群馬県利根郡みなかみ町の秘湯・湯宿（ゆじゅく）温泉の魅力とは？泉質などの特徴や働き方を見てみよう！

働く上で知っておきたい湯宿温泉の特徴

iStock/thanyarat071

群馬県利根郡のみなかみ町ある湯宿温泉。昔ながらの建物が多く、レトロな雰囲気が魅力の温泉地ですが、どのような特徴があるのでしょうか。温泉地へのアクセスなど、基本情報と併せて見ていきましょう。

湯宿温泉へのアクセス

湯宿温泉へのアクセスは、自家用車が便利です。東京方面からは練馬ICから関越自動車道に入って90分ほど走行し、月夜野ICで降りて約20分で温泉地へ到着。新潟方面からのアクセスは、新潟西ICから北陸・関越自動車道に入り、120分ほど走行して月夜野ICをめざしましょう。

公共交通機関でのアクセスは、JR上毛高原（じょうもうこうげん）駅が最寄りです。この駅から温泉街へ向かうバスが出ています。

湯宿温泉の歴史

この温泉地は、約1200年前に開湯したといわれています。

「須川村の弘須法師による大乗妙典誦川満願の夜、薬師如来が現れ種々の薬湯を賜った」という開湯伝説が残っています。

湯宿温泉の泉質と効能

湯宿温泉の泉質は「ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉」です。

「硫酸塩泉」は、高血圧や動脈硬化などの血液系に効果があるといわれています。カルシウムには鎮静効果があるため、「傷の湯」や「痛風の湯」「脳卒中の湯」とも呼ばれ、老若男女楽しめる泉質です。

無色透明、無臭が特徴で、飲泉として利用されている場所もあります。飲むと、胆汁の分泌を促進させ、腸の運動を活性化させる作用にも期待できます。

湯宿温泉周辺の観光地

湯宿温泉の周辺には、見どころが点在しています。

ダム建設によって作られた赤谷湖では、谷川連峰三国連山の雄大な景観を堪能できます。また、地元の農産物・工芸品などが販売される道の駅や、江戸時代のみなかみ町について学べる資料館などもあるようです。

温泉を楽しみながら、地元についての理解を深められるのではないでしょうか。

湯宿温泉周辺のグルメ

 群馬県には春に小麦を栽培し、秋にそばを栽培する農家が多いといわれています。

小麦を使った郷土料理として親しまれているのは、ひもかわうどんです。ひもかわうどんは、一般的なうどんと比較すると非常に幅が広く、薄いことが特徴。温かいメニューでも、冷たいメニューでもおいしく食べられます。

また、そば粉を使って作られる上州そばは、湯宿温泉周辺で味わえるグルメのひとつです。上州そばの特徴は、風味豊かでコシが強いこと。乾麺にしても風味が落ちないことから、お土産にも適しています。

参考:湯宿温泉について/みなかみ町ホームページ

湯宿温泉周辺の旅館・ホテルでの働き方

iStock/stockstudioX

湯宿温泉が立地するみなかみ町にはさまざまな温泉が湧いています。「温泉宿で働きたい！」という方にぴったりの地域ですが、どのような働き方ができるのか見ていきましょう。

 フロントスタッフ

宿泊施設の仕事として代表的なフロントスタッフ。みなかみ町の宿泊施設においても、フロントスタッフの募集は多い傾向にあります。一般的なフロントスタッフの求人の他、夜間限定の募集も見受けられました。

時間の融通がききやすく、未経験者もチャレンジしやすい業種のため「まずは宿泊業界のことを知るために働きたい！」という方にもおすすめです。

サービススタッフ

フロントスタッフのように、役割が明確な業種の募集もありますが、番頭候補や仲居など、接客全般を担当するスタッフの募集もあります。

昔ながらの日本旅館では特にその傾向が強く見られます。「接客力を総合的に身につけたい」「ワンランク上のおもてなしを提供したい」という方は、旅館の求人情報を中心にチェックすると良いでしょう。

調理スタッフ

日本旅館が多いみなかみ町では、和食を作る料理人の募集も多く見受けられます。地元の食材をふんだんに使った料理を提供することには、大きなやりがいを感じるのではないでしょうか。

その一方で、創作フレンチやイタリアンの実務経験者を募集している施設も見受けられます。自分のスキル・経験をいかした働き方ができそうですね！

レトロな雰囲気の温泉地・湯宿温泉周辺で働こう！

iStock-/15176875735007-

湯宿温泉は、レトロで趣きのある温泉街です。そこに湧き出る泉質のよい温泉は、訪れる人の心と身体を癒やすことでしょう。

「安らぎのひとときを提供したい！」という方は、群馬県の温泉地で働くことを検討してはいかがでしょうか。