移住者ならでは!転職活動の注意点!
労働人口が少ない地方の企業では、常に働き手が求められていますよね。また、自治体による移住関連のホームページなどを見ていると、UIJターンの求職者を大歓迎している様子が伝わってきます。
しかし、企業が求めているのは「都会からの移住者」ではなく「自社に貢献してくれる人」です。その点は一般的な転職活動と同様なので「移住者だから歓迎してくれるはず!」などと甘く見ないように気を付けたいですね。
そこをふまえ、次の項目で移住者の転職活動にふさわしい志望動機、面接での受け答えポイントを見ていきましょう。
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移住者の転職活動・志望動機と面接のポイント
移住はとても特別なことです。そのため転職活動の場においても、移住を決めた背景や地域に対する思いをアピールすることに重点が置かれがち。
熱意を持って移住してきたことを伝えるのは良いですが、転職活動はあくまでも「仕事をもらうための活動」だということを忘れないように気を付けましょう。
志望動機を考える際に気を付けたいこと
志望動機は説得力を持たせることが肝心です。「この業界でこういう仕事をしたい」「自分の経験をこういかせる」といったアピールは有効ですが、それだけでは「なぜその企業を選んだのか」が伝わりませんよね。
さらに移住者の場合は「この地域を選んで移住してきた理由・仕事を通して地域にどう貢献していきたいのか」といったことも志望動機に組み込みましょう。
冒頭で解説した通り、移住の話が中心になってしまうのは避けるべきです。しかし、まるきり説明がなければ「中途半端な覚悟でやってきて、すぐ都会に戻ってしまうのでは?」「人に言えない理由があって引っ越してきたのかも……?」などと思われてしまうかもしれません。
以上をふまえて、移住者の転職活動に適切な志望動機の例文を紹介します。
【例:ホテルのフロントスタッフに転職の場合】
「私はこれまで都内のホテルでフロントスタッフとして働いてきました。世界各国・日本全国からのお客様に、近隣の見どころを紹介し喜んでいただけることにとてもやりがいを感じておりましたが、2年・3年と働き続けるうちに、東京だけではない日本の良さを伝えられる仕事がしたい、と強く思うようになりました。
地方で働くことを検討するうちに、この地域に根付く文化の面白さに興味をひかれ、移住を決めました。○○町の営みを古くから見守ってきた貴館とともに、大勢のお客様に町の良さを伝えたいと考え、東京のホテルで培った接客スキルや英語力をいかせるフロントスタッフとしての就業を希望いたします。」
このように、応募先・移住先を選んだ具体的な理由と自分の経験・特技を同時にアピールできる志望動機が望ましいでしょう。盛り込む要素が多い分、冗長にならないよう注意してくださいね。
面接でのアピール方法
移住者が面接でぜひアピールしたいのは、元居た場所で身に付けたスキルを、移住先の地域・転職先の企業でどのようにいかせるかというポイントです。地元の応募者にはないと思われるスキルをアピールするのですね。
たとえば、東京都心から地方都市へ移住してきた人がアパレル業界に応募するのであれば、最先端の流行に触れて磨き抜かれたセンスや、ICTツールを使いこなせる、といった要素がプラスの評価になるかもしれません。
ただし、よその地域から来た人を警戒する人も居るでしょう。新天地のルールに従う柔軟性があることも、しっかりアピールしてくださいね。
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志望動機や面接での受け答えは、採用の可否を左右する重大なポイントです。移住の背景と組み合わせ、うまく伝えるにはコツが必要かもしれません。
移住先での転職活動で困った際には、転職のプロである転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。的確なアドバイスがもらえるだけでなく、希望にそった仕事を紹介してもらえる可能性もあるのでおすすめです。
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