメリットと言えます。
オンライン合同説明会を成功させるポイント
オンライン合同会社説明会は、一筋縄では成功しません。オンライン合同会社説明会に出展した企業がイベントを成功させるポイントを3つご紹介しますので、参加を前向きに検討している企業はぜひ参考にしてみてくださいね。
出展するイベントの選定を行う
まずは、どのイベントに参加するのかをじっくり選定しましょう。まだまだ開催が少ないイベントとは言え、日を追うごとにオンライン合同会社説明会の数・開催頻度は上がってきています。
出展するイベントを選定する際は、自社・他社・求める人物像の接点を考えるのがおすすめです。
大手企業が中心の説明会に地場の中小企業が出展したとしても、思ったような成果は得られそうにないですよね。合同説明会では必ず競合他社との戦いは避けられませんので、ぜひ意識しながら選定を進めてみてください。
事前告知を徹底する
オンライン合同会社説明会では、対面型の合同説明会よりもふらりと訪れる求職者は少ないと思っておくのが得策です。タイムテーブルを見て、特定企業の説明を聞くためだけに特設サイトに接続する参加者も多くいます。
もちろん、時間いっぱいまで画面を眺め続ける求職者も少なからずいるはずですが、イベント当日に企業側からアプローチすることはほぼ不可能。ですので、事前告知を徹底的に行い、当日までに「この企業の話を聞きたい!」と思う求職者を1人でも多く増やすことが重要です。
オンラインならではの見せ方を意識する
オンラインのイベントは、送り手と受け手の間に物理的な距離があります。見せ方を工夫しなければ、動画を見慣れている若年層の求職者から「こんな説明なら資料だけで充分だった」と思われてしまうかもしれません。
よって、オンラインならではの見せ方をしっかり意識して当日に臨みましょう。目線は画面ではなくカメラに向ける、照明を用意する、身振り手振りを大きくするなどがその例です。下記記事もぜひチェックしてみてください。
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オンライン合同会社説明会は、時間や場所に縛られることなく開催可能なイベントです。費用負担も少ないため、今後ますます増えていくことが予想されます。気になる採用担当者は、まずどのようなオンライン合同説明会があるかを確認してみましょう。
「合同説明会は少しハードルが高そう……」と感じた採用担当者は、自社のみで行うオンライン企業説明会から始めてみるのも良いかもしれません。オンラインの採用手法を使いこなすことができればきっと、アンテナの感度が高い人材を採用できるはずですよ。