受付の仕事から転職したいと考える人も
受付の仕事に就いたものの、日々の業務に取り組んでいるうちに、転職したいと考えるようになる人もいるそうです。単に仕事が合わないと感じるだけでなく、さまざまな要因が重なったことで転職へと気持ちが傾くのだとか。
それでは、具体的にどのような理由で受付から転職したいと感じるのでしょうか。次の項目から紹介していきます。
宿泊業界に詳しいアドバイザーが、あなたに合う職場をいっしょにお探しします。
宿泊業界での職務経験はありますか?
受付から転職したいと感じる理由
受付業務から転職したいと感じる理由として、よく挙がるものをまとめました。
特に「こんな理由で転職してもいいのかな?」とお悩みの方は、ご自身の転職理由と比較して考えてみてくださいね。
やりがいが感じられなくなってしまった
働く環境によっては、毎日同じような業務をこなすだけだったり、そもそも業務量が少なかったりする場合もあるでしょう。
また、企業や施設の顔として働いてはいても、事業の根幹に関わって働く受付の方はあまり多くないため、自身の必要性について疑問に思ってしまう人もいるようです。
やがてモチベーションが低下し、やりがいが感じられなくなってしまったため、転職したくなることが考えられます。
他業種に通用するスキルが身についているのか不安
受付の業務範囲は広いとは言えず、限定的な仕事内容である場合が大半です。
そのため、「このまま受付として働き続けて転職したくなった時、他社でも通用するスキルが自分にはあるのだろうか」と不安を感じ、早めに転職したいと思うようです。
長く続ける仕事ではないと思った
受付担当者として働くための条件として、若々しさが求められるケースは少なくありません。
人は必ず老いるもの。年齢を重ねた時「若々しさが求められる労働環境に身を置いたままでいられるのだろうか……」と疑問を感じるのだとか。
年齢を重ねるごとに、転職に対する意識が高まるのではないでしょうか。
来訪者の対応に疲れた
受付にはさまざまな方が訪れます。時には、理不尽なクレームをつけられることもあるでしょう。
また、目立って嫌な人が来なかったとしても、人と関わることにいつしかストレスを感じるようになり、対応に疲れてしまったという意見も見受けられます。
働くうえで人との関わりは避けられませんが、少しでもその機会を軽減させたいと思うようになり、転職をしたいと考えるそうです。
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
受付からの転職には接客業がおすすめ!
受付から転職をする場合、どのような仕事を選ぶと採用につながりやすいのでしょうか。いくつかの例を紹介します。
接客業
接客が嫌で受付を辞めたいのでなければ、接客業で受付のスキルをいかすことをおすすめします。
接客業と一口に言っても、その種類はさまざま。例えばホテルのフロントスタッフでは、素早く正確な案内を提供するスキルをいかせるでしょう。
また、ベルスタッフや客室係といった業務でも、礼儀正しく気持ちの良い態度で相手に接することが求められるため、受付担当者として働いてきた経験は大いに役立つはずです。
ホテルスタッフは「究極の接客業」とも呼ばれる職業。受付業務で培った接客スキルをいかしたいのであれば、ホテル業界への転職を検討してみてはいかがでしょうか。
事務職
受付事務をしていた方が、事務職へ転身するケースも珍しくないのだとか。
パソコンソフトを使ってデータ管理や資料作成をしていた方などは、事務職に転職しても大きなギャップを感じずに済むでしょう。
また、事務職に携わる上で、社員との円滑なコミュニケーションは必要不可欠です。受付で身につけた対人スキルは、事務職をする際にも大いに役立つはずです。
営業職
コミュニケーション能力に自信があり、人との関わりを苦に感じないという方には、営業職への転職もおすすめです。
人と接することに苦手意識がある人にとって営業職の壁は非常に高いですが、受付の仕事を問題なくこなせていたとしたら問題はないはず。
面接では受付で培ったコミュニケーションスキルを大いにアピールしましょう!
受付から転職する時に注意すること
受付から転職する際の注意点について紹介します。
受付で身につけたスキルをアピールできる求人を探す
前の項目でも紹介しましたが、受付からの転職のポイントは、受付の業務を通じて身につけたスキルがいかせる求人を探すことです。
もちろん、まったくの異業種に挑戦してはいけないということではありませんが、スムーズな転職をお望みの方にはこの方法が適しているでしょう。
決意を固めたら早めに行動を開始する
もし、転職の意思が固くゆるがないのであれば、できるだけ早めに行動を開始しましょう。
すべての受付担当者に該当するわけではありませんが、受付の仕事にはどうしても若さが求められがちです。また、転職そのものも、若ければ若いほど有利になる傾向があります。
迷っているうちに身動きがとれなくなっては後々の対処が難しくなるので、迅速に動くことをおすすめします。
衝動的に転職を決めない
転職には思い切りが必要ですが、思いつきだけで突っ走ってしまうと失敗するケースがあります。
転職時期や自身のスキル、経済状況などあらゆる要素を加味し、本当に今転職すべきなのかを冷静に見極めるよう心掛けてくださいね。
受付から異業種に転職することは可能!
転職には不安が伴うもの。特に、業務範囲がある程度限定的な受付に携わっている人にとって、その不安はより大きく感じられてしまうのではないでしょうか。
しかし、アピールポイントさえ外さなければ、受付から異業種に転職することは十分に可能です。転職すべきかを慎重に判断し、行動を開始しましょう。
受付からの転職には、特にホテルや旅館のフロントスタッフがおすすめです。宿泊業界への転職をお考えの方は、当社サービス「おもてなしHR」をご利用ください。