2019.11.15

1300年の歴史と伝説に彩られた玉名温泉。概要と暮らしについて

玉名温泉は熊本県玉名市に位置する温泉地です。開湯から1300年の歴史を持つとされるこの温泉地は「美人の湯」とも呼ばれ、古くから多くの人々に親しまれています。玉名市は海や山に囲まれた立地から、おいしい食材の宝庫でもあります。今回の記事では、玉名温泉の概要と暮らしについてご紹介します。

玉名温泉とは

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1300年もの古い歴史に彩られ、親しまれてきた玉名温泉。ここでは概要と歴史についてご紹介します。

玉名温泉の概要とアクセス

熊本県の北西部、玉名市にある玉名温泉は、市の中心部、繁根木川沿いに広がる温泉地です。玉名市は海・山・川から成る肥沃な土地で、縄文・弥生・古墳時代の貝塚や古墳、環濠集落（かんごうしゅうらく）が点在し、商人のまちとしても発展した豊かな歴史文化に彩られています。

最寄駅は鹿児島本線の玉名駅で、駅から玉名温泉までは車で10分ほどの距離になります。また、新幹線の新玉名駅までは車で6分ほどと近く、県内外へのアクセスも良好な環境です。

玉名温泉の歴史と現状

玉名温泉の起源は定かではありませんが、開湯から1300年ほど前に「白鷺が傷を癒していたことから発見された」という伝説が残されています。また、1843年に庄屋が伝説の温泉のお告げを受けて掘り当てたとも伝わり、当時は「疋野温泉」と呼ばれていました。

その後、明治大正時代には、新しい泉源を求め次々と掘削が行われ「立願時温泉」という呼び名が定着していきます。時代の変化と共に、湯治場から歓楽的な温泉街へと変貌し、最盛期には100人もの芸妓が登録する温泉地となりました。

戦後の炭鉱・石炭ブームにより、施設改善と観光客誘致を推進し発展。玉名市の誕生と駅名が玉名駅に変わったことから、温泉地も「玉名温泉」と改名されました。

現在、玉名温泉には日帰り温泉施設が5軒ほど、温泉宿は11軒ほど建ち並び、地元や県内外から観光客が訪れます。また、温泉街の中心には無料の足湯が設置され、観光客や地域の人々の憩いの場として親しまれています。

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玉名温泉の泉質と観光資源について

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「美人の湯」としても評判の高い玉名温泉。泉質や効能、周辺の観光資源についてもご紹介します。

玉名温泉の湯量と泉質について

玉名温泉のお湯は無色透明で、つるっとしたすべりのよい湯触りが特徴です。泉質はラジウムを多く含む弱アルカリ性の単純温泉で、効能はリウマチや神経痛、関節痛、筋肉痛、冷え症、疲労回復など、さまざまな症状に効果が期待できます。保湿効果が高く「美人の湯」として評判が高いほか、湯冷めしない温泉と言われています。

参照：まち里玉名温泉/玉名観光協会