定時上がりの仕事でワークライフバランスを整えよう!
ほどほどの残業であれば、残業代を稼げたり、時間のゆとりができてじっくり仕事に取り組めたりといった利点があります。
しかし、毎日長時間の残業をしていては身も心もボロボロになるでしょう。ワークライフバランスを整えるため、定時上がりの仕事に就きたいと考えている人は少なくないはずです。
この記事では、定時上がりの仕事に就くメリットとデメリットや、定時上がりしやすい職種、ホテル業界の事情などについて解説します。
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定時上がりの仕事におけるメリット・デメリット
現在、常態化している職場に居ると「定時上がりの仕事は良いことだらけ、メリットしかない!」といったイメージを抱きがちではないでしょうか。
しかし、定時上がりの仕事が自分にとって最良の働き方とは限りません。まずは、定時上がりの仕事に就くメリットとデメリットを把握しましょう。
メリット
定時上がりの仕事に就くメリットとして挙げられるのは、以下のようなことです。
- ・家族や友人との時間が持てる
- ・習い事や趣味のスキルを磨く時間が持てる
- ・残業代未払いなどのトラブルとは無縁
- ・疲れやストレスを解消できる
- ・仕事に対するモチベーションの維持
- ・副業しやすい
プライベートを充実させ、自分の世界を広げる時間が持てること、疲れやストレスを解消できるといったメリットがあるのですね。
デメリット
一方、デメリットとして挙げられるのは以下のようなことです。
- ・残業代が稼げない
- ・仕事にスピード感が求められる
- ・自由時間が多すぎて持て余す
- ・残業している同業者とくらべてスキルアップが遅れがち
特に残業代が稼げない・スキルアップが遅れがちといったことは、長期的に見ると大きな損失になりかねません。自由時間を持て余すよりも、残業に打ち込んだ方が有益な場合もあるでしょう。
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定時上がりしやすい仕事の特徴や業種は?
定時上がりを実現するためには、業務の効率化を図る、スピードを意識して取り組むなどの工夫も必要ですが、仕事の選び方も重要です。
定時上がりしやすい仕事の特徴や業種を把握しましょう。
ルーチンワークの仕事
ルーチンワークの仕事は1日のやる事が決まっており、イレギュラーな事態が起こらない限りは定時上がりしやすいでしょう。
例えば生産量が決まっている工場の作業員や、定期点検・定期メンテナンスが中心の設備管理員、施主と決めたスケジュール通りに仕事を進める建築業などが挙げられます。
また、一般事務などのオフィスワークも、定時で上がれる可能性が高い仕事です。月末や繁忙期には残業が発生することもありますが、基本的には時間通りの勤務で働けるでしょう。
営業時間やシフトが決まっている仕事
営業時間やシフトが決まっている仕事も、定時上がりしやすいでしょう。例えば小売店の販売員やコールセンタースタッフなどは、営業終了時間が来れば必ず終わる仕事です。
営業終了後の事務処理や後片付けといった仕事もありますが、それらにかかる時間も就業時間に含まれているため、残業は発生しないはず。
また、営業時間が長い飲食店やホテルといった職場はシフト制が一般的。自分の勤務時間が終われば次の時間のスタッフと交代するので、スムーズに上がれます。
ただし、人手不足の職場では後片付けが間に合わなかったり、残業要請があったりして定時上がりができないことも。
見なし残業の制度がない企業
「見なし残業」は「固定残業代」「定額残業代」とも呼ばれる仕組みで、基本給に併せて一定の残業代を支給するという制度です。
例えば求人票の給与条件に「みなし残業代 20時間分を含む」と記載があれば、月20時間までは残業してもしなくても同じ給与が支給されるのです。
残業が多い職場であれば、コスト面でも効率面でも、見なし残業の制度を設けたほうが効率的でしょう。
反対に、見なし残業の制度がない企業では残業させない、または残業が発生しにくい職場であると考えられます。定時上がりの仕事を狙って転職先を探す際は、見なし残業の制度がない企業に注目すると良いでしょう。
残業対策している企業
残業対策に力を入れている企業では、求人票や採用サイトなどにその旨を記載していることが多く見受けられます。
「定時が過ぎたら全館消灯しています。」「20時になったらパソコンが強制的にシャットダウンします。」といった具体的な取り組みを紹介している企業では、定時上がりできる可能性が高いでしょう。
また、求人票や転職情報サイトの口コミで、平均残業時間を調べることもおすすめです。
宿泊業界で定時上がりは可能?
宿泊業界はシフト制で稼働することが一般的ですが、定時上がりは厳しいかもしれません。
深刻な人手不足が続いている状況で、パートやアルバイトならともかく、正社員は残業ありきで何とか営業している、という施設もあるでしょう。
宿泊業界で定時上がりを望むなら、本社事務などのオフィスワークや、人手が十分にそろっている施設、残業削減に乗り出しているホテルを探すことがおすすめ。
以下の記事では、ホテルにおけるホワイト企業の見分け方について解説しています。併せてご参照ください。
定時上がりしやすい宿泊施設の求人を見てみよう!
宿泊業界で定時上がりの仕事は多くありません。就職・転職を検討しているのであれば、求人情報をこまめにチェックして希望にマッチする職場を見逃さないようにしてくださいね。
2022年10月時点では、どのような募集が出ているのでしょうか。おもてなしHRに掲載中の求人情報の中から、定時上がりしやすいと思われる仕事を見てみましょう。
東京都のシティホテル
東京都に位置する、あるシティホテルではパティシエを募集しています。具体的な業務内容は宴会やレストランで提供するデザートや、オンラインショップで販売する洋菓子の調理など。
勤務時間は6時から21時の間で実働8時間です。月の平均残業時間は、10時間〜20時間とのこと。必ず定時で上がれるとは限りませんが、ホテル業界としては残業が少ないと言えるでしょう。
雇用形態は正社員で、給与は月収20万円〜30万円。調理師免許を持っていることが応募の必須条件です。
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長野県の温泉旅館
長野県のある温泉旅館では、接客サービススタッフを募集しています。お出迎えからお見送りまで、接客に関するすべてのことに携わる仕事。英語スキルをいかして働けるということです。
勤務時間は6時〜22時の間で実働8時間。平均残業時間は月10時間で、時短勤務も可能とのこと。残業がまったくないわけではありませんが、自分の予定とシフトをうまく調整すれば、プライベートを存分に楽しめそうですね。
給与は月給16万円〜30万円で、高卒以上で、ホテルや旅館での実務経験があることが応募の必須条件です。
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沖縄県のリゾートホテル
最後に紹介するのは、沖縄県のあるリゾートホテルです。このホテルでは宴会営業のスタッフを募集しています。法人・個人のお客様に対して、宴会場やレストランなどの利用を提案することが主な業務。
勤務時間は9時〜18時で、月の平均残業時間は10時間未満。早朝や深夜の勤務はないので、安定した生活リズムで働けるでしょう。
雇用形態は契約社員で、給与は月給16万円〜25万円。未経験者歓迎で、正社員登用制度があります。
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理想の働き方は転職エージェントに相談しよう!
自分に合った働き方を見つめ直したい時や、理想の働き方がかなう職場を探したい時には転職エージェントに相談してはいかがでしょうか。多くの企業・転職者を知っている転職エージェントは、適切なアドバイスをくれるはずです。
ホテル・旅館の仕事を探す際には、おもてなしHRをご活用ください。