面接で「気になる最近のニュース」を聞かれたら?
就職・転職の面接では、「最近のニュースで気になるものはありますか?」などと聞かれることがあります。
この質問で良い印象を与えるためには、ただニュースの概要を説明するだけでは不十分。質問の意図を理解して答える必要があります。
面接官はなぜ、最近のニュースについて聞いてくるのでしょうか。回答にふさわしい話題や避けたほうが良い話題と併せて見てみましょう。
宿泊業界の面接におすすめの話題についても解説します。
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面接官が「最近のニュース」について質問する理由とは?
面接官がなぜ最近のニュースについて質問するのか、理由を把握しましょう。理由が分かれば適切な話題や答え方が見えてくるはずです。
応募者の情報感度を知りたい
企業にとって情報は財産。面接官は応募者がどのような情報にアンテナを張り、どの程度情報収集しているのかを知りたがっています。
情報感度を測るために「最近、こういうニュースがありましたが知っていますか?」「あのニュースについてどう思いますか?」といった形で質問される場合もあります。
応募者の感性・価値観を知りたい
面接官はニュースについての考えを聞くことで、応募者の感性・価値観を探ろうとしています。
例えばニュースで話題の人物に対して自分の考えを述べつつ、理解を示す姿勢を見せれば「相手の立場に立って考えられる人物」として評価される可能性があります。
応募者の伝える能力・考える能力を見たい
話題として選んだニュースは、面接官が知っていることもあれば知らないこともありますよね。
最近のニュースを自分の言葉で分かりやすく伝える能力や、世の中で起こっていることについて考える能力を、面接官は見ています。
また、情報を伝える能力は志望動機を話す場面でもチェックされます。以下の記事も併せてご参照ください。
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
面接での受け答えに適切・不適切なニュースとは?
面接で「最近のニュースで気になるものは?」という質問が出た場合、話題にするニュースは何でも良いわけではありません。適切なニュースと不適切なニュースの例を見てみましょう。
適切なニュース
【1年以内の出来事】
まず押さえておきたいのは「最近のニュース」とはいつまでの出来事なのか、という点ですが、必ずしも最新情報でなくとも大丈夫。
目安としては、1年以内の出来事を選びましょう。何年も前のニュースを選ぶと「情報のアップデートができていない」と判断されてしまいます。
【世の中全体に関するニュース】
大々的に報道されているニュースなら面接官も知っている可能性が高く、詳しく説明することで情報収集能力の高さをアピールできます。
ローカルニュースよりも全国で話題になっているニュースが適切でしょう。
【応募先に関連するニュース】
応募先企業の喜ばしいニュースや、業界の動向に関することなども、面接の場にふさわしい話題です。
企業・業界に対する関心や志望度の高さをアピールできるでしょう。
不適切なニュース
【エンターテインメント関連】
芸能人のゴシップやスポーツに関するニュースは自己アピールにつなげにくい話題です。
ただし芸能人のゴシップは別として、音楽業界やスポーツ業界、ショービジネスなどの面接では例外。TPOに合わせて選びたい話題です。
【真偽不明のニュース】
未確認生物が捕獲された、UFOが現れたといった真偽不明のニュースや、出所が怪しいニュースは避けましょう。
興味本位的で情報の取捨選択ができない人物と思われてしまうかもしれません。
【政治や宗教に関わるニュース】
特定の党や政治家を褒めたり批判したりするニュースや、選挙に関するニュースは避けましょう。面接官と考えが反対だったりした場合、むだに印象を悪くする恐れがあります。
また、宗教に関しては就職差別につながるため、面接で聞いてはいけないことになっています。ニュースの話題であっても、信仰・思想が見え隠れする場合があるので、避けたほうが無難でしょう。
宿泊業界の面接にふさわしいニュースは?
面接においては適切なニュース・不適切なニュースをふまえた上で、自分にとって関心が高く、話しやすい話題を選ぶと良いでしょう。また、応募先の業種に合わせて答えることもおすすめ。
以下の話題は、2022年9月時点におけるホテル・旅館の面接にふさわしいニュースの例です。宿泊業界への就職・転職を考えている人は、参考にしてくださいね。
- ・GoToキャンペーン
- ・新型コロナウイルス
- ・観光立国の推進
- ・札幌オリンピック誘致
- ・大阪万博の開催
- ・地方創生
- ・乗り物関連
- ・SGDs関連
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面接対策は就職・転職エージェントに相談しよう!
最近のニュースに関する話題に限らず、面接での受け答えに悩んだ際には就職・転職エージェントに相談しましょう。転職のプロであるキャリアアドバイザーが、あなたの強みや希望を考慮し、適切なアドバイスをくれるはずです。
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