20代で「やりたいことがない」と感じる理由
20代で「自分にはやりたいことがない……」と感じることには、どのような理由があるのでしょうか。代表的な例を見ていきましょう。
就活に失敗したから
人生経験が浅いうちは「やりたいこと=好きな仕事」と決めつけてしまいがちです。
そのため、思うような企業に就職できなかった場合は「自分がやりたいのはこんなことだったのか?」といった疑問を感じるのではないでしょうか。
キャリアプランが描けなくなったから
望んで入社した企業でも、入社前とのギャップを感じたり、配属の希望がかなわなかったりといったことで、キャリアプランを描けなくなる場合があります。
働く上での目標を見失うと、やりたいことも分からなくなるのかもしれません。
ライフステージが変わったから
20代はライフステージが大きく変わりやすいもの。学生から社会人へ、独身者から既婚者へと移り変わるごとに責任は重くなります。
「勤務先に貢献すること」「家族を守ること」を重視するあまり「自分のやりたいこと」が分からなくなる人もいるのではないでしょうか。
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20代で「やりたいことがない」ときにやるべきこと
20代という若さで「やりたいことがない」という状態を放置するのは、非常にもったいないことです。悩んだときにやるべきことを見ていきましょう。
自分の価値観を明確にする
「やりたいこと」を見つける上で、自分の価値観を明確にすることはとても重要です。以下のようなことを、紙に書き出して整理してみましょう。
- ・自分にとって楽しいこと/苦痛なことは何か
- ・最高に幸せなのは何をしているときか
- ・最も大切だと思うものは何か
- ・尊敬する人物は誰か
- ・友人や恋人のどこが好きか
- ・自分のどこを誇れるか
また、好きなものをすべて書き出したり、嫌いなものについてなぜ嫌いなのかを深堀りしたりすることもおすすめです。価値観を明確にすればするほど、やりたいことが見えてくるのではないでしょうか。
強み・弱みを理解する
自分の強み・弱みを理解することも重要です。「やりたいことがない……」と悩んでいる20代の中には「今の仕事が向いていないのでは?」と考える人もいるはずです。
強み・弱みを理解することで「強みをいかし、弱みをカバーできる働き方」が見つかる可能性があります。こちらについても、紙に書き出して整理すると良いでしょう。
興味・関心を掘り下げる
やりたいことを見つけるためには、自分の世界を広げることも重要です。興味・関心のあることを掘り下げてみると良いでしょう。
例えば好きな映画があるなら監督や脚本家、出演者のバックボーンを調べてみたり、ロケ地に足を運んでみたりしてはいかがでしょうか。興味・関心を掘り下げることで「自分はこれが好きなんだ」と分かる場合もあるでしょう。
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20代で「やりたいことがない」時に自分らしい生き方を見つけるヒント
「やりたいことがない」と悩んでいるときは「自分らしく生きている」とはいえない状態かもしれません。その状況を打破するためのヒントを紹介します。
ロールモデルを見つける
ロールモデルとは「お手本にする人物」のことです。これを読んでいるあなたにも「あの人はすてき」「自分もあんな風になりたい」と感じる相手がいるのではないでしょうか。もしいるのなら、その相手をロールモデルにしてみましょう。
憧れる人物の生き方や行動を参考にすることで、自分にとっての幸せな生き方が見えてくる可能性があります。
新しいことに挑戦する
新しい自分に出会うためには、新しいことに挑戦するのが近道かもしれません。今までやったことがない経験をすることで、自分自身の意外な一面が見つかるものです。
ここで押さえておきたいのは「仕事に直結しないことでも良い」という点です。社会に出たばかりの20代にとって「この先どう働くか」は非常に重要なことですが、人生は仕事がすべてではありません。
プライベートの面で「やりたいこと」を見つけることも、社会人生活を充実させるためには重要なことなのです。
人と交流する
誰かと交流することは、大きな刺激になるはずです。今はSNSを活用して、多くの人と交流できる時代。興味のある分野で活躍している人や「ロールモデルにしよう!」と決めた人とコンタクトを取ることも、不可能ではないでしょう。
また、人の縁によって新たな扉が開くこともあり得ます。
自分と向き合う時間を作る
新しいことに挑戦したり、積極的に人と交流したりと、意識を外に向けることも重要ですが、自分自身と向き合う時間を作ることも忘れずに。
挑戦したこと・関わった人を通してどのような刺激を受けたのか、何に心を動かされたのかを考える習慣をつけると良いでしょう。寝る前に日記を書くなど、後から振り返れるようにすることがおすすめです。
20代で「やりたいことがない」場合の転職活動
前述の通り「やりたいこと」が必ずしも仕事である必要はありません。しかし「明らかにやりたくないこと」や「まったく興味が持てないこと」を仕事にするのはつらいことです。
「やりたいことがない」と悩む20代に適した転職活動の進め方を見ていきましょう。
幅広い職種に目を向ける
20代は、未経験でも採用されやすいチャンスの時期です。「やりたいことがない」と悩んでいるのであれば、ぜひ幅広い職種に目を向けてみてください。
重要なのは「とにかく扉を叩いてみること」です。応募した結果、不採用になったり「ここは違うな」と感じて辞退したりするかもしれません。しかし、それは「自分を知るための経験」として人生の糧になるはずです。
少しでも興味を持てる求人情報を見つけたら、企業研究だけでもしてみると良いでしょう。
転職エージェントの活用
「自分の適性が分からない」「目標が見えなくなった」という場合は、転職のプロである転職エージェントに相談することもおすすめです。今までの経験や強み・弱みを洗い出し、キャリアプランを練り直すための手助けをしてくれるのではないでしょうか。
また、転職エージェントは一般公開されていない求人情報を持っている場合もあります。ひとりで思い悩むよりも、将来の選択肢が広がるのではないでしょうか。
やりたいことがない20代は自分を見つめ直そう!
「やりたいことがない」という状態に陥ると「人生をむだに過ごしているのでは……?」という気持ちになって、あせってしまうかもしれません。無限の可能性を持つ20代であればなおさらのことでしょう。
そこで重要なのはむやみにあせるのをやめて自分自身をしっかり見つめ直すことです。今回の記事を参考に「自分らしく生きる道」を見つけてくださいね!
なお、宿泊施設の仕事に興味がある方はおもてなしHRにご相談ください。