ホテルの料理人になるには?フレンチ・和食・イタリアンのキャリアステージを見てみよう

ホテルではさまざまな料理が提供されていますよね。中でも代表的なものはフレンチ・和食・イタリアンです。この3つの分野の料理でホテルのシェフにはどのような道筋があるのでしょうか。料理人になるまでの基本的な流れや、シェフになるまでの段階を見ていきましょう。

フレンチ?和食?イタリアン?ホテルの料理人になるには

フランベ

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おいしい料理はホテルにおいて、重要な売り物のひとつです。料理の仕事を極めるなら、ホテルのシェフを目指すべしという意見もありますが、ホテルの料理人になるにはどのように動けば良いのでしょうか。

料理の種類別に、ホテルの料理人への道のりやキャリアステージを見ていきましょう。

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プロの料理人になるにはまずどうすればいいか

料理のジャンルにかかわらず、プロの料理人になるには調理師免許の取得がおすすめです。未取得でも料理の仕事に就くことは可能ですが、調理師免許は調理に関する確かな技術・知識が身についているという何よりの証拠です。

就職・転職で有利になるほか、海外で修業を積む際の就労ビザが取得しやすくなったり、独立開業の際に必要な「食品衛生責任者」の資格を申請のみで取得できたりといったメリットがあります。

調理師免許を取得する方法はふた通り。調理の専門学校などに通い、卒業と同時に取得するか、2年以上の実務経験を積んで試験を受けるかです。

調理師免許については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ併せてご参照ください。

ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事

料理の種類別・ホテルの料理人のキャリアプラン

厨房

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「ホテルの料理人」と聞くと、働き始めるまでの道のりも厳しいものというイメージがありますよね。実際に高級ホテルなどでは「実務経験〇年以上」「調理師免許必須」「調理学校の卒業者歓迎」といった条件付きの求人が目につきます。

しかしその一方で実務経験や調理師免許がなくても、応募できるホテルは少なからずあります。調理師免許は働きながら取得を目指せるのでまったくの未経験者や、料理の勉強をしたことがない人にも料理人への道は開かれているのですね。

レストランスタッフとしてホテルに就職し、ステップアップしていく方法もあれば、飲食店で経験を積み、ある程度のポジションでホテルにキャリアアップ転職するという方法もあります。

ただし、シェフは「総料理長」という非常に責任のある立場。料理の腕前・知識の他にもマネジメント能力やリーダーシップなどのスキルも求められます。ホテルの料理人として働き始めるハードルはそれほど高くないかもしれませんが、シェフを目指すのであれば大変な努力が必要です。

代表的な料理の種類別に、入社してからシェフになるまでの段階を見てみましょう。以下の記事も併せてご参照ください。

ホテルのフランス料理人

世界三大料理のひとつに数えられるフレンチ。上質なフレンチの提供にこだわりを持つホテルは多いでしょう。ホテルを代表する味として、質の高い料理を提供する仕事には大きなやりがいがあるはずです。

フレンチの厨房は、役割分担や階級がはっきりしていることが特徴。まずはアプランティと呼ばれる見習いコックとして就職し、料理の下ごしらえや調理器具・食器の手入れを経験しながら一人前のコックを目指します。

一人前になったら次のステップは特定分野の料理を仕切るシェフ・ド・パルティ。その次は総料理長の補佐役であるスー・シェフと段階を経て、最終的に総料理長のシェフ・ド・キュイジーヌへと昇り詰めるのですね。その間に料理の腕だけでなく、人間力も磨き続ける必要があります。

フレンチシェフへの道のりについては、以下の記事でも解説していますので併せてご参照ください。

ホテルの和食料理人(板長・花板・大将)

和食のシェフは板長・花板・大将とも呼ばれることもあります。ホテルの和食レストランには「日本らしさ」を楽しみにしている外国人のお客様も多く訪れますよね。「日本のホテル」の印象を決定づける、重要な役割を担っていると言えるでしょう。

和食もフレンチと同様に、階級や役割があります。入社してすぐのころは「追い回し」と呼ばれる下積みからのスタート。料理の下ごしらえや掃除、調理器具の洗浄といった雑用を任されます。雑用をこなしながら、先輩たちの様子を見て仕事の段取りを覚える期間です。

次は、出来上がった料理をお皿に盛り付ける「先付け・八寸場」となり、美しい盛り付けをするために必要な感性を磨きます。一般的にはここまでが「下積み時代」。次はいよいよお客様に出す料理を任され「焼き場・揚げ場」「煮方・蒸し場」そしてもっとも重要な「板場」へと進み、最終的に板長・花板・大将へと昇って行くのです。

和食の厨房では、上下関係や礼儀が特に重んじられる傾向があります。進言を受け止める素直さや、地道な努力を継続する根気が必要とされるでしょう。

こちらの記事もご参照ください。

ホテルのイタリア料理人

華やかでどこか親しみやすいイタリアンも、ホテルに欠かせない料理のひとつ。ひと口にイタリアンといっても、ナポリ料理、ミラノ料理というように地域によってさまざまな特色があり、大変奥深い世界です。

イタリア料理のキャリアステージは、ホテルやレストランによってさまざまで、フレンチ同様の階級を設けているところもあります。

また、あるイタリアンレストランでは、入社後、1年から3年程度の期間は前菜やデザートを担当し、それ以降はパスタ担当、メイン担当といった役割に就くそうです。最初に前菜・デザートを担当するのは正確な計量や段取りを覚えやすいためとのこと。

少しずつステップアップし、最終的にシェフを目指すという点はフレンチ・和食と同様ですね。

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どの分野においてもお客様の思い出に彩を添える、美味しい料理を提供するのはすてきな仕事です。ホテルのシェフを目指したい、ホテルの料理人になりたい!という人はぜひ、おもてなしHRで仕事を探しましょう。

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