ホテルのバーテンダーの年収や仕事内容とは?
シティホテルやリゾートホテルでは、館内にバーを備えていることが珍しくありません。ホテルのバーで働くバーテンダーの年収はどれくらいなのでしょうか。街中のバーとの違いや、仕事内容と併せて見てみましょう。
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ホテルのバーテンダー:年収の相場は?
ホテルのバーテンダーの年収は、250万円前後〜500万円前後が相場と言われています。月収で考えると20万円前後〜35万円前後で、正社員であればボーナスが加わります。
相場と言われる金額に大きな幅がありますが、それにはホテルのバーテンダーならではの事情が絡んでいます。
ホテルのバーテンダーは契約社員やアルバイトといった立場で働く人が居る一方で、オファーを受けて高収入を得ている人も居ます。特に、高級ホテルで正社員として働くバーテンダーは、ほとんどがヘッドハンティングや実力・経験を買われて採用された人なのだとか。
ただし、宿泊業・飲食サービス業全体の年収は2021年の時点で平均277万5000円です。これは正社員のみの合計で、契約社員やアルバイトなども含めると平均190万2000円。
修業を積んで一流のバーテンダーになれば高収入が期待できますが、駆け出しの頃は金銭面で不自由を感じるかもしれません。
参考:宿泊業・飲食サービス業の平均年収について/厚生労働省資料
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
ホテルのバーテンダー:仕事内容は?
ホテルのバーにおけるバーテンダーの仕事は、大きく分けて以下の3種類。
- ・酒類の提供
- ・接客
- ・清掃や仕入れ、会計など店の準備
お酒に関する知識や技術だけでなく、気の利いた会話術や気配り、磨き抜かれたセンスが必要です。仕事内容や必要なスキルは街中のバーと大きな違いはありません。
なお、バーテンダーのやりがいや求人情報については以下の記事でも詳しく解説しています。併せてご参照ください。
ホテルのバーテンダー:仕事の大変さは?
ホテルのバーは街中のバーよりもメニューの料金が高めに設定されており、サービス料が上乗せされることが一般的。その価格に見合うだけのサービスを提供することが求められます。
さらに、バーを利用するのはホテルの宿泊客が中心のため、常連客よりも新規顧客が多いと考えられます。初めてバーを訪れたお客様に良い印象を持ってもらわなければ、ホテル全体の沽券に関わるでしょう。
そのため、より洗練されたカクテルを作り、質の高いサービススキルを身につける必要があるのですね。求められるレベルが高い割に、賃金は低く感じるかもしれません。
ホテルのバーテンダー:仕事のメリットは?
大変なことがある一方で、ホテルのバーテンダーとして働くメリットもあります。
有名ホテルのオリジナルカクテルなどを考案して評判になれば一躍、注目のバーテンダーになれるかもしれません。
また、さまざまなお客様がやってくるホテルのバーで働いた経験は必ずプラスになるはずです。見聞を広め、腕を磨くための場所としてホテルのバーはぴったりではないでしょうか。
そして前の項目でも解説した通り、実力を身につければ高い収入を期待できます。
ホテルの看板を背負って仕事をすることは、バーテンダーとしてのキャリアに有利だと言えるでしょう。
おもてなしHRでホテルのバーの仕事を見つけよう!
ホテルのバーでバーテンダーとして働けば、レベルの高い接客やお酒の知識が身につくはず。飲食・サービスの仕事に興味があるなら、ホテルのバーで働くことも視野に入れてみましょう。
ホテルの仕事を探す際には、おもてなしHRをご活用ください。